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会社に対するストレスが腹痛になって現れる・・・その病名とは

2018.3.13

会社に行く前や電車の中で腹痛が起こる・・・それはストレスが原因かもしれません。

毎回そんな症状におそわれる場合に考えられる病名は何なのでしょうか?その予防法とは?

ストレスを抱える現代人必見!会社に行く前に腹痛が起こる場合に考えられる病気について教えます。

会社に対するストレスが腹痛になって現れる?

子供が学校へ行く直前になってお腹が痛いと言い出すことがありますが、大人であっても会社に行く前に腹痛に襲われるということがあります。

これは仕事や会社に対するストレスから起こるものと考えられます。自分の気づかないうちにストレスが少しずつ溜まっていき、仕事のことを考えるだけで腹痛が起こる場合もあります。

ひどくなってきてしまうと、会社に行こうと思っただけで腹痛が起こり、仕事を休んでしまう、又は会社へ行ったものの、トイレにこもってしまう・・・なんて事態にもなってしまう可能性もあります。

ストレスは、自分では意識していなくても仕事の中で感じているのです。出勤前に激しい腹痛が起こってしまう場合などは、精神的な拒否反応が腹痛という肉体的な苦痛になって現れたのでしょう。

そしてそのまま放置しておくと、うつ病を発症してしまう危険性もあります。

会社のストレスによって起こる腹痛は病気の可能性も

朝普通通りに起きて、会社や学校へ行く準備をしているとお腹がゴロゴロして下痢したり、電車の中で急にお腹が痛くなって冷や汗が出る・・・そんな症状がある場合、もしかすると「過敏性腸症候群」かもしれません。

この症状は平日の朝に起こりやすいと言われています。お昼以降や休日に起こることはほとんどないでしょう。

軽い症状であれば問題ありませんが出勤や登校できなくなったり、電車に乗ることに恐怖感を覚えるようであれば病院へ行った方が良いでしょう。

「過敏性腸症候群」は、軽症の場合も含めると日本人の人口の約20%の人がかかっていると考えられていますが、病院でもてもらっている人はそのうち2割ほどのようです。

「過敏性腸症候群」は明らかは器質的異常はないのですが、下痢や便秘、腹痛などの症状が慢性的に起こります。大腸や小腸の運動や分泌が過剰になったもので、ストレスが関係していると言われています。会社や学校に上手に適応できない場合に身体反応として現れることが多くなっています。

会社のストレスによる腹痛・・・下痢や便秘はなぜ起こる?

ストレスによる下痢や便秘はなぜ起こるのでしょうか?

胃や腸などの消化器官は自律神経によってコントロールされているのですが、ストレスによって自律神経の働きが乱れてしまうと、大腸のぜん道運動が強くなってしまうのです。そして便の水分が十分に吸収されないうちに排出されてしまい、「下痢」という症状となって現れます。

反対に大腸のぜん道運動が弱くなりすぎる場合もあります。そうなると便の水分が吸収されて「便秘」になってしまうのです。

ストレス性の下痢は、病院で検査をしても消化器官には異常は見つかりません。このような「機能性下痢」が起こる病気の一つが「過敏性腸症候群」です。

もし「過敏性腸症候群」が疑われる場合は、内科や消化器科を受診するようにしましょう。もし内科的治療で完治しない場合は、心療内科を受診した方が良いでしょう。

「過敏性腸症候群」を治すためには、自律神経の働きを整えることが大切です。腸の働きを整えるためにもストレスを減らし、規則正しい生活を送るようにしましょう。

会社のストレスで「胃潰瘍」になることもあります

残業続きの忙しい毎日・・・そんなストレスを抱えた日々を送っていると意外な病気になってしまう可能性もあります。

ある人は仕事が忙しく、かなりのストレスを感じながら毎日働いていると、ある日突然腹痛が始まったといいます。

下痢や便秘という症状は出なかったそうですが、気になったので病院で診察を受けると「胃潰瘍」と診断されました。

過度なストレスが原因で胃に穴が開いてしまい、それにより腹痛となっていたようです。

治療のためにしたことは、まず「ストレスを減らすこと」。そのために精神安定剤を服用したそうです。薬を服用したことにより、早期治療に役にたったそうです。

あとは安静にすること。治療を開始後2週間もたつと、腹痛もかなりおさまったといいます。

会社に行く時に腹痛が起こる・・・「過敏性腸症候群」を予防するには?

出勤前に腹痛が起こる、仕事のことを考えると腹痛が起こる・・・自分自身で「ストレスが原因かもしれない。」と感じるのであれば、精神科又は神慮内科を受診することによって治療できるかもしれません。

うつ病で休職した経験のあるAさんは、復職して腹痛や吐き気の症状が出てきたため、かかりつけの心療内科で診てもらうと「過敏性腸症候群」と言われたそうです。

「過敏性腸症候群」という病名は知っていたとしても、まさか自分がなっているとは考えていなかったそうです。

最初のうちは風邪だと思い、消化の良い食事に変えたりしていたそうですが、治らないため受診したそうです。

過敏性腸症候群にかかる人は多く、会社に行く時に下痢になるという人は疑ってみた方がいいかもしれません。

過敏性腸症候群はストレス以外にも生活習慣の乱れが原因となります。予防のためにも暴飲暴食は避けるようにしましょう。

また、ニコチンは過敏性腸症候群の症状を悪化させる可能性もあります。タバコを吸う人は注意しましょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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