子供への遺伝で「鼻」はどれくらい似るもの?遺伝の影響力とは
2018.3.28
親と子供の顔というのは、遺伝による影響で似るものです。
特に「鼻」に関しても、親の影響を受けやすパーツであると言われています。
しかし顔が似るのは、遺伝の影響だけとは限らないとか・・・!?親から子への顔の遺伝について調べてみました。
この記事の目次
「鼻」は子供へ遺伝を受けやすいパーツなの?
顔の長さ、唇の形、鼻の高さなど・・・子供は親からの遺伝などによって、顔のパーツが決まります。そしてこの3つであれば、特に親から遺伝の影響を受けやすいのは「鼻の高さ」と言われています。
これはある研究によって示されたもので、鼻の高さの次には「歯の形」が遺伝の影響を受けやすいんだとか。なぜなら歯はあごの骨から形成されて、口の中に出てくるからです。
そして歯の大きさや形というのは、生活習慣や環境の影響を受けにくいのです。そして、特に母親の歯の形が遺伝することが多いと言われています。
一方歯並びに関しては、遺伝よりも食生活などの生活習慣による影響を受けやすいのです。
また、男性の場合特に気になるのが「薄毛」の遺伝ですよね・・・。答えとしては「多少の影響はある」と言えるでしょう。
薄毛の遺伝子にも沢山の種類があります。そして父母どちらからも引き継ぐのです。
でもだからと言って、薄毛の親からは必ず薄毛の子が産まれるとも限りません。あくまでも薄毛になりやすい体質が遺伝するだけです。それよりも食生活や生活習慣の方が影響するとも言われています。
子供の目や口、鼻の形成は遺伝によるもの?生活環境?
よく昔から、男の子は母親に似て、女の子は父親に似るなんて言われていますよね。
うちの場合、確かに自分は父親に似ていますが姉は母親似です。甥っ子は父親似で、私の息子は母親(私)似ということで・・・当てはまっているのかどうなのか、ちょっとよくわからないですよね。
医学的な話をすると、遺伝には優性と劣性があります。例えば目の色に関しては、黒が優性で青が劣性です。そして優性が遺伝する可能性が高いため、目の黒い日本人と目の青い外国人の間に子供が産まれると、その瞳は黒色の可能性が高いということです。
また、顔の骨格は親からの遺伝の影響を受けやすいことがわかっています。輪郭や目元、鼻などのことです。
そしてもう一つ、生活習慣も大きく影響を与えると言われています。
親と子が似ているのは遺伝だけでなく、同じ屋根の下に暮らすことで生活習慣も似る為、顔も似て来るというのがあるのです。その為、双子でもそれぞれが別々の暮らしをすると、顔が似ていないということもあるのです。
子供に遺伝しやすいのは、鼻だけじゃない!
●目の大きさ
一重か二重かというのは、遺伝によって決まる事が多いです。二重の方が優性であるため、一重と二重の両親からは二重の子が産まれる可能性が高いのです。
しかし絶対にそうとも言い切れず、場合によっては二重の両親から一重の子が産まれてくることも稀にあります。
●鼻の高さ
鼻が低い・・・という人は、両親の鼻も見てみてください。そして、実は寒い地域の人の方が鼻が高いと言われています。空気を温める為に、鼻が高く大きくなっているんだとか。
●顔の形
顔の特徴というのは、やはり遺伝しやすいものです。イケメン×美人の夫婦の間に産まれる子は、やはり美形の子が多いのが現実です。エラの張り方や、頭の大きさ、おでこの広さなども影響を受けます。
●身長
身長や体全体に関しても、少なからず親の影響は受けるものです。両親の身長が高いと、子供も背の高い子が多いです。骨格も遺伝しやすいです。足の長い短いも、親の影響を受けているのです。
団子鼻が嫌・・・でも実は日本人に合う鼻!?
団子鼻は日本人に多いと言われています。この団子鼻というのは鼻の穴の上にある軟骨が横に広がって鼻の中央が大きく見える鼻のことを言います。軟骨の形や脂肪の付きやすさなど様々な遺伝が影響しているため、団子鼻になる・ならないは簡単に判断できるものでもありません。
もし両親が団子鼻で無くても、団子鼻になる遺伝子を多く持つ日本人である以上、子供が団子鼻になる可能性もあるということです。
こんな風に遺伝の影響を受ける鼻の形ですが、実は外からの衝撃で形が変わりやすい部分でもあると言われています。その為、鼻の形は時間が経つにつれ変化しやすい部分とも言えるのです。
また、団子鼻や豚鼻に劣等感を感じている人も多いことでしょう。しかし、実は日本人の顔によく合う鼻であるとも言われているのです。
顔の印象を決めるのは、一つひとつのパーツよりも全体のバランスです。鼻の形にコンプレックスがある場合でもあまり気にせず、メイクなどで全体のバランスを整える努力をしてみてはいかがでしょうか。
子供の顔は、遺伝だけではなく環境でも変わります!
顔のパーツでも遺伝が強く出やすい部分もあれば、環境で変わりやすい部分もあります。
顔の輪郭やおでこの広さ、目元、鼻、唇などは遺伝しやすいと言われています。これらは顔を象徴するものであるため、年齢を重ねるにつれ親に似て来るというのはこのような遺伝が関係しています。
そして遺伝だけでなく、環境で変わるものあります。例えば頬骨や口の周り、顎や唇の出方は生活環境で変わってくるのです。
親がシャープな顎の場合でも、子供が固いものを好んで食べていたら、顎の筋肉が発達して顎は太くなります。
また、よく笑うこと笑わない子では、顔の筋肉の付き方が変わり見た目の印象も変わります。
親と似るのは、遺伝の影響だけでなく生活を共にすることで似て来るという一面もあるのです。
あとは、よく女の子は父親に似て男の子は母親に似るなんて言われていますが、実際は何とも言えないみたいです。似ている似ていないという感覚は人それぞれで違う為、それを証明するのは難しいようです。
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