猫のトイレには「おまる式」がある?猫のトイレ事情
2018.4.11
猫のトイレといえば昔ながらの固まる砂や紙の砂、ペットシーツ併用などいくつかのタイプがあります。
そのなかに「おまる式」のトイレもあるというのですが、どんなものなのでしょうか。
猫との相性もあるので、どんなトイレがいいかは猫に要相談?
この記事の目次
おまる式の猫トイレ、メリットとデメリットとは?
おまる式トイレの最大の利点は、砂の飛び散りを防ぐということ。
猫砂に直接体を入れるのではなく、真ん中に穴の開いた蓋のような部分から用を足すので多少砂をかいても、飛び散りはほとんどありません。
便も砂を書き出す動作で押しつぶされたりしないので、片付けも楽。
ただし、通常の猫砂トイレとは形状が違うために猫がなかなかトイレだと認識しれくれないのか、用を足せない猫も。
最悪、布団の上など絶対に粗相して欲しくない場所で……ということにもなりかねません。
猫との相性は重要ですよね。
◆おまる式猫トイレのメリット
・砂が飛び散らない
・汚しにくく衛生的
・見た目がカワイイ
・邪魔にならない大きさ
◆おまる式猫トイレのデメリット
・トイレ自体の価格が高め
・猫によっては相性が悪い
猫のトイレ種類の中では砂の飛び散り防止に優れた「おまる式」
猫を飼っていると、かわいいけれど困らされることや、ちょっと気になることも出てくるもの。
トイレの砂の飛び散りもその一つ。
それを解決してくれるのが、おまる式の猫トイレ。
とにかく砂の飛び散りが気になるという人からは、かなり良いとの評判が多いようです。
猫のトイレは本来、1匹に1個設置するのが望ましいのですが、ある程度多めの方が猫には快適なようです。
数があると、オシッコ用とウンチ用で分けて使う猫もいるんだとか。
おまる式は猫の好き嫌いもあるので、複数のトイレのうちの一つをおまる式にして試してみるといいのではないでしょうか。
覗き込んで前足でいたずらする性格の猫では、砂を飛び散らせることもあるかもしれませんが、飛び散り防止では評価が高いですね。
掃除のしやすさや見た目の可愛さなど、飼い主の意向によって決められてしまう猫のトイレ。
使うのは猫なので、猫の要望も聞いてあげたいところです。
便利な猫のトイレいろいろ。おまる式の他に自動掃除トイレも?
おまる式のトイレは、フタの真ん中に穴が開いたような構造で、その穴から下の砂に便を落とす構造です。
便秘がちでお尻を持ち上げてする猫には向かないかもしれません。構造に馴染めない猫もいることは知っておく必要があります。
良い点は、砂の消費を抑えることができることや、使える砂の種類も多く臭いを軽減できます。(※トイレシートは使えません)
ただ、排泄直後に自分で砂をかけることができないので、臭いを気にする猫は嫌がることがあります。
複数の猫を飼っていて、何か所にもトイレを配置している場合のメインのトイレとして使うと良いでしょう。
ちょっと変わったものでは、排泄物を自動で除去してくれて、まとまったものを捨てるだけというラクチンなしろもの。
だたし、数万円もする高価なものなので簡単に試すのはちょっと難しそうです。
猫のトイレは「猫の数+1」。トイレの数は余裕を持って
猫のトイレは、「猫の数+1ヶ所」が良いとされています。
1匹で飼っていても2ヶ所は欲しいというわけです。複数の猫を飼っているのなら、猫1匹に1ヶ所ずつとその他に一つですね。
猫本来、弱肉強食の野生の世界で生きるハンター。自分の臭いを悟られることは命に関わる重大事です。
自分の臭いは可能な限り残したくないのです。
トイレを汚れたままにしていると、排泄を我慢してしまうことも多く、それが原因で病気になってしまう可能性があるのです。
トイレはできるだけこまめに掃除するようにして、余裕を持った数を用意しておくことで猫にとって快適なトイレ環境を作ってあげましょう。
旅行など、数日家を空ける場合は、いつもより多めにトイレを準備してあげるのがベスト。
安価なトイレを予備で購入しておけば、数日の留守でも猫のトイレの心配はしなくても済みますよ。
猫のトイレはオシッコで1日2~3回。それとなく観察しよう
猫は1日に2~3回のオシッコをします。もし、それより少ない場合には、水を飲む量が少ないかもしれません。
水を飲む量が少ないと、尿石症など排泄に関連した病気になりやすくなってしまいます。
複数個所に飲み水を置いたり、新鮮な水をあげるようにして猫が水を飲みやすい環境を作ってあげましょう。
どうしても水を飲む量が少ない猫の場合は、ドライフードよりもウェットタイプで水分量が多い物を中心に与えるようにします。
定期的に尿検査などを受けて、病気の疑いがないか検査しておくのもいいでしょう。
尿だけでなく、水の摂取が少ないと便が硬くなり便秘になりやすくなります。
長期間に渡って排便がない、極端に排便の回数が少ないといった場合には巨大結腸症などのおそれもあります。
トイレで長く踏ん張っていたり、排便の時に苦しそうな鳴き声を上げるなどの異常が見られたら、すぐに獣医師の診断を受けましょう。
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