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親と同居を決めたら、生活費についてきちんと話し合おう!

2018.4.5

親と同居する場合、生活費_02に関してしっかり決めておかないと後で問題となってしまうと言われています。

では、どのように生活費_02を決めればよいのでしょうか?独身と既婚者ではどのくらい違うのでしょうか?

親と同居する場合の生活費_02の決め方について詳しく説明します。

親と同居する場合の生活費の決め方について

親との同居が決まった場合、その住む家によっても生活費の負担割合は変わってくるでしょう。

例えば、住宅ローン完済後の親の持ち家で一緒に住む場合であれば、住居費を負担しなくても良いことになります。

年金暮らしの親であれば、扶養家族に入れることで節税できるかもしれません。

その場合の生活費は、子世帯が負担するのが良いでしょう、そして親の趣味などについては自己負担してもらうとすれば、うまくやっていけるのではないでしょうか?

反対に、住宅ローンがまだ残っている子の持ち家で親と同居する場合は、親の生活費は親が負担するというようにした方がいいでしょう。一般的な金額は月3~4万円くらいが多いようです。

ただ、家にいることが多い親であれば、夏のエアコン代や冬の暖房代の料金が高くなってしまうこともあります。その場合は、5,000~10,000円くらいその時期だけ多く支払ってもらうのも良いでしょう。

親と同居する場合の生活費は独身と既婚者で違いがある?

親と同居する場合、独身の場合と既婚者の場合とでは負担する生活費の金額にも違いがあります。

こんなデータがあります。

《結婚して親と同居する場合》

生活費の目安は約50,000~90,000円(一人当たりで計算すると25,000円前後)

《独身で親と同居する場合》

年齢によっても変わってきます。
20代前半であれば約30,000円、20代後半~30代であれば約50,000~80,000円が一つの目安となります。

親と同居するとお金の面ではメリットも大きいのですが、反対にデメリットもあります。

結婚して親と同居する場合のメリットは、家事の分担ができることや子供の面倒を見てくれることなのでしょう。

反対にデメリットは、年齢の差による料理や洗濯方法の違いが生じること、プライバシーの確保が挙げられます。

結婚して夫の両親と同居するのであれば、多少なりと嫁姑問題が起こることが覚悟しておいた方が良いでしょう。

親と完全同居するのであれば、始める前に生活費について話し合いを

親と同居する場合に必ず問題となるのが生活費についてです。

もしかすると、親は子夫婦が生活費を負担するのが当たり前、そう考えているかもしれません。反対に、親が生活費を負担するのが当たり前だと考えている子夫婦だっています。

昔のように年功序列で給料が上がっていく時代ではなくなりました。子夫婦が親の分まで生活費を支払うのは、現代で難しいことかもしれません。もしできたとしても、その分にお金を取られてしまって子供を持つことが考えられなくなってしまう可能性だってあります。

生活費は折半として、親も老後のことを考えてお金を使っていくようにしてもらい(子夫婦に頼りきらないように)、子夫婦は将来に向けてお金を貯めるようにしていかなければ、うまく同居していくことはできないでしょう。

完全同居するのであれば、同居してから話し合うのではなく、同居する前にしっかりと話し合うことが大切です。

親と同居していた場合は遺産分割で優遇される?

親と同居している場合、遺産の面で優遇はされるのでしょうか?

親の遺産を分割する時、親の遺言書に遺産分割について何か特別な指示が書かれていない限り、相続人である兄弟同士で遺産について話し合うことになります。

兄弟同士で話し合う場合その兄弟全員が同意しているいれば、遺産は兄弟に平等に相続されることになります。

法律によると、親と同居していた相続人は、親の資産を維持・形成に寄与していたとみなされます。そしてその寄与額を遺産の相続から控除することができることになっています。

そのため、親と同居していて生活費として親にお金を渡していた場合などは寄与分として認められることがあり、そうなった場合はその分遺産は多く相続することができます。

例えば10年間親と同居していて、毎月生活費を親に支払っていた場合、それが寄与分として認められた時にはその分を遺産に上乗せさせられることになるのです。

親と同居すると小言を言われる?

結婚して親と同居する人が多い反面、生活費の問題で独身でも親と同居するという人が増えているようです。

結婚しない人が増えていると言われていますが、親と同居している未婚の20歳以上の男性は約3割、女性は約2割いるというデータがあります。

年齢で見てみると、20代前半では男性も女性も約8割と多くなっていて、30代前半では男性が5割弱、そして女性が4割弱となっているようです。

30代の男性というと、結婚して子供がいるのが一般的と考えてしまいますが、30代前半の適齢期の男性の半分が結婚していないということになります。

親との同居は生活費がかからないことが魅力ですが、そのほかにも「ひとり暮らしよりも裕福な生活ができる。」「親が食事を作ってくれるので、食費もかからない、」「親と一緒なので寂しくない。」などと感じている未婚者が多いようです。

反対に親と同居することによって「いつ結婚するの?と顔を見るたび言われてしまう。」「給料はどのくらいもらっているの?」「毎日遅いけど、どこいってるの?」などうるさく言われるのがデメリットと感じる人も多いようです。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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