クリーニング後もスーツが臭い!においを取る方法
2018.2.22
スーツをクリーニングに出すと独特の臭いがしたり、汗の臭いが取れていないケースもあります。
独特の臭いの原因や汗の臭いが取れていない時の対処方法について調べてみました。
自宅でできる汗の臭いを取る方法や応急処置についてもまとめてみました。
この記事の目次
スーツが臭い!ドライクリーニングのにおいの原因
スーツをクリーニングに出すと独特の臭いがすることがあります。これには様々な原因があるため、一概には言えません。
しかし、ドライクリーニングの溶剤が残っていてにおいがする場合も多いです。
どうしてドライクリーニングの溶剤が残ってしまうのかというと、乾燥が不十分なためです。乾燥が不十分で溶剤が残ってしまうと、ドライクリーニングの臭いがしてしまいます。
スーツには肩パットなど分厚くなっている部分があるため、溶剤が残りやすくなってしまいます。スーツの他に、合成皮革など素材の特性上、機械で乾燥が出来ない衣類も同様に溶剤が残って臭いがするケースも多いです。
クリーニング後にドライクリーニングの溶剤の臭いが気になる場合は、乾燥が不十分と言うことです。自宅で対処する場合は、カバーから取り出して風通しのいい場所で陰干しします。溶剤は揮発性のため、時間をかけて乾燥させれば臭いが気にならなくなります。
クリーニング店に「乾燥が足りていないのではないですか?」という旨を伝えて、再度乾燥させてもらっても良いでしょう。
クリーニングに出してもまだスーツが臭い場合には?
スーツに汗の臭いや腋臭の臭いが付いていると、ドライクリーニングしても臭いが取れない事もおおいです。
腋臭は皮脂にばい菌がくっついたもので、汗でもばい菌が繁殖することがあります。つまり、スーツに汗や腋臭が付いているということは、スーツが腐っている様な状態に近いのです。
そのため、クリーニングに出しても簡単に臭いは取れません。クリーニングに出して汚れが取れている場合は、スーツ専用の消臭剤で臭いを消すことも可能です。
夏場など汗をかいたときは、来ていたスーツをすぐにクローゼットにしまわず、まずは干して乾燥させましょう。
ばい菌は湿度が高いと繁殖しやすいため、乾燥している場所に保管することも大切です。梅雨時期など、湿度が高い時も注意してください。
また、スーツを1着だけで毎日着るのではなく、最低2着は用意しましょう。2着のスーツを交互に着るようにしてください。
靴も毎日同じ靴を履いているとダメージも大きいし臭くなるので、2足交互に履くと良いと言われていますが、スーツも同じです。
汗の臭いを取りたいときのクリーニングの出し方
スーツに着いた臭いを取るのに、消臭スプレーは一定の効果を発揮します。しかし、一定であり、永遠ではありません。消臭スプレーだけでは限界が来ます。
汗の臭いを取るには水洗いするのが一番効果的です。最近は自宅で洗えるスーツも増えてきていますが、そうじゃないスーツを自宅で洗うのはリスクが伴います。そのため、自宅で洗えるスーツではないスーツは、プロにお任せしましょう。
スーツをクリーニングに出すと、特に指示しなければ一般的にはドライクリーニングをされます。ドライクリーニングだと、皮脂汚れは落ちますが、汗は落とせません。アンモニアやたんぱく質、塩分などは残ってしまいます。
そこで、クリーニングに出す時は「水洗い」か「汗抜き」をしてもらえるようにお願いします。
なお、クリーニングに出す頻度ですが、夏場等汗をかきやすい時期は週に1回でも良いと思います。個人差はありますが、2週に1回、月1回などの人もいますが、臭いの状況で判断しましょう。
スーツは3着程用意して着まわせばクリーニングの頻度を調整できると思います。
スーツの臭いをクリーニング以外で取る方法
スーツが汗臭い場合、その汗は脇汗ではないでしょうか?脇は汗をかきやすい場所のため、夏はもちろん冬でも涼しい場所にいても、状況次第で汗をかいてしまいます。
緊張する場面で汗をかいたり、通勤電車の中が暑かったり、肥満で、汗っかきで・・・色々な理由で脇に汗をかきます。
スーツは生地が厚いので、脇が蒸れやすくなってしまうため、においが発生しやすいし、臭いもしみついてしまいます。
消臭スプレーで誤魔化していても、次第に誤魔化しきれなくなってきたと思っている人もいるでしょう。そんな人におすすめしたい方法があります。
自宅にあるアイロンを使えば汗のにおいが取れるかもしれません。汗の臭いを取る時のポイントは蒸気を当てて干すということです。
ほとんどのアイロンは高温の蒸気をだせるようになっていると思います。そこで、アイロンのスチームを脇に当ててから、しっかり乾燥するように干すのです。
スーツの臭いを取るにはウェットクリーニングが効果的
スーツに着いた臭いを取るには水洗いがおすすめです。スーツは水洗いすることも可能です。一般的にはウェットクリーニングと呼ばれるクリーニング店の技術が必要ですが、水洗いすると汗などの水溶性の汚れを落とすことが出来ます。
ウェットクリーニングはドライクリーニングに比べるとクリーニング代金が割高です。しかし、臭いや汗をしっかり落としたいならウェットクリーニングをしなければいけません。定期的にクリーニングし、ドライクリーニングとウェットクリーニングを交互に利用するのも良いと思います。
ウェットクリーニングに出すまでの間、自宅でどうにかあがきたい場合は、アイロンがおすすめです。アイロンのスチームをスーツに当てると蒸気が乾燥する時に汗の成分も一緒に無くすことが出来ます。
汗は水溶性の汚れのため、スチームの水分に溶け出す為です。また、アイロンやスチームは高温のため、熱での殺菌も期待できます。
緊急性のある応急処置には、消臭スプレーがおすすめです。外側からではなく、襟元や脇などスーツの内側にスプレーしましょう。
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