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ストーカーからの電話やメール。突然の一方的拒否はリスクも!

2018.3.11

ストーカーからの付きまとい行為や、しつこい電話にメール。精神的にまいってしまいます。

だからといっていきなり着信拒否にしてしまうと、かえって相手の感情を逆なでしてしまう可能性があるのです。

ストーカーからの電話やメールを無造作に着信拒否にするのがなぜいけないのか考えてみましょう。

ストーカーからのメールは一方的に拒否しない方がいい理由

ストーカーに遭遇すると、恐ろしさや逃れたい一心でとくかく接点を無くそうとしてしまいます。

電話やメールを着信拒否したり、いきなり引っ越しをしたり。

しかし、これらはかえって危険なことになりかねません。

確かにストーカーからの接触を断つように見えますが、それは一時的なものです。

これまでに起こった重大なストーカー犯罪でも、最悪の事態に陥ったことのきっけけが「会えなくなった」「連絡がつかなくなった」ということであった例は少なくありません。

付きまとわれる行為が、被害者にとって非常に辛い耐えがたいことです。

ただ、ストーカー側から見るとストーカー行為を行うことで、ギリギリのところで自分を踏みとどまらせている場合もあります。

この最小限の満足感を急に奪われると、自分自身を否定されたように感じて凶行に走ってしまうことに繋がりかねません。

もちろん、できれば接点など持ちたくないでしょうが、嘘でもその場を取り繕って相手を必要以上に刺激しないようにすることも大切です。

ストーカーのメールは拒否しても根本の解決にはならない

それまでは着信・受信されていたのに何の予告もなく、拒否設定にすることはアプローチの仕方としては良くありません。

「あなたと関わり合いたくない」という強い意思表示は、受け取る側からすると冷たく突き放されたと感じます。

誰でも強く拒否されるのは、喜ばしいことではありません。

ストーカー行為を行う精神状態の人間であればなおさらで、自分を強く拒否した人間に対して執着心が憎悪に変わるきっかけになるのです。

メールアドレスや電話番号を変えたところで、再度調べて接触して来る頃には、さらに強い態度を取ってくる可能性もあります。

今後シェルターに逃げ込むなど、安全が確保できる環境があってのことならともかく、恐怖感や一時的な感情で着信拒否などにするのはリスクを高める行為だということを覚えておきましょう。

ストーカーからのメールや電話は拒否しても履歴は残す

過去の交際相手や結婚相手がストーカー行為を行ってくる場合は、これまでの付き合いを考えると情が湧くなどして突き放せないことがあるかもしれません。

復縁を迫られることも少なくないでしょう。

こんな時は絶対にあいまいな態度は取らずに、復縁の可能性はないことははっきり伝えましょう。

絶対に2人だけでは会わないことを徹底し、今後はメールや電話にも出ないと意思表示しましょう。

どうしても会う必要が生じた場合には、信頼できる第三者にも同席してもらいます。

電話やメールがあまりにしつこい場合には「警察に通報しますよ」と、明確な姿勢を見せましょう。

それから携帯電話では着信拒否設定を行い、固定電話の利用が必要な場合には番号表示サービスを利用して、知らない相手からの着信は出ないようにします。

しかし、着信履歴などは保存やメモをきちんと残しておくべきです。

万が一の時には、それらが証拠になります。

ストーカーになるのはこんなタイプ。別れ話には要注意

ストーカーになる人物は、凝り性で物事に執着するタイプが多いものです。

興味を持ったことに対して強く執着し、異性に対しても執拗に付きまとったあげく、拒否されれば自分の感情を爆発させてぶつけてくることがあります。

相手の気持ちを考えることがなく、繰り返しメールや電話をして付きまとうようになります。

小まめに連絡をくれる恋人は、付き合い始めたカップルの間では楽しいことかもしれませんが、程度を超えると負担に変わります。

頻繁なメールや電話が「愛情」からではなく「束縛」や「執着心」によるものに変わってしまうからです。

一度連絡を断って相手の出方を見ると、何かあったときに感情に任せて怒りをぶつけてくるなど本性が垣間見えるかもしれませんよ。

逆に、非常に下出に出るタイプの場合もあります。

別れ話を切り出されると、豪華なプレゼントで説得を試みたり、泣いて懇願する・土下座をするなどの行為が見られる場合もあります。

ここでほだされると、今度は逆に横暴な行為や暴力的な態度になることもあります。

「別れる危機を乗り切った」安心感と、自分のプライドを傷つけたあなたを完全に「自分の所有物」として見るようになるのです。

ストーカーの性格や行動でも対処が異なる場合も

ストーカーといきなり接触を断ってしまうと、今までは少しだけの接触でも満足できていた相手が、逆恨みしたり、それ以上の接触を求めてくる可能性があります。

引っ越したり電話番号を変えるだけでは、完全に接点を無くすことはできません。

いずれ何らかの方法で調べられ、再び現れることでしょう。

ストーカーと一言で言っても、どんな気持ちからつきまとい行為に及んでいるかは、それぞれの理由もあります。

・関係を修復したい。

・なぜ嫌われてしまったのか理由が知りたい。

・逆恨みの復讐心を抱いている。

これらのストーカーに同じ対処をしても無意味だったり逆効果なことも考えられます。

周囲に相談したり、必要ならば警察に相談してしかるべき対処をとりましょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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