仕事でミス・・・重大なミスを二度と繰り返さない為の心得
2018.4.28
仕事で重大_02なミスをしてしまうと気持ちも落ち込み、場合によっては会社を辞めたい・・・なんて思うこともあるでしょう。
ミスをしてしまったら、どうすれば良いのでしょうか?そもそも何故ミスをしてしまうの?
もうこれ以上仕事で重大なミスをしないために・・・知っておきたいことをご紹介します。
この記事の目次
仕事で重大なミスをすると、こんな結末になることも・・・
ミスの大きさにもよりますが、会社によっては始末書(顛末書)の提出を求められることがあります。そしてあなたへの処遇が言い渡されるでしょう。
その時の状況によって、会社の判断は大きく変わります。もし多額の損失を出してしまったという場合でも、そもそも引継ぎに問題があってミスが起きてしまったという場合は、あなただけの責任にならない可能性もあります。過失や故意で起こしたミスでないのであれば、諭旨・懲戒免職までにはならないでしょう。(あくまでも会社の判断になりますが)
しかし、数ヶ月の懲戒処分になるということはあります。更に、もし仕事への気力が無いとみなされてしまった場合には、それを理由にして解雇されてしまうこともあるのです。(この場合でも失業給付金の対象とはなります)
そして、次の仕事を見つける上でも悪影響を及ぼしてしまうことも考えられます。自己都合での退職と、諭旨・懲戒免職では大きな差があるのです。
こういった場合に自己都合として退職を申し出る人が多いのは、このような理由があるからです。
仕事で重大なミスをしてしまった時、まずは上司に報告を
仕事で重大なミスをしてしまった場合、まず初めにすることが上司への報告です。そして報告をする際には、必ず正直でいてください。言い訳をするのは、同僚からの誘いを断る時にとっておきましょう。起こってしまったことを、嘘偽りなく正確に伝えて下さい。
何かを忘れたことでミスが起こったのであれば、自分がぼーっとしてしまっていたと説明して、何か正当な理由があるのであればそれも伝えます。
もし、真剣に誠意を持って挑戦したけれど失敗してしまったという場合は、何も恐れることはありません。一番恐れるべきは、何もなかったフリを続けて問題が大きくなることです。
そして、影響を受けた人全員に謝るということも忘れないでください。あなただけが原因のミスでは無いかもしれませんが、全ての責任を負って誠心誠意謝罪する事で、あなたの想いはきっと伝わります。一緒に働いている人たちの目標と頑張りを気にかけていることを、真剣に伝えましょう。
仕事で重大なミスをしても、暗い気持ちになりすぎるのはNG!
仕事でミスしてしまうことは、誰にでもあります。意外にも、自分が思うほど周りはあなたのミスを気にしていないかもしれません。
仕事でミスをして落ち込む気持ちはわかりますが、暗い気持ちでいられる方が同僚にとっては迷惑です。決して「すみません」「ごめんなさい」などが口癖にならないように注意しましょう。
暗い気持ちでいると、そのうち仕事を辞めたいと思ってしまうようになります。何もかもネガティブに捉えてしまい、全部自分が悪い、自分が会社にいるから迷惑がかかってしまっているんだ、仕事を辞めよう・・・となるのです。
ミスや失敗は悪いことではなく、失敗する度にスキルアップしていきます。今の上司が先輩があるのも、沢山のミスを経験したからかもしれません。そう考えると、自分のミスなんて大したことないように思えてきませんか?
仕事をして、会社の利益になるような人に育ってくれた方が会社の為ということは明らかです。だから、一つのミスが原因で会社を辞める必要なんてないのです。その経験を活かして、会社に貢献してくれた方が企業としてはよっぽど嬉しいのです。
しっかりと反省し、強い気持ちを持って次に繋げましょう!
なぜ仕事をする上でミスは起きてしまうの?
ミスをするのにも様々な理由がありますが、あなた個人の問題だけでなく、そもそもシステム自体に不備がある場合も多いのです。
例えば、ダブルチェックをしていたか、対策マニュアルはあったのか、安全確認マニュアルはあったのか、社員教育はきちんとなされていたのか・・・などがあげられます。
ところで、「ハインリッヒの法則」はご存知でしょうか?この法則というのは、重大な1件の事故(ミス)が起こった場合、その裏には小さなミスが29件もあり、更に300件ものヒヤリ・ハットが潜んでいるというものです。
大きなミスというのは、突然起こるものではありません。そこに行きつくまでの小さな危険性やミスを対処出来ていなかった為に、結果的に起こってしまうものなのです。
その為、ミスをした個人が悪い!と言いきれるものでもありません。まずは、環境やシステムには不備が無かったのかを見つめなおし、改善していくことが大切です。
仕事でミスばかりする人は、こんな人!
仕事において「チェックをする」ということは、ミスを起こさない為に大切な作業であり、社会人として出来て当然のことです。しかしそれを怠る人というのは、元々面倒くさがりの性格の人に多いと思われます。何においても、「まぁ大丈夫でしょう」という考えが働いてしまうのです。
このような面倒くさがり屋の人というのは、想像力が足りない傾向にあります。その為、そのような人には「あなたがミスをすることで、会社がこれだけの損害を被り、周りにこれだけの迷惑をかける」ということを具体的に伝えてあげると良いでしょう。
また、新人の場合によくあるのが「書類の誤字脱字」「ビジネス文書において、言葉の使い方を間違えている」「伝達ミス」などです。しかしこれらの問題は、時間が解決してくれるかと思います。手間ではありますが、その都度ミスを指摘して見守ってあげましょう。
そして、メールでのトラブルというのも頻繁に発生します。宛先を間違えて、誤送信してしまったという経験をしたことがある人も多いのでは?セキュリティシステムの導入も効果がありますが、送る前に各々がきちんと確認する事でミスを防ぐことが出来ます。
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