犬を飼うのに子供の年齢は気にするべき?何歳でも大丈夫
2018.3.24
犬を飼うなら子供は何歳くらいから? 小さい子供がいる家庭では考えてしまいますね。
でも、生まれたときからすでに家には犬がいたということありますし、正しく飼育していれば赤ちゃんのときでも大丈夫なのです。
イギリスでは「子供が生まれたら犬を飼いなさい」ということわざがあるほど。子供と犬の関係について考えてみましょう。
この記事の目次
犬がいる家に子供が生まれる。何歳でも大丈夫なの?
◆ペットが先にいた場合
もともとペットを飼っている夫婦の元に赤ちゃんが生まれることになったなら、ぜひ一緒に成長を見守りましょう。
数年間でも共に過ごしてきたのなら、ペットといえど家族です。
ペットと一緒に、新たな家族の誕生を喜びましょう。
たとえば動物病院を経験する夫婦の元で赤ちゃんが生まれても、動物が原因で病気になったといったことは、まずありません。
◆ペットは出産直後くらい別の場所に預ける?
新生児は抵抗力も弱いので、やっぱりペットと一緒に過ごすのは不安。
ペットは実家や友人にしばらく預けた方がいいのでは?と思う人もいるでしょう。
でも、逆にそれはしない方がいいのです。
ペットにとって、事情もわからないまま他の人に預けられ、その後帰ってきたら知らない赤ん坊がいる…そんな状況は、よりペットに混乱をもたらします。
初めは部屋を別にする程度にして、少しずつ対面する時間を増やしていくなどすると良いでしょう。
子供が何歳でも、犬などのペットと過ごすことは学びの機会
子供がペットと一緒に過ごすと、命について考える機会を与えられるでしょう。
「命は大切にしよう」と言葉だけで言われるよりも、実際に小さな命と触れ合うことで、大切にしなければいけないことを肌で感じるはずです。
犬や猫はもちろん、ハムスターや昆虫などペットして飼われる生き物は、人間と比べてずっと寿命が短いものです。
看取るまで世話するという経験は、子供に多くのことを教えてくれるでしょう。
昔は、祖父母どの三世代、四世代が同居することが当たり前でした。
命の最期を身近に感じる機会は、今よりももっと多かったのです。
しかし、現代は親と子供だけの核家族がほとんど。一人っ子も多く、弟や妹の誕生に立ち会える子供は少なくなりました。
ペットと触れ合い、その一生をともに過ごすことで自分が生きているということを実感したり、生きていることのありがたさを肌で感じる機会を得ることができると思います。
犬を飼うのは子供が何歳になってから?しつけ次第で何歳でも
子供にとっては犬や猫といったペットとの触れ合いは得るものが大きいのです。
では、視点を変えてペットの側からみるとどうなのでしょうか。
例えば犬。子供が幼いうちは、犬はおもちゃのように扱われることが多いでしょう。
犬の性格にもよりますが、少々乱暴なこともある子どもには積極的になつくことはないかもしれません。
この時、気をつけなければいけないのは、犬に対しては子供との上下関係をしっかりしつけることです。
犬にとってもストレスになるかもしれませんが、子供であっても人間は自分よりも立場は上であるときちんと教えましょう。
もし、子供が飼いたいといって飼い始めたとしても、しつけだけは親も一緒に正しくしつけなければ、後々トラブルになります。
ただし、どんなに「自分で世話をするから飼って!」と言っても、結局母親がある程度は世話をすることになるという覚悟は必要ですよね。
犬が子供に教えてくれるのは純粋な愛情と信頼
犬は飼い主に対して、絶対的な愛情と信頼を向けてくれる動物です。
その純真さは、人間同士の関係で得られるものとは全く違うものでしょう。
そんな純粋な心を持った犬と接することは、愛情深く心穏やかな人格の形成にも影響します。
大人になると多くのことを知る反面、純粋さを失ってしまうもの。それから接しても、本当の犬の素晴らしさに気づけないひともいるかもしれません。
子供のうちに、無償の純粋な愛情を持つ犬と接することは、愛情を与えることであり、与えられることでもあります。
もちろん、親は愛情ゆえに子供厳しく叱ることもあるでしょう。
そんなときでも犬はそっと傍らに寄り添ってくれる存在です。
思春期になり、親にも言えない悩みを持ったとき、犬の存在が励ましてくれることもあります。
犬は目には見えなくとも、大きなものを子供に与えてくれるはずです。
犬を飼うことのデメリットからも目を背けないで
犬とともに暮らすことは、とても良いことが多いのですが、やはりデメリットというべきことも、いくつかあります。
そうなったときにも、きちんと世話をし続けることができるかどうか。
実際に飼う前に、子供も含めて家族できちんと話し合うことが大切です。
◆経済的負担
犬を飼うということは、ペットショップで買うときに支払う金額で終わるわけではありません。
大きな犬であれば、それだけ量も多く餌が必要です。犬の健康を考えたら、やはり犬用のフードを与えます。
フードの種類によって価格にはかなり差もありますが、健康状態や年齢に合わせたフードを購入する必要があります。
そして、もう一つ大きな出費になるのは医療費でしょう。
健康であっても定期的なワクチン接種は必要です。
また、大きな病気をして長期に渡る治療や手術が必要になれば高額の費用が必要になります。
◆ペットロス
長く愛情を持って過ごしてきた犬ほど、失った時の悲しみは大きいものです。
中には非常に落ち込んで精神的にまいってしまう人もいるほど。
大きな幸せをもたらしてくれるペットですが、デメリットを知った上で迎えるかどうかを決めてください。
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