警察が訪問してきた!1人だったら巡回連絡の可能性も
2018.5.30
家にいるときに急に警察が訪問してきたら、何かあったのかと驚いてしまう人もいるでしょう。
対応してみると警察官が1人で、さらに個人情報を聞いてきたら・・・
テレビなどで警察はペアで動くイメージが定着しているため、多くの人は「本当に警察?教えて良いの?拒否したらあらぬ疑いを掛けられたりする?」と色々な事を考えると思います。
実は、警察官が1人で民家を訪問することもあるのです。目的などをご紹介します。
この記事の目次
警察が自宅に1人で訪問!本当に警察?
つい先日我が家にも警察官がひとりで来ました。正直、インターホンに写る警察官を見た時にはまず一番に「何かしたかな?!」という不安がよぎりました。
玄関で迎えてみると、住所と家族構成を教えて欲しいと言われました。
その理由としては、この自宅訪問は巡回連絡と言い、例えば子供が迷子になった時や家族に事故などのがあった時の連絡手段などに活用するとお話がありました。
うちは5年前に新築しましたが、以前巡回に来た時はまだここは空き地でしたので、警察の台帳にも空き地と記載されていました。
そこへ住所と連絡先、住んでいる家族の名前を記載しました。
私の住む住宅地は分譲されたばかりの土地も多く、続々と住宅地へと拡大されている場所でしたので、人もかなり増えてきたと思います。
最近警察官が一人でこの住宅地を歩いているのを見かけた事があり、夕方になると交番の方へ歩いて行くのを見ていたので、私はあまり不思議には思いませんでしたがその警察官によると”コスプレをした不審者なのでは?”と疑われることもあるそうです。
そのため、その警察官は私は●●と言います。もし不安な場合には〇〇交番の○○という警察官がいるのか問い合わせてもらってかまいませんので・・・。と言って次の家へ向かいました。
確かに今の世の中ですと信じて良いのか不安に感じる事もありますよね。
警察が1人で民家を訪問するのはどんなケースがある?
警察官が一人で訪問するのには「巡回連絡」と「捜査」のための2種類があります。
「巡回連絡」というのは、その地域を受け持つ交番ではその地区の民家の数や住む住人の家族構成や緊急連絡先を聞いて回っていることです。
これは以外にも大切なことで、例えば留守中や旅行中などに火事になってしまった場合や嵐で家が破損してしまった場合などで家に何か被害が出てしまった時にも、交番へ緊急連絡先を伝えておくことですぐに連絡をもらえる事ができるからです。個人情報なので教えたくないという人もいるでしょうが、巡回連絡には素直に応じておいた方が良いと思います。
また住んでいるのが誰なのかを知るためだけではなく、その地域で最近起きている犯罪があれば(空き巣など)それを伝えたりなどの注意喚起の連絡を行う事も目的とされています。
どうしても教えたくない人は、断ることもできますが何度も断る場合にはその記録もつけられ、家に何かあった時にはその家の住人には連絡がいかないという状況になります。
また捜査のためにも一人で訪問する事は十分にあり得る事です。
その捜査の内容はもちろん様々ですが、近所で窃盗や空き巣の被害があった場合にも、犯人逮捕のために聞き込みで来ることはあるでしょう。
警察が1人で民家を訪問して巡回連絡をする理由や頻度は?
巡回連絡を行うのはその地域を担当している交番に勤めている警察官であり、1年に1回または数年に1回の割合で行なわれることが多いそう。
引っ越しなどのタイミングで初めて警察官が来た、とびっくりする人もいるでしょう。
現に私自身も今の家に定着するまでには一人暮らしも含め3回ほど引っ越しをしているので今までに一度も巡回連絡に来たことがありませんでしたし、今の家に巡回連絡へ来た時も以前は5年前という話でした。
巡回対象としては、担当区域の事業所や一般家庭で定着性のある対象の場合には2年に1回以上、アパートなどの賃貸などの場合は半年に1回、事業所等は年に1回以上を巡回することとなっているようです。
また巡回を行う時間帯は昼間のため夜に行う場合は警察署の地域課長の許可がなければできないこととなっています。
またマンションなどの賃貸の場合は管理会社に任せてあるからと拒否する人も多いと思います。確かに管理会社に記録はありますし住民票などから緊急連絡先を探しあてることはできますがこの巡回連絡カードに記載があると何かと対応が早いです。
今では一人暮らしの不慮の事故や孤独死などで人知れず亡くなってしまっていた・・・なんてこともあるので、そういった時にお世話になるのはその担当地域の警察署になります。その時に巡回連絡カードに緊急連絡先の記載があると役立ちます。
巡回連絡は警察が1人で訪問するか用紙が投函されている場合も
直接自宅へ警察官が来ることがあるというお話をしましたが、他にも自分で届けるというケースもあります。
その場合はポストに「巡回連絡カード」が入れられており必要な情報を記入したら警察署へ持参するという方法になります。
この時、個人情報を教えたくない人は拒否すれば済みますし、何かあった時に連絡手段として役立たせたい人は記入して持っていくようにしましょう。
このカードはあくまでも任意のものですので拒否したからと言って、罰則があったりするものではありません。
巡回連絡に記載するる情報は「住所・氏名(家族全員と家族構成)・緊急連絡先・生年月日・勤務先」などでその他にも自転車の登録番号なども聞かれる場合があります。
警察が1人で民家を訪問なんて怪しいと思ったら断っても良い?
毎年来ていてなじみのある場合は不思議も思いませんが、何年も住んでいて初めて来た場合には「怪しい」とか「個人情報を教えたくない」思う人も多いと思います。
任意ですから拒否する事もできますし、不安な場合には警察官の名前を聞いて交番に問い合わせてみるのも良いでしょう。
その地域によってくる回数もまばらになると思います。主人の実家がある駐在所がある小さな町では毎年のようによく来ていたと聞きますし、入れ替わりの多い地域や人がどんどん増えている地域の場合には巡回連絡も追いつかないうえに日中にタイミングよく当たらなければずっと来ることがないままという事もあるでしょう。
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