子供が奇声をあげる理由!奇声は意志表示?対処法とは
2018.3.28
周囲にたくさん人がいても、幼い子供は急に大きな声を出したり奇声をあげたりすることがあります。
ママは周りに迷惑を掛けてしまうのではないかとヒヤヒヤしてしまうかもしれませんね。
子供が奇声を上げる時は何か理由_02があるはずです。その理由と対処法についてお伝えします。
この記事の目次
子供が奇声を上げる理由は?
子供が奇声をあげる時は色々な理由が考えられます。
■周囲の反応で遊んでいる
奇声をあげたときに周りの人が自分に興味を示してくれたり、びっくりした顔をする、「どうしたの?」と声をかけてくれるなど、自分に対する周りの反応を見て遊んでいることもあります。
■興奮状態になっている
テンションが上がっていたり、何か楽しいことがあるときに、興奮を抑えることが出来ずに奇声を上げていることがあります。
■不機嫌になっている
眠い時や空腹のときなど、ご機嫌ななめの状態になって奇声を上げていることもあり、4歳~5歳ころの子供にも見られます。
■思い通りにならないから
言葉を話せない頃は自分の感情を上手く伝えられずにもどかしくなり奇声を上げることがあります。自我の発達とともに、奇声を上げて不満を伝えています。
■不安になって戸惑っている
見知らぬ人に合ったり、知らない場所に行ったときに不安を感じて奇声を上げていることがあります。
ストレス発散・精神安定を保つための防衛本能から、このような行動に出ることがあります。
子供が奇声を上げるときは子供なりの理由がある!
子供の自我が発達してくると、自分でやりたいことや伝えたいことが上手く表現できずにストレスが溜まってしまうことがあります。
そのことに対してどうして良いかわからないため、奇声を上げることでストレスを発散していることもあるのです。
ママが出来る対処法としては、子供がやりたがっていることをやらせてあげたり、子供の出来る範囲で挑戦させてあげることが良いです。
上手く出来なくてグズグズすることがあるかもしれませんが、その時はそっと補助をしてあげたり、出来たところを褒めてあげるなどして対応してあげましょう。
上手に出来なかったり、気持ちを表現することが出来ずに奇声を上げてしまった時は、「○○したかったんだね」「出来なくて悔しかったね」など、子供の気持ちをママが代わりに言ってあげて、抱きしめて落ち着かせてあげるようにしましょう。
気持ちが落ち着いたころに、出来なかったことへの対策を優しく教えてあげて、大きな声を上げるのは良くないことなのだと、根気強く伝えるようにしましょう。
こういったことの繰り返しで、子供は色々なことを学んでいきます。
子供が奇声を上げる理由・わがままを聞いてもらいたい!
言葉を上手に話すことが出来寧年齢の時は、奇声を上げて自分の感情を表現することがあります。
眠いけどどうしたらよいかわからない・お腹が空いたけど上手く伝えることが出来ないなど、伝える方法が分からずに大声を出すのです。
ママは子供の様子を見て、子供の欲求を代わりに言葉にしてあげましょう。
「眠いよねー!お昼寝しようか」「お腹が空いたね!ご飯を食べようか」と、優しく代弁してあげると子供も理解してもらえたと感じて安心するようになります。
更に、「自分もこんな風に言葉に出せばいいんだ!」ということも学ぶことも出来ます。
自分の思い通りにならなくて奇声を上げる時もありますが、単なるわがままだとママが判断した時は、いくら奇声を上げても大きなこえを出しても、そのことを認めてはいけません。
ママがしっかり線を引いて対応することが大切になります。
そうすることで、大声を出して泣いてもどうにもならないんだということを知って行くのです。
もしもわがままを許してしあえば、子供は「こうすれば欲求が通る」!と思ってしまい、いつまでもこの行動を繰り返すようになってしまいます。
子供と向き合って!親の都合で叱らない!
毎週欠かさず見ているドラマのいいシーンで子供が奇声を上げてテレビの音が聞こえない!という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
この時、子供はママに何か欲求を伝えようとしているのかもしれません。
自分の都合で「静かにして!」と叱ってはいけません。
他にも、親の都合通りに子供が動いてくれない時にママの感情で起こってしまうのもやってはいけないことです。
子供がこのような行動に出る時は「欲求・拒否・逃避・かまって欲しい・感覚刺激が欲しい」というような理由が考えられます。
おやつを与えるなど、子供がやって欲しいことをしてあげれば一時的に解消するかもしれませんが、問題自体が解決したわけではありません。
親の都合に合わせて欲求を叶えていると、いつまでも問題行動が解決せず、堂々巡りになってしまいます。
子供が奇声を上げて欲求を伝えてきたときは、自分の都合で叱らずに向き合ってあげましょう。
子供の意識をほかに向けてあげるのも効果的ですので、一緒に遊んだり本を読む、子供に好きな遊びをさせてあげるなどの方法を取ってみましょう。
子供に安心感を与えてあげて!
1歳~2歳くらいの子供が奇声を上げる時は、自分に注目してほしいという感情が隠れていることがあります。
積み木を上手に積み上げることが出来たり、注目してもらいたい時や褒めて欲しい時に奇声を上げることがあります。
このことを改善するには、親がいつも見守っているということを子供にわかってもらうことが大切になります。
いつも見ててくれるんだと、子供に安心感を与えてあげましょう。
ですが、親も忙しくしている時もありますよね。
そんな時は少しの時間でも良いので、手を止めて子供と向き合ってあげましょう。
そうすれば安心してくれるようになります。もしも本当に手が離せない状況であれば、前もって「これからお洗濯を干すから少し待っていてね」と、声をかけてあげましょう。
子供がちゃんと待っていられたら、「待っていられて偉いねー」と、出来たことを褒めてあげてください。
生活のリズムをしっかり作ることで、子供も一日の流れを理解できるようになります。
子供との関わり方を変えて安心感を与えることで、子供が奇声を上げる回数も減ってくるようになります。
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