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猫よけの水を入れたペットボトルの効果!これは伝説だった?!

2018.1.27

猫よけに水を入れたペットボトルを、家の周りに置いてあるのを見たことがありませんか?

これって本当に効果があるのでしょうか?伝説って本当?

猫よけの水が入ったペットボトルは危険な事もあります。間違った猫よけの方法などまとめてみました。

本当?猫は水が入ったペットボトルがニガテなの?

水に反射する光を猫が嫌がると言われてましたよね?

でも、実際はすぐに慣れてしまうようです。なので効果はあまりないようです。

この水に反射する光を猫が嫌がると言われた出所はハッキリと分かりませんが、水を入れたペットボトルを置いておくと、猫が怖がって近づかないという猫よけの対策が、全国的に広がりました。

庭先や門の前、電信柱などにペットボトルがずらっと並んでいたのを見た事がある人もたくさんいるのではないでしょうか?

ペットボトルがニガテではなくて、水に太陽の光が反射して光るので、猫が眩しくて近寄れないと言われていたのです。

猫も最初のうちは反射する光に戸惑っていたようですが・・・そのうちすぐに慣れていましたよ。

もちろん、太陽の光がない夜は、全然このペットボトルに水を入れた物は効果はありません。

なので、この猫よけ対策は、下火になってしまいましたよ・・・

猫が水が入ったペットボトルが嫌いと言うのは伝説?!

「猫は水入りのペットボトルを恐れる」という、この伝説の出所を知っていますか?

道を歩いていると、電柱や塀、庭先に水の入ったペットボトルが並べられているのをよく見たことがありませんか?

これはこの伝説「猫は水入りのペットボトルを恐れる」という都市伝説を信じている人が置いたのです。

とてもよく見る光景ですが、でも、なぜこのような慣習ができたのかはよくわかりませんよね?

この謎を解くためには、1980年代中ごろにさかのぼってみる必要がありそうです・・・

1980年8月10日、アメリカのカリフォルニア州の日刊紙のなかで、水入りのビンは犬を遠ざける効果があるという読者からの逸話的な報告が掲載されたのです。

その3年後に出版された本には、この逸話が都市伝説の1つとしてカウントされたようなのです。

その後、都市伝説は広がり、海を越え、世界に広がっていったようなのです・・・

猫よけの水が入ったペットボトルは危険な事もある!

みなさんもご存知のように、猫よけに水が入ったペットボトルを家の周囲に置いている事が流行っていましたよね?

そして、もうこの方法は効果がが全くない事もお分かりだと思います。
猫は、ペットボトルを怖がるのではなく、光の乱反射を怖がります。上記の記事でも言いましたが、猫は慣れてしまうようですね。

しかし!この水が入ったペットボトルで猫よけをするのは、デメリットが大きいのです。
思い出してください。小学校の理科の実験で、虫眼鏡で太陽の光を集めて火をおこす実験です。この実験は収れん作用の実験です。

この実験と一緒で、ペットボトルに水を入れると、虫眼鏡の役割をする事になります。
と言うことは・・・火災を起こす危険性があるのです。

すでに事例があるので、いくら火災の危険性が低いとしても無視する事はできませんよね。

以上の事からペットボトルに水を入れた猫よけは、もう廃されてしまいましたよ。

他にもあった!間違った猫よけの方法について

「柑橘系やコーヒーの匂い」

猫は嗅覚が鋭い動物です。なのでこのような刺激のある匂いは危険な物だと思い、避ける事があります。でも、この方法は、雨が降ったら流れておしまいですよね?
そのたびに匂いを付けるのも大変です。
そして猫も、危険な物として避けるのも最初だけで、すぐに危険ではないとわかってしまいますよ。

「柵で進入を防ぐ」

物理的な方法ですよね。でもこの方法も少し無理な所が・・・
猫のジャンプ力、そして爪と肉旧を上手に使って柵をよじ登る事ができてしまうからです。
もし完全に猫の進入を防ぎたいのなら、3メートルぐらいのツルツルの塀で家の周りを囲うしかありません。

「大声で脅かす」

この方法も難しいかもしれません・・・
脅かした時は猫が逃げますが、また戻ってきます。そして猫は、だんだんと音だけで実際に被害がないとわかってしまいます。

猫の活動は夜ですよね?夜に大声をだすわけにもいかないですよね・・・

野良猫について相談したいのですが、どうしたらいいでしょうか?

近所にいる野良猫・・・無責任に餌付けする人や、マナー意識は低い飼い主がいて困っている人はいませんか?

動物愛護管理法の改定などで、簡単に捨てたり捕獲できるのは昔の話です。
なので、もし保健所に連絡しても、改善はあまり期待はできないかもしれません。

無責任に餌付けをしたり、マナー意識が低い飼い主を口頭で注意するぐらいならしてくれるかもしれませんので、相談してみてください。

そして、動物愛護団体に相談するのも1つの方法だと思います。野良猫の保護については、専門的な知識があると思うので、相談に乗ってくれると思いますよ。

猫よけのグッズもありますが、最初は効果があってもどれもすぐに猫が慣れてしまうようでうすね・・・

野良猫も含め、全ての猫は法律の保護下にあります。行政でも対応しようがないのです。なので、行政が根本的な策を作るか、飼い主などの人々のマナー意識を高めるしか、野良猫の繁殖を防ぐ方法はないようです。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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