車がクサい!と感じたら。シートに染みついた臭いが原因!
2018.5.2
車に乗り込んだ瞬間、なんとなく臭いと感じることってありますよね。
この車独特の嫌な臭いは、シートに染みついてしまっていることが多いのです。
タバコ臭はシート以外の樹脂や金属にまで染みついて取れないこまりもの。車内の嫌な臭いの原因と対策とは?
この記事の目次
車のレザーシートが臭い!なぜ臭う?消臭のベストな方法は?
気温の高い季節などは特に車のドアを開けた瞬間、モワッと嫌な臭いが立ち上ることがあります。
これはシートに汗が染み込み、雑菌が繁殖してしまうのが主な原因。
レザークリーナーでシート表面の汚れは落ちますが、染み込んだ臭いは根が深く別の匂いでごまかしていても、芳香成分の弱まりとともに嫌な臭いが復活してしまいます。
もちろん、表面のクリーニングもした上で、消臭スプレーなどを効果的に使いましょう。
特に臭いの原因となる雑菌の増殖を抑えるため、抗菌作用のあるものが良いでしょう。
レザーの場合は成分によって向き不向きがありますので、用途や注意書きをよく読んで使用しましょう。
また、最近は見分けのつきにくい合成皮革もありますので、洗剤や消臭剤は正しく選ぶのが大切です。
できれば晴れた日に、風通しの良い日陰でドアをあけて、風を通すなどしましょう。
車に嫌な臭いの原因はシート以外にも?おなじみのアレが活躍
車のシートの臭いが気になる場合、清掃と消臭が重要です。
食べこぼしやペットの臭いなどは、原因が明確な場合には雑巾を使って充分に水拭き後、しっかり乾燥させるだけでもかなり違います。
シートだけではなく、車内に臭いが染みついているなら車用の消臭剤を使うのが手軽です。
アレルギーなどの理由で消臭剤などが使えないという場合は、重曹で消臭効果を期待できます。
粉末の重曹をシートに撒き、3日間ほど放置してから掃除機で丁寧に吸い取り、雑巾で拭きましょう。重曹の臭いを吸着させる効果を利用した方法です。
車内にはシートの他にも臭いの原因として考えられるものがあります。
1つはエアコン。内部でカビが発生し、使用したときにカビ臭さが放出されてしまうのです。初夏など頻繁に使う時期の直前には、内部のメンテナンスをした方がいいでしょう。
また、つい忘れがちなのが足元にあるフロアマットです。
洗車時には取り外してゴミを払い落とし、しっかりと洗っておきましょう。
車のシートの気になる臭い。消臭前にきっちり清掃!
車のシートの清掃には、3つの方法が考えらえます。
1.シートを外さないで社内で洗う
2.自分でシートを取り外す
3.専門の業者にクリーニングを依頼する
しかし、業者にクリーニングを依頼するのは費用がかさみます。中古車として売却するまえにクリーニングで買取額アップを目指そうと考えるのは採算が合わないことが多いようです。
シートを取り外すのも、素人には少し敷居が高い方法といえるでしょう。
結局、そのままの状態でのシートの洗浄という選択肢になるわけですが、ここで注意したいのは、きちんと清掃してから消臭しようということです。
汚れたまま消臭剤を使うと、臭いが混ざってしまう危険性とともに、汚れ自体を消臭剤の成分によって定着してしまう可能性があるからです。
車内の洗浄で手を抜いては、本当の消臭はありません。
最初は水だけで、固く絞った雑巾を使って丁寧に拭いていきましょう。
次に専用のクリーナーを使って拭き、最後に洗剤が残っていないかチェックしながら拭き取ります。
業務用のような多量の水分の吸引が可能な掃除機がある場合は、水を多めに含ませた雑巾を使ってから、水を吸い取る方法もあります。
車のシートを徹底掃除で臭いを寄せ付けない!
◆車内のお掃除手順
1.掃除機を使って車内の清掃。食べ物のカスなどは雑菌の温床。泥や砂も丁寧に除去しましょう。
2.固く絞った雑巾で拭き掃除。このとき、あえて白いタオルを使うことで、汚れの取れ具合を目で確認できます。
3.拭き掃除で表面の汚れを落としたら、お湯で絞った別のタオルに、中性洗剤を3~4滴を落とし指で広げる。
4.【3】を使いムラなくシートを拭く。使ったタオルはお湯でしっかりとすすいで洗剤を落とし、再びシートを拭く。しっかりと洗剤分を拭き取るのがポイント。
5.仕上げに窓を開けたり、エアコンを掛けることでしっかり乾燥させ、カビの発生を抑えましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、できるだけマメに行うことが車の寿命を延ばすことにも繋がります。
吸わない人には地獄?車の嫌な臭いといえばしつこいタバコ臭!
車に限らず、人が不快に感じる臭いの多くは雑菌臭。
人の汗は基本的に臭いがないのですが、汗を栄養にして繁殖する雑菌が臭いの素を放出しているのです。これが汗臭さの原因です。
口臭、ワキ臭、足の臭いも元をたどれば雑菌が原因。食品などが腐敗するときの臭いも雑菌の繁殖によるものです。
ただ、車の臭いの原因で雑菌以外に定番なのがタバコ臭。
タバコの臭いが染みついてしまうと、なかなか落とすことができないのです。タバコの臭いは原因が1種類ではなく、複数の原因が混じった混合臭。これも消臭を難しくする原因です。
タバコを吸わない人にとっては、キツイタバコ臭は本当に不快でツライものがありますよね。
本来、臭いがつきやすいのは布などデコボコして表面積が大きなもの。しかし、タバコの臭いの主成分であるニコチンやタールは、金属や樹脂にも付着するのが困ったところです。
- 生活