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学校の先生へ相談したいときの連絡手段とポイント

2018.3.8

子供の事について学校の先生に相談をしたいときありますよね。学校に電話をしてもいいのか、直接学校へ行ってしまっても問題はないのかなど、タイミングなどに困ると思います。

子供の学校問題はどの先生に相談すべき?学校の先生へ相談したいけど、いつがいいの?
学校の先生への相談方法についてご紹介します。

子供の学校問題はどの先生に相談すべき?

学校に関する相談ごとは、まずは担任の先生にすべきです。
どんな場合であっても、最初に相談する相手は担任の先生です。担任の先生が例えどんなに変わっている先生であっても、そこは外してはいけません。保護者側がちゃんとした大人の対応を見せることが必要ですし、担任との信頼関係を築くことができます。
担任に相談せずに、いきなり管理職の先生に相談したとしても、必ず「担任の先生には相談しましたか?」と聞かれるのがオチです。管理職は教員の立場を重んじるものですし、担任の先生を飛ばして良いとは考えていないからです。

担任の先生に相談しても動いてくれなかったり、相談をしても解決しそうにない場合は、次の段階へ進むしかありません。一言「担任の先生には相談したのですが・・・」と付け加えることもできます。

担任の先生で解決できない場合は、特別支援教育コーディネーターの先生へ相談します。各学校内に必ずいますので確認してください。特別支援教育コーディネーターの先生に相談することで、解決策が見えてくることがあります。場合によっては、色んな支援機関に連絡を取って連携を図ってくれることもあります。

学校の先生へ相談したいけど、いつがいいの?

小学校の先生へ相談したい場合。まずは休み時間など先生の手が空いている時間帯に一度声を掛けてみましょう。そして先生の都合がつく日にちや時間などを教えてもらいます。
連絡帳などや手紙に「○○についてご相談があるのですが、ご都合はいかがでしょうか?」などと書いて、子供に持たせるのも方法の一つです。先生の方から連絡が来て、都合のいい日時を教えてくれるはずです。これだと授業中や担当教科以外でも伝えることができますよね。

相談内容によっては、電話よりも直接会った方が表情などが伝わるので、理解されやすいこともあります。

先生はとても忙しいので、電話だけで相談すると困ってしまうこともあります。仕事で忙しいのに長々と相談しても意味がありません。非常識に思われるだけですし、落ち着いて聞いてもらうことができません。学校の電話回線はたくさんあるわけではないので、独占してしまっては、本当に緊急な電話が繋がらない恐れもあるのです。

小学校によっては、保護者からので電話は本当に必要な緊急時以外禁止としているところもあります。ご注意を。

学校 先生 相談

連絡帳の書き方ですが、ポイントは要件を簡潔にまとめることです。

「いつもお世話になっております。新学期が始まってから、娘が新しいクラスに馴染めていないようです。家でも話を聞いたりして見守っているのですが、学校の方でも様子を見ていただけないでしょうか?よろしくお願いしたします。」
「いつもお世話になっております。最近の娘のことで気になることがありますので、相談させていただきたいのですが、お時間いただけますか?お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いします。」

といった内容で構いません。
連絡帳以外でも、学校へ行ったついでに先生の様子を見て訪ねてもいいでしょう。個人面談の時や、役員活動時やお手伝いで学校へ行ったときでも構いません。
一番ダメなパターンが突撃訪問です。先生も忙しいので、空き時間や都合を見計らって相談しましょう。
こんなことで先生に相談するのは申し訳ない・・・という人もいますが、心配事や悩みを溜めこんでしまうのは一番よくありません。

子供が学校でいじめに!?先生へはどんな相談をするべき?

我が子がいじめにあっていたとなると、黙ってはいられないですよね。ただ感情的になってはいけません。それは、事実がどうかまだ確認が取れない段階だからです。子供は自分の都合がいいように親に話すことが多いので、まずは事実確認をする必要があります。

こちら側がいじめを主張しても「いじめとまでは見えないですし、ただ相手の子がふざけているように見えますが」と取り合ってくれない場合もあります。いじめに対する認識のズレがあるのです。その時は学校側へいじめの定義をぜひ聞いてみてください。

いじめは「当該児童生徒が、一手に人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているものとする。なお、怒った場所は学校の内外を問わない」と文部省で定義づけています。いじめられた当人が辛い思いをしているのなら、他の人がどういおうといじめに該当するということなのです。それを強く主張することも大切です。

そして、いじめに対する解決策やいじめ解決への具体策を提示してもらいます。形だけの謝罪ではなく、どこまで対応してくれるか姿勢を示してもらうことも大切です。

学校側が相談に応じてくれない場合はどうすればいい?

担任に相談しても十分な対応をしてくれない場合は、他の先生や教務主任、校長などへ話をしておくことも大切です。そうすることで担任も解決に乗り出すことが十分考えられます。対応が遅れがちな先生への予防策とも言えます。

学校側へ相談しても解決が難しい場合もあります。学校で生じたトラブルは、本来なら関係者同士で解決するのが理想ですが、そうした場合は、専門施設の職員や役所へ相談するという手があります。
福祉施設の職員など外部の人間が関わることで、解決に向けての動きが加速されることがありますし、解決への糸口をつかむことができるかもしれません。

学校で解決できないくらい膨れ上がった問題。もはや子供は学校で自分の身の回りを守ってくれる大人がいない状況になっているわけです。親にもできることは限られてしまいます。問題が深刻化しないためにも、学校へ相談して解決しないと判断したならば、施設や役所へ相談する方法もあるということを忘れずにいてください。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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