子猫が離乳食を食べないときにやってみること
2018.4.29
子猫がミルクから離乳食が必要な時期まで育ったのに、離乳食を食べない_02のはどうして?
健康状態には問題ないはず。じゃあ、どうしたら食べてくれるの?味の種類や、温度などちょっとした工夫で美味しいご飯だとわかってくれれば大丈夫。
子猫の離乳食とその切り替え時の工夫などを調べてみました。
この記事の目次
子猫の離乳食の切り替え。食べないときは少しずつ工夫を
子猫に離乳食を食べさせる時期は、生後1ヵ月程度から。
その時、子猫の体重の目安は500グラムで、乳歯が生え始めていたらベストです。
早い子であれば、3週目程から離乳食を食べられることもあります。
さらに2ヵ月が経過したころには、子猫用のキャットーフードに切り替えていきましょう。
皿に注いだミルクを飲むことができれば、離乳ペーストを準備しましょう。
ミルクと離乳ペーストを混ぜて、その子猫の成長に合わせて食べさせましょう。
初めはミルクが多めの液状に近い物から、少しずつミルクを減らしていきます。
慣れてきたら、ミルク多めの離乳ペーストにふやかした子猫用のドライフードを混ぜて与えます。
(ドライフードや少量のお湯を使います)
その後も、徐々にミルクの量を減らす、ふやかしたフードから普通のドライフードへと、成長に合わせて徐々に切り替えます。
最終的には子猫用のドライフードのみで食べるようになったら離乳完了。
ドライフードは始めのうち、少量ずつを1日3~4回に分けて与えます。
子猫が離乳食を食べない?猫種でも離乳時期にズレがある
母猫が充分に栄養を摂れていれば、授乳期は問題なく過ぎるでしょう。
平均的に生後3~4週で離乳が始まり、徐々に母乳以外の物を口にし始めます。
6~10週ほどでで離乳完了となります。
3~4週の間は、固形物も食べ始めるものの、摂取カロリーの9割以上は母乳からです。
5~6週になると、前摂取カロリーの3割程度を固形物から摂れるようになります。
徐々に固形物を食べる量が増え、最終的に母乳を飲まなくても摂取カロリーを補えるようになります。
猫の種類によっても違いがあり、短毛種は6週、純血種の猫では8~9週程度で離乳となります。
離乳に時間をかけることで、子猫の免疫の働きを成熟させて離乳期後半における死亡率を下げることに繋がります。
離乳期にはペーストやウェットフード、ふやかしたドライフードなどを使いますが、あまりドロドロの状態にはしないでください。
6~8週頃には、ふやかさない固形物を食べるようになりますが、消化の良い子猫用のフードを食べさせてあげてください。
子猫が離乳食を食べないのは味が好みじゃないから?
猫は意外と味にこだわるもの。好き嫌いがはっきりしている性格の猫だと、嫌いな味では食べてくれないこともあります。
【対策1】
飼い猫の好みを探りましょう。
今は市販の子猫用離乳食にも多くの種類があり、成分や味にも違いがあります。
魚系、肉系でも違いますし、魚でも、かつおやまぐろ、シーフードなどさまざま。
主成分の違うものをいろいろ試して好みの物を探ってみましょう。
離乳食になったばかりであれば、今までミルクしか口にしていなかったため、警戒しているだけかもしれませんよ。
【対策2】
離乳食をどうしても食べてくれないようなら、味に慣れているミルクを離乳食に混ぜてみましょう。
ミルクのにおいに安心して食べ始めるかも。慣れてきたらミルクを減らしていきます。
粉ミルクを使って育てていたのなら、離乳食に粉ミルクを少しだけかけてあげてもいいですよ。
離乳食を食べない子猫に試してみるべきこと5つ
離乳食を始めたばかりの頃は、ウェットフードのままでは上手に食べられない子もいます。
少量のお湯でゆるめると食べやすくなることがあります。
フードが冷たいと嫌がることもありますので、少し温めるか少量のお湯でほぐしてみましょう。
まれに水分が多い方がイヤで、ドライフードを好む子猫もいるようです。
飼い主は、なかなか食べてくれないと悩むこともあるかもしれませんが、動物たちは人間よりも生きることには貪欲なもの。
生きるためには必ずどこかのタイミングで食べてくれるはずです。
あまりにも食べてくれない場合には、歯が生えるのが遅れているケースもありますので、口の中を確認してみましょう。
離乳食を食べてくれない子猫への対策をまとめると次のようになります。
1.歯が生えているかチェックする
2.フードを温める
3.お湯で溶くなどしてサラサラした状態にする
4.味の種類を変えてみる
5.子猫用のドライフードを与えてみる
その時の気分ということもあるので、何度か試してみるうちに好みがわかって来ると思いますよ。
子猫は冷たいのはイヤ。離乳食やミルクは温め
子猫のミルクにペースト状のご飯を混ぜ、指先で子猫の口元にあててみましょう。
ミルクの匂いに反応して舐めてくれたら、器に入れて与えてみましょう。
無関心なようすを見せるようなら、口の中・上あごにちょこんとつけてみます。
これで味がわかると興味を持って食べ始めるかもしれません。
ミルクは冷たいままではなく、少し温めて与えるようにしましょう。冷たいと驚いて、それだけ飲んでくれないかも。
生後1ヵ月くらいだと、個体差で離乳食を上手に食べられない猫もいます。
ミルクは無理にやめずに、徐々に切り替えていきましょう。
離乳食を食べ始めると、グンと体が成長します。
体重の増加具合やトイレでウンチが出ているかなど、体調の変化には注意してあげてくだ愛。
離乳食は、1日3~4回に分けて与えます。食欲があり、もっと欲しいという場合には1~2回ミルクを与えるといいでしょう。
少しずつ固形のフードを増やし、初めは粉ミルクを粉末のままかけるなどもいいですね。
月齢や体重により、フードの説明書を参考に与える量を調整します。
育ち盛りなので少しくらい多めに食べても大丈夫です。
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