言葉の意味からニュアンスそして解決策まで

言葉の意味からニュアンスそして解決策まで│イミペディア

切り花を長持ちさせるための小技。ハイターは花瓶の汚れ防止にも

2018.4.29

切り花をできるだけ長持ちさせたいと思ったら、実はハイターが効果的。

花にハイターなんか、枯れてしまうのでは?と思ってしまいますが、実は理にかなった方法。

他にも切り花を長くもたせる方法について、いろいろ調べてみました。せっかく飾るなら、長く楽しみたいですよね。

ハイターが切り花を長持ちさせる?その検証結果は……?

◆塩素系漂白剤が酵素を破壊する

切り花の状態のバラを塩素系漂白剤を混ぜた水につけることで酵素を破壊し、切り花を長持ちさせます。

最適な量がわからない段階だったので、試しに行ってみました。

塩素濃度を失敗するとバラをダメにしてしまいます。

【1】500ミリリットルのペットボトルに水道水を入れ、塩素系漂白剤をスポイトを使って5滴ほど落とします。(150ppm程度)。

一例を上げると、大阪の水道水は0.3ppmなので、その500倍の塩素濃度です。

【2】切り花にしたミニバラ(白)をこの水に挿し、24時間おいてから普通の水道水を入れた花瓶に挿して経過を観察。

◆結果

最初から水道水だけで活けたバラは3日も経つと花びらが落ち始めました。

塩素系漂白剤のミスを吸わせたバラは、10日ほどが経過しても花びらが落ちませんでした。

その後、2週間ほどで枯れ始めました。

花を長持ちさせるには「水切り」を。ハイターは1滴で充分

切り花は、花瓶に挿す前に茎を水に浸した状態で根元を斜めに切りましょう。これを「水切り」と言います。

こうすると水を吸い上げやすくなります。

塩素系漂白剤は、入れるとしてもほんの数滴程度。通常の過敏なら1滴ほどで充分です。

花が枯れてしまう要因の一つは細菌の繁殖なので、水は毎日変えましょう。

気温が高い時期は、すぐに水が温くなってしまうので、氷を上げて温度を下げるのも一つの方法です。

ちょっと変わった方法では、清涼飲料水のサイダーを少しだけ水に混ぜます。

糖分の花の栄養になるんだとか。

しおれた花は取り除き、根本が痛んできたなと感じたら最初にしたように、水に浸して斜めに切ります。

花によって価格はまちまちですが、頻繁に替えるとバカにできない出費です。

一度買った切り花は、できるだけ長く楽しみたいですね。

花の長持ちにはハイターや酢が効果的。でも基本は毎日の水替え

花瓶に切り花を飾っている場合、毎日水を換えるのが基本です。

でも忙しくて換えられない、ついつい忘れてしまう。そんな経験があるなら塩素系漂白剤の出番。

花瓶の水に数滴入れるだけで、水の中の雑菌が増殖するのを抑えるため、水替えをちょっと忘れても大丈夫。

ただし、花のためにも、できるかぎり水替えは毎日行うようにしてください。

塩素系漂白剤を垂らすと、切り花が長持ちする他にも花瓶に水垢が付きにくくなります。
入れすぎると逆に花を枯らす恐れがあるので、ごくごく少量でOKです。

殺菌効果という意味では、酢を入れる方法もあります。

この場合も数滴程度ですので入れすぎには要注意。

塩素系漂白剤や酢を使う場合でも、可能な限り毎日新鮮な水に替えるよう心がけましょう。

せっかくきれいな花を飾るなら、気持ちもキレイがいいですよね。

花を長持ちさせるには糖分?咲かないつぼみにも効果アリ

切り花の扱いには、知っておきたい小技があります。

その一つが「水揚げ」です。

花屋で買った時点で水揚げはされていますが、家まで帰ってくるまで時間がかかったり、風に当たるなどすると花はしおれてしまいます。

そんなときは自分で水揚げをしてみましょう。

◆水揚げ

花を新聞紙でしっかり包み、切り口は10センチほど出しておきましょう。

バケツに多めの水を張り、花の茎を水の中に入れて5センチほど切ります。

そのまま2時間程度水につけたままにしてください。

かなり弱っている場合は、新聞紙も軽く水をかけて濡らします。

2時間ほど経過すると、しおれていた花も随分元気になるはずです。

切り花は根から切り離されていますから、自分で養分を摂ることができません。

つぼみの切り花が咲かないままになってしまうのは、水に栄養分が無いから。

市販の切り花用栄養剤を入れるか、炭酸が抜けてしまった清涼飲料水を少量加えるのもいいようです。

清涼飲料水の糖分が花にとっても栄養になるためで、家庭にある砂糖を少量入れてもいいとこのこ。

その場合は1リットルの水に対して、砂糖は5~10グラム程度です。

切り花を長持ちさせる方法をまとめると……?

仏壇のある家だと生花は欠かせません。

でも、意外と早く枯れてしまう仏花。少しでも長くもたせる方法をまとめてご紹介。

◆花瓶の中に10円硬貨

銅イオンが雑菌が増えるのを防いで水を腐りにくくする。

◆塩素系漂白剤

キッチンに常備している塩素系漂白剤を花瓶に1~2滴。水垢防止にも。入れすぎには注意。

◆水切りをする

水を張った中で茎を切る「水切り」はプロも使う定番の方法です。

◆水に浸かる部分の葉は取り除く

花瓶に葉が多く入っていると、雑菌が繁殖しやすく、水が腐りやすくなります。

葉は最初からある程度取り除いて。

◆市販の切り花用栄養剤などを使う

切り花が長持ちすることをうたった栄養剤などが市販されています。

数百円程度で、一回に使う量も少ないので、一度試してみてはいかがでしょうか。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

意味ペディア編集部

意味ペディアは、言葉の意味だけでなくニュアンスや解決策など、知りたい言葉を個人的見解も含めて解説するメディアです。調べ物の参考程度にお読みいただくことをおすすめします。

WEB SITE : https://imi-pedia.com/

 - 知識・雑学