バレエに柔軟は必要!厳しい柔軟ストレッチに耐えるべき
2018.6.10
バレエにとって柔軟性はとても必要なことです。
例えば、海外のバレエ学校なんかではとても厳しい訓練にも耐えなければならないそうです。
では、どうすればバレエをするための柔軟や身体能力を得ることができるのでしょうか?
そこで、バレエにとっての柔軟の重要性や柔軟を得るためのストレッチ方法などについてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
バレエの柔軟は厳しい!?柔軟の重要性
バレエの動きを見ていると180度前後左右の開脚。足が耳につくどころか頭の後ろに回りこむほどの柔らかさが当たり前のように思えます。
しかし、実際にはプロのダンサーでも柔軟に苦手意識を持っている人はたくさんいるのです。
それでも、痛みに耐えながらバレエのために柔軟を続けているのです。
注意したいのは、痛いのは身体がまだ硬いせいだと思いこみ、がむしゃらに痛い柔軟を続けるのは危険です。
もちろん、付加をかけない柔軟ではあまり意味がないことも確かですが、適度な柔軟を行う必要があるのです。
バレエでは高く足を上げる動作が多くありますが、ただ足を上げれば良いというわけではありません。
正しく踊ること、美しく踊れることが大切なのです。そのためにも柔軟な身体を作っておく必要があります。
180度の開脚をきれいに見せるためには、それ以上の開脚ができるほどの柔軟が必要になります。
また、身体の柔軟性は怪我をしないためにも重要なこと。毎日コツコツを柔軟を続けることがバレエを美しく見せ、怪我をしない身体つくりに欠かせないのです。
海外のバレエ学校は柔軟が厳しい!?
海外のバレエ学校には、とても厳しい条件をクリアし手入学しても、そこからさらに厳しい毎日が待っています。
入学前のオーディションでは、足の形や柔軟性、健康状態など適正を非常に厳しくチェックされます。
たとえば中国では、文化てきに女性の大きい足は美しくないとされ、子供の頃からわざと小さい靴を履かせて小さい足を作ります。
足の甲を美しく見せるための矯正をするのです。
4~5歳から親元を離れて寮生活をしながらバレエ漬けの毎日を送ることになります。
まず、なんといっても柔軟です。
竹のムチを手にした先生が厳しく柔軟を指導し、子供たちは泣きながらそれに耐えて毎日を過ごすのです。
幼い子の場合は、多くが親が強制的に入学させていることもあり、子供たちは自分の意思で学校を辞めるわけにもいきません。
また、ロシアやヨーロッパのバレエ学校では、バレエのレッスン以外にも語学や歴史、解剖学なども学んでいます。
生活のすべてがプロのバレエダンサーになるために費やされているのです。
バレエをするためには、厳しい柔軟に絶えるべき
最近は、大人がエクササイズの1つとしてバレエを取り入れるケースもあります。
ある40代の女性は、たまたまスポーツクラブの柔軟性検査を受けたところ「70代女性の平均よりも硬い」と言われてしまいました。
それがきっかけで、たまたまスポーツクラブのプログラムにあったバレエに興味を持って参加することにしました。
案の定、身体はガチガチ。ストレッチでインストラクターの指示に従っても全く身体が動きません。
周囲の参加者はスプリッツや脚抜きを軽々とやってのける人たちばかり。
とはいえ、前屈で床に指すら届かない仲間も数人いて、毎回ヒーヒー良いながらも柔軟を続けました。
徐々に柔軟性がついてくると、バレエにとって必要な動きも理解できるようになります。
柔軟性は美しいバレエのためにも必須なもので、それができる人たちはみんなスタイルが良く、その姿勢も美しいと分かってきました。
バレエのためのストレッチのメリット
バレエを美しく踊るために考えられたバレエストレッチは、ダンサーだけでなく多くの女性たちにもメリットがあります。
・全身のバランスと整え、美しい姿勢を作る
・使われていなかった筋肉を使うようになる
・スラット真っ直ぐな脚になる
・全身の血行が改善され、コリが解消する
・年齢に関係なく若々しく見える
朝目覚めてすぐに行うと、頭がすっきりしますし。
また、夜の就寝1時間前くらいを目安に柔軟を行うと、睡眠の質を高めてくれる効果も期待できます。
身体の温まった風呂上りに行うストレッチもいいでしょう。
◆床に座ってできるストレッチ
1.あぐらで座り、片方の前足を持って雑巾を絞るようにひねります。片足10回ずつ行いましょう。
2.次にヒザから足先を真っ直ぐににしたまま、曲げ伸ばしを行います。つま先が内側や外側を向かないよう、片足10ずつ行います。
3.足先と足首に手を当てて手前に引き寄せましょう。伸ばした足と、お尻の外側が伸びていることを意識して10~20秒程、息を止めずに行うことにも注意しましょう。
180度開脚への道へ!椅子を使ったハムストリングスのストレッチ
股関節の後ろ側にある筋肉を伸ばすストレッチです。
骨盤をやや前傾気味でこないましょう。(ただし、腰はそらせすぎると負担が大きくなるので注意が必要です):
■椅子を使った股関節後面(ハムストリングス)ストレッチ
壁や机に手をつき、椅子に伸ばしたい脚を乗せます。
胸を張って軸足をゆっくり曲げましょう。ここで背中を丸めないよう注意します。
腰に負担をかけすぎない程度にお尻を突き出すと効果が上がります。
■床での股関節後面(ハムストリングス)ストレッチ
方ヒザ立ちをして、ゆっくりとお尻を後方に引きます。
胸を反らせるようにして視線を上げましょう。
※いずれも痺れや違和感を感じたらすぐに注意しします。ヒザに違和感がある人は、必要以上に負荷をかけないようにしてください。
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