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台湾と日本の温泉、マナーの違いを知って温泉を楽しむ方法

2018.4.30

台湾は海外旅行でも人気があり、女子旅などでも足を運ぶ人が多い国です。

ショッピングやグルメも人気ですが、実は温泉も人気というのをご存知でしたか?

日本の温泉と共通のマナーもありますが、ちょっと違うレジャー要素の強い施設もあります。

台湾の温泉マナーについてご紹介します。

台湾の温泉マナーは日本と違うルールも

台湾と日本の温泉、違いはいろいろとありますが、入れ替え制の混浴という温泉もあります。
時間帯が決まっているので、タイミングが合わなければ次の時間まで入れません。
そのような時には、空いた時間は観光に使いましょう。
入るには水着着用になります。
男性用の水着であれば現地で250元くらいで購入することができます。

台湾式の温泉マナーでは、顔や体を湯船の中ではさすってはいけないというルールがあります。
つい、日本のような感じで顔を洗ったりしてしまうとプールの監視員ようなスタッフにすぐに注意されてしまいます。

施設内は、コインロッカーやシャワー室、トイレなどがあり、プールの施設に似たような作りに感じることも多いでしょう。

台湾の温泉マナーは?最近は日本式温泉も人気

台湾の温泉と日本の温泉の一番の違いは、水着の着用が必要な施設が多いと言うことです。
台湾の温泉の多くは、家族や友達、恋人同士などみんなで楽しみながら入るレジャーとしての要素が強いのです。
温水プールに近いような温泉で、このような施設は一般にSPAと言われます。
男女や年齢を問わず入る温泉なので、当然水着の着用が必須なのです。

しかし、中には日本統治時代からの共同浴場やお風呂の文化が残っている場所もあります。
そのような施設は、男女の浴室が別れていているため、日本のように裸で入浴します。

最近は、日本式の入浴方法の施設も人気で、裸で入浴する温泉も増えています。
今までのレジャー色の強いSPAは水着着用で入り、それとは別に裸で入浴する温泉も併設しているという温泉も増えてきています。

台湾の温泉マナーを学んで楽しく観光を満喫!

日本人から見た台湾の温泉の感想をご紹介します。

〇台湾の温泉は清潔感のあるところが多く、快適に入ることができる。
〇水着着用の温泉は、抵抗があるのは始めだけ。慣れてしまえばみんなでワイワイ楽しめるのが逆に楽しかった。
〇温泉というイメージよりもレジャー施設といった作りの温泉も多い。
〇戦前に建てられて旅館も残っていて風情を感じる施設もある。
〇温泉ならではの匂いのあるお湯は少なく、ほとんどの温泉が無色無臭。
〇温泉やホテルの宿泊費は平日にはかなり安くなるところが多い。
〇渓谷などに沸いている「野渓温泉」というものも人気
〇温泉施設はほとんどが日帰り入浴が可能
〇少し遠い温泉は、バス路線など調べるのに苦労した
〇裸で入浴できる個室貸し切り風呂が多い
〇山岳地帯にある温泉はお湯と共に景色も楽しめる

台湾の温泉と日本の温泉は違うとこもありますが、共通していることも多く、ルールさえ把握すれば、日本人も楽しく入浴ができます。
慣れると違和感なく楽しむことができるでしょう。

台湾初の温泉「北投温泉」の歴史

台湾の温泉にはどのような歴史があるのでしょうか。

1896年に台湾で最初の温泉旅館が誕生したと言われます。
その温泉は、1894年にドイツ人によって北投で初めて発見されました。
その後、台湾は日本に割譲され、日本の温泉文化が入り込んだと言います。
1896年に大阪出身の平田源吾氏によって、台湾初の温泉旅館『天狗庵』が北投に出来ました。
これをきっかけに北投温泉郷時代が始まり、台湾の温泉文化も栄えました。
日本統治時代に有名だった、台湾の四大温泉と言えば、「北投」「陽明山」「関子嶺」「四重渓」が有名でした。
しかし、台湾の温泉は1945年以降、繁栄から衰退へと転じていきました。
この様子を受け、1999年に関連機関が施設の見直しを始め、近年では台湾温泉の良さが再び脚光を受け、温泉ブームの再来と言われます。

北投親水露天公園内には、このような温泉の歴史が描かれた「北投温泉博物館」があります。
1階には大浴場があり、2階には休憩エリアやレストランなども併設されています。

北投温泉は観光で訪れる日本人にとっても最も行きやすい温泉の一つです。
台北市内からMRTに乗れば40分足らずで着けるというアクセスの良さも魅力です。
泉質は、白硫黄泉・青硫黄泉・鉄硫黄泉と、3種類の泉質を楽しめます。
台湾の温泉は無色無臭という温泉が多いなか、こちらの温泉は温泉街を歩くだけでも硫黄の香りが漂い温泉気分も満喫できます。

台湾は「人の良さ」も大きな魅力

台湾は親日家の人が多いという話を聞いたことがあると思いますが、実際に旅行をした人は台湾の魅力は「人の良さ」だという方も多い国です。

例えば、電車内に老人が乗ってきたら大人も子供もすすんで席を譲ります。
当たり前のことではありますが、日本だとなかなかできないことですよね。
それが自然にできる国というのは素晴らしいと思います。

道に迷って、地元の方に聞いた時には、わざわざ地図のアプリをダウンロードして親身に道を調べてくれたり、ホテルのスタッフの方も気さくに話し掛けてくれます。
屋台のおじさんはおまけをしてくれたり、ショッピングセンターのドアマンの方は、雨の中私たちの代わりにタクシーをつかまえようとしてくれたりと、とにかく皆さん優しいのです。

旅に行って、その国の良さというのは、住んでいる人の対応や態度によっても旅の印象は変わりますよね。
親切にされたり、優しくされた記憶が残るとその旅行の良い思い出として残ります。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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