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お医者さんの仕事はとても大変そうだけど、実際のところは?

2018.5.12

お医者さんの仕事は常に生死との隣りあわせでとても大変そうなイメージです。

そこでここでは、お医者さんの仕事が大変な理由や一体どのくらい大変なのか、また実際の医師の声をご紹介します。

また、もっとも大変な診療科目や自分の子供に医者の仕事を勧める?勧めない?についてもまとめてみました。

医師という仕事に興味がある人はぜひ参考にしてください。

お医者さんの仕事が大変な理由とは

1)命を預かるプレッシャー

医師の仕事には人の命を預かるという責任があるため、どんな小さな仕事にも緊張感がつきまといます。

たとえば、毎日の診察ひとつでも病気の見落としや誤診がないように気を引き締めなければなりません。一見軽い風邪のように見えても、丁寧な診察でその裏にある大きな病に気づくことがあります。

また誤診をしてしまうと、患者さんの生死を左右することもあり、病院の信頼問題にも影響を与えてしまいます。

さらに、大きな手術では、患者さんの生死に直接関わることになるため、そのプレッシャーは計り知れません。

2)不規則&多忙

医師の大変なところは、規則正しい生活を送ることができないことです。

花粉症が流行する時期の耳鼻科や、インフルエンザが流行する時期の内科や小児科など、食事の時間さえ取れないことや閉院時間になっても診察が終わらないということも少なくありません。

さらに産婦人科や救急科で働いている医師は大変です。ここでは、医師は24時間体制で呼び出しに備えることになります。

もちろん、やりがいも大きいのですが、大変な仕事であることに間違いはありません。

お医者さんの仕事は一体どのくらい大変なのでしょう

給料が高額な職業についている人の多くは、肉体的、精神的にそれ相応の代償を払っているものです。

そこには医者も含まれています。

日本でもっとも不健康な生活を送っている人の中に、多くの医者が含まれいるでしょうし、多くの医者は倒れる寸前まで働いた経験があるようです。

私の知りあいの外科系医師は不眠傾向があり、睡眠導入剤を常用していました。

医師が働きすぎや、患者やその家族からのクレームに悩み、鬱病になった例もよく耳にします。

ちなみに、医者の仕事が忙しいのは、普段の診療や当直、急な呼び出しだけでなく、家族への説明、院内でのカンファや勉強会、学会で発表するためのデータまとめ、出張で勉強会や学会への参加、認定医や専門医などの試験があるからです。

医者の仕事は大変ですが、先ほども書いたように、やりがいもあります。
多くの医者は、仕事に対するプライドの持ち方が半端ではありません。

ある医者は、「病気になって死んでゆくのが自然の摂理なのだから、医者の仕事は神の意思に逆らっているのかもしれない」と語っていました。

お医者さんの仕事って大変そうだけど、実際はどうなの?

これまで紹介したように、お医者さんの仕事は本当に大変そうです。

ここでは医者の仕事について、実際に医師の声を紹介します。

○医者の仕事は科によって全然違う

医療ドラマでもおなじみの外科は、全般的に結構忙しい部類に入ると思います。

手術日は朝から晩まで手術。

その合間に入院患者さんの様子を見る。手術のない日は外来と入院患者さんの管理。緊急事態がおこれば、24時間365日いつでも緊急手術です。

では内科なら楽なのかというと、内科も毎日外来と入院患者さんの管理に追われています。

手術こそあまりないものの、消化管内視鏡(いわゆる胃カメラ)や、血管内治療(血管に柔らかいワイヤーをいれて行う治療)など大変な仕事もあります。もちろん緊急事態には呼び出しです。

しかし、実際はみんなけっこう楽しんでやっている部分もあります。

ただただ忙しいだけじゃなく、治療した患者さんがよくなれば嬉しいし、自分の医者としての成長に喜びを感じたりもします。

私は放射線科医ですが、放射線科っていうのは、レントゲンとかCT、MRIの画像を見て所見を書く仕事です。

基本的には1日中パソコンの前で画像を見続ける仕事ですが、私の場合はそれが好きで、自分で選んで決めた仕事なので満足しています。

お医者さんに聞いた、もっとも大変な診療科目とは

医師専門サイトに登録する7万人以上の医師を対象に、一番きついと思う科を教えてもらいました。

1位は「どの科も同じ」という回答で、24.4%と全体の約4分の1を占めました。

2位は「産婦人科」で21.9%。

3位は「外科医」で14.5%。

では、回答コメントをご紹介します。

1位 どの科も同じ

・どの科にもそれぞれの大変さがあります。その人によって、何がきついかの基準も違いますし。(脳神経外科医)

・配置されている人数や、配属されている医師の技量次第だと思います。(循環器内科医)

・病院によると思います。人手がないところはどの科でもきついのではないでしょうか。(30代、小児科医)

・基本的にはどの科も同じだと思います.自分にとって興味のない科が一番つらいでしょう。(整形外科医)

・本人の受け止め方次第だと思います。(耳鼻咽喉科医)

2位 産婦人科医

・時間的制約もきつく訴訟リスクも高いので。(血液内科医)

・赤ちゃんに何か異変があったり、全く問題ないようなことでもクレーム対象になり、その対応が心身を疲れさせる。(精神科医)

3位 外科医

・手術が多く、時に緊急手術もあり心臓血管外科がきついと感じます。その分やりがいもあるでしょうが。(内分泌科医)

・心臓血管外科の先生はほとんど家に帰れません。(耳鼻咽喉科医)

・手術だけでなく、術後管理や外来フォローもされています。当たり前のように長時間労働をされているのに驚きです。(麻酔科医)

お医者さんは自分の子供に医者の仕事を勧める?勧めない?

お医者さんに聞いてみました!
子どもがいたら医療従事者という仕事を勧める?勧めない?

【開業医】

・怖い仕事だがやりがいがある。

・辛いことや悲しいことも多く、体力・精神力を要するが、自分自身は医師を選択して後悔はしていないので、勧めると思います。

・医師として生きてきて、今も患者のための診療をしていると自画自賛している。人助けの生き方を選ぶなら、これほどやりがいのある職業はない。

・子供には自分で職業を選ぶ権利はあるので特に強制はしなかったが、親の姿を見てなのか息子2人が医師になった。

・女性で医師は損です。うちは女の子ばかりでさっさと医師以外の旦那さんを見つけさせて嫁にやりました。

【勤務医】

・やはり向き不向きがある。一生勉強する職業だし自分でなりたいと思うのならいいが、人から言われてなるのは苦痛だと思う。

・やりがいのある仕事だから。人の役に立てるから。高学歴の人でも就職難の時代に、職に就けないということはないから。

・勉強が好きで、真面目にコツコツできる性格でないと、医者になってからもろくなものになりません。その子の素質を見極めたいと思います。

・本当にやりたい人がなるべき職業。偏差値が高いからとか、収入がいいからなどの価値観でなるものではない。

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意味ペディア編集部

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