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賃貸物件の退去時の立会いで損をしないための㊙ポイント!

2018.5.4

賃貸物件を退去する際に必ず必要なのが「立会い」です。でもこの立会いによってトラブルが発生し、揉めてしまうケースが多々あるのが現状です。

賃貸物件を退去する際に必要な立会いの流れとは?賃貸を退去する際の立会い、ポイントは?

賃貸物件の退去時の立会いで損をしないための㊙ポイントをご紹介します!

賃貸物件を退去する際に必要な立会いの流れとは?

引越しをする際は、今まで借りていた部屋を退去する前に不動産会社の担当者の立会いのもと、室内のキズや設備機器などが壊れていないかの確認を行います。

立ち会い当日の流れとしては、予め頼んでおいた引越し会社によって荷物の運び出しをしてもらいます。ガスの閉栓などで立ち会う必要があれば、ガス会社に頼んで同じ時間帯で手配してもらうように準備しておきます。
荷物の運び出しが完了したら、室内の掃除を行って電気のブレーカーを落とします。
それらを全て終わった後、不動産会社の担当者に来てもらって退去の立会いを行います。

キズはもともとあったのか、それとも入居後のものなのかなど、その場で担当者と見ていくのですが、契約書に引き渡しの時の室内のキズなどの現状が記載されていたり、元々あったキズや破損部分を入居する際に写真に撮っていた場合は、話し合いで揉めることはありません。

現状確認が終わったらカギをその場で返して終了となります。
1人で引越しを行う方も多いと思いますが、立会いで新居への搬入に間に合わない可能性もあるため、その場合は引越し当日ではなく翌日に立ち会いをするなどして日をずらすといいでしょう。

賃貸を退去する際の立会い、ポイントは?

解約の手続きが終わって終了ではありません。退去の立会いが待っています。
部屋を明け渡す日に管理会社や大家さんなどと室内にキズや破損部分が無いかをチェックして周り、それが終われば鍵の返却になります。
立会いの時間は一般的に20~40分程度で終わります。

部屋は荷物を運び出して空っぽの状態にしておく必要がありますので、多くは引越し当日に立会いを行います。引越しが終わる時間を予め確認して、時間の余裕を見て退去時の立会いをする時間帯を管理会社と話し合うといいでしょう。

退去時の立会いは、不動産会社や大家さんが来ることもあれば、リフォーム業者が直接来ることもあります。
立会いする際、相手の言いなりになるのではなく、伝えるべきことはしっかり伝えることが大切です。
キズや破損した箇所が入居前からあったのであれば、「入居した時からキズがあった」「入居時には既に汚れていました」としっかり伝えるべきです。
反対に入居期間中に壊したり汚してしまった部分については。きちんと正直に説明することも大切です。

カギを返す際に立ち会いのサインを求められますが、納得して伝えることを全部伝えてからサインをするようにしましょう。

賃貸の退去時の立会いで注意すべきことは?

引越しの荷物が全て出し終えたタイミングで立会いが行われることが多いのですが、誰が立会いをするのか必ず確認することが必要です。
大家さんが必ず来るわけでもなく、リフォーム業者や不動産仲介業の人かもしれません。大家さん以外の人が立会い人なら、必ず名刺をもらっておきましょう。

得に注意したいのが不動産仲介業者です。
リフォーム代から発生したお金によってマージンが変わってくることもあるため、多くのリフォーム代を請求しようとする悪質な業者もいるからです。
全ての業者がそうとは限りませんが、注意することに越したことはありません。

話し合って、本当に必要な原状回復リフォームなのか、大家さんの了承はなど、騙されないためにもしっかり見極めることも必要です。
立会い後にサインを求められますが、少しでもおかしな点を感じるようであれば、サインを拒むことも大切です。
中には「サインをしないと解約しないことになるので、その分家賃代が発生しますよ」と脅しまがいのことを言ってくる人もいますが、それはまた別の問題です。
明け渡しと退去時の費用負担は全く別のものとして考えるよう注意しましょう。

賃貸物件の退去時はトラブルになりやすい!予防法は?

管理人などと一緒に部屋を見て周り、リフォーム箇所はないか、キズや汚れといった箇所を確認していきますが、チェックの仕方は人によって差があるのは確かです。

これくらいは許容範囲でしょうと緩くチェックする人もいれば、通行車両の台数を数えるカウンターを使って、室内の細かなところまで厳しくチェックする人もいます。
どう考えもやり過ぎでは?と不思議に思いますが、そういった業者は実際にいるのです。
自分でつけたキズや汚れだと納得しているのなら別ですが、入居前から既にあったキズや汚れがリフォーム対象になってしまうのは避けたいですよね。
実際、自分が付けたものか、もともとあったものかでトラブルになってしまうケースはたくさんあります。

退去時にトラブルにならないようにするためには、賃貸に住む前の点検が重要になります。室内をくまなく点検し、キズや故障があれば写真に撮ってここしておくことが大切です。管理人に前もって指摘しておくのもいいでしょう。退去時にその写真を提示するだけで、トラブルを起こすこともなくなります。

賃貸を退去する際に自己負担するものは?掃除はどの程度すべき?

掃除や借り換えをしなくても良いもの、または、借主が負担しなければならないものなどについては知識として知っておくだけで全然違います。

貸主が負担するもので、借主が掃除や買換えをしなくて良いものは
・フローリングのワックス
・壁に張ったポスターやカレンダーなどによる日焼けの跡
・画鋲やピンによる壁の穴
・家具の設置による床やカーペットの凹みや跡
・建物の構造欠陥による雨漏りなどが原因となって発生したフローリングの色落ち
です。
これらは掃除をしてもキレイになりませんし、生活していて仕方なくできるものです。貸主が負担するものになります。

借りた人が負担すべきものは
・借主の不注意によってできたフローリングの色落ち
・冷蔵庫下のサビ
・壁にできたクギ穴やネジ穴(下地ボードの張替えが必要な程度)
・タバコのヤニなどによる壁の変色、または臭い
・ペットによる柱や壁などのキズ、または臭い
・お風呂やトレイなど水回りの水垢やカビなど
・椅子によるフローリングのキズや凹み
などです。ご注意を。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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