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テントウムシの幼虫に与える餌はもちろん「アブラムシ」

2018.2.23

テントウムシの幼虫を飼育するのに与える餌は「アブラムシ」です。

道端に生えている草をよく見ながら歩くと、アブラムシがびっしりと付いた草を見つけることができるでしょう。

アブラムシの他には、砂糖水やリンゴなども食べるそうですが、アブラムシを食べないと卵を産むことができないそうです。

【テントウムシの幼虫】餌はアブラムシです!

テントウムシと言えば「ナナホシテントウムシ」や「ナミテントウ」などのことをさしますよね。

このテントウムシの幼虫のエサは「アブラムシ」です。

アブラムシは、草むらなどに生息します。
草むらを歩くと、びっしりとアブラムシが付いた草を見つけることができるでしょう。
アブラムシ付きの草を見つけたら、アブラムシの付いた草を摘み取り、そのまま、ビンやプラスチック容器に入れましょう。

これをテントウムシの幼虫がいる容器に入れます。
テントウムシの幼虫と、アブラムシを同じ容器で飼うということですね。
そうすると、テントウムシの幼虫はアブラムシを食べて成長することでしょう。

テントウムシの幼虫は、一日に約20匹のアブラムシを、食べるそうです!
テントウムシの幼虫は多頭飼いすることはできますが、エサがなくなってしまうと共喰いをしてしまいますので注意が必要です。

同じ容器の中で飼育できるのは5~6匹でしょうか。

テントウムシの幼虫や成虫。餌のアブラムシを食べる量は一日に○○○!?

テントウムシの幼虫は20匹、テントウムシの成虫は100匹のアブラムシを1日で食べてしまうそうです!

草にびっしりと付いたアブラムシ。
草の大きさにもよりますが、この「びっしり」は大体アブラムシ2000匹ほどだそうです。
単純計算すると、5匹程度のテントウムシの幼虫が成虫になるまで約2週間分のエサであると言えます。

テントウムシの成虫のエサには砂糖水などでも代用することはできます。
ですが、砂糖水だけでは繁殖能力は備わりません。
やはり、アブラムシと言う動物性のエサが必要になってきます。

アブラムシが生息する代表的な草は、セイダカアワダチソウやヨモギです。
道端に生えているポピュラーな雑草や野草ですので、注意しながら歩いていると必ず、アブラムシがびっしりとくっついた、セイダカアワダチソウやヨモギの葉が見つかるはずです。

テントウムシの幼虫を飼育するには?餌が少ないと共喰するから注意!

テントウムシの幼虫を飼育するには大きなプラスチックの容器ではなく、少し大きめのプラスチックのコップや、ジャムの空き瓶などが適しています。

容器の底にティッシュペーパーやキッチンペーパーなどを敷き、空気が入るようにハンカチやガーゼなどを被せ輪ゴムで止めましょう。

エサであるアブラムシのびっしりくっついた草を探してきたら、草ごと容器の中に入れます。
リンゴや砂糖水などの糖分も食べますが、やはり、動物性のタンパク質を摂取しないと立派なテントウムシの成虫に育つことはできません。

テントウムシが、卵を産み始めたら、卵とテントウムシを一緒に飼ってはいけません。
テントウムシが卵を食べてしまうかもしれないからです。

せっかく産んだ卵がエサになっては悲しいですから、卵を産んでいるのを見つけたら、卵を産み付けた葉を容器から取り出し、別の容器で成長を見守るようにしましょう。

卵の間は、特に世話をする必要はありません。

テントウムシは冬眠するの?

テントウムシの『テントウ』は漢字では『天道』と書きます。
太陽に向かって飛んでいくように見えるからこのように表現されると言われています。

テントウムシはアブラムシの天敵です。
幼虫の頃から、アブラムシを食べて成長していきます。

越冬するのはナミテントウ。
越夏するのはナナホシテントウです。

ナナホシテントウムシは、普通、成虫で越冬します。
積雪地帯を除いては冬でも草むらで日向ぼっこをしているところを見かけたりします。

夏はエサであるアブラムシが居なくなることはないので夏眠はしません。

バラについたアブラムシ。テントウムシが退治してくれました!

玄関の前にある庭に地植えで赤いつるバラを植えています。
つぼみを付け開花するのを、とても楽しみに待っていました。

よく見てみると、葉にアブラムシがびっしりと付いてテカテカと光っているではありませんか!
よくないとはわかりつつも、そのままにしておくと、今度はそのアブラムシ目当てにテントウムシがつるバラに群れています!
テントウムシの群れを見るのはなかなかない事なので夢中で写真を撮りまくったりしていました。

そうこうしているうちに、今度はそのテントウムシが卵を産み始めたのです。
数日すると、孵化したテントウムシの幼虫が!
その幼虫も、ものすごい勢いでアブラムシを食い荒らします。
5日位経つと、テントウムシの成虫と幼虫でアブラムシを全部食い尽くしてくれました。

殺虫剤を使わずに、テントウムシがアブラムシを撃退してくれ、赤いつるバラは綺麗な花を咲かせてくれました。

自然の摂理、食物連鎖。
なんとも不思議な体験でした。

アブラムシを見つけた時に気持ち悪いと思いましたが、すぐに殺虫剤をかけずに見守った結果、良かったと思います。

もしかしたらアブラムシでダメになっていたかもしれないつるバラですが、テントウムシのおかげで、綺麗な花を楽しませてもらえました。
テントウムシに感謝しています!

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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