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日本の国旗「日の丸」。その色と形に込められた意味を知ろう

2018.5.4

日本国民ならだれもが知る国旗・日の丸。そのデザインに込められた意味を理解しているでしょうか。

シンプルながら、過去にはその優れたデザインを他国が欲しがったという歴史もあったのです。

長く国旗として親しんできた日の丸ですが、実は正式に「日本国旗」と法律で定められたのはつい最近のことなんです。

日本の国旗である日の丸の意味と由来

日本史で必ず登場する源氏と平家の戦い。

1185年に壇ノ浦の戦いで源氏が平家を破った時、それぞれの旗は源氏が白地に赤い丸、平家は赤字に金色の丸でした。

このときの勝者である源氏の旗が、その後の武家社会で天下統一の象徴として受け継がれることになったのです。

平家の赤地に金の丸というデザインは、それまでにも使われており、壇ノ浦で勝ったのが平家であったなら、今の日本の国旗が赤地に金の丸だったかもしれないのです。

では、そもそも赤い丸の意味はというと、太陽をデザイン化したもの。

農耕民族であった日本人にとって、太陽の恵みは欠かせないもの。

また、八百万の神々の頂点にいるという天照大神は太陽の神です。

元旦に初日の出に手を合わせるのも太陽信仰の名残というわけです。

それに「日本」という国名は、もともと「日の本(ひのもと)」という言葉からで、太陽が出るところの意味。

日本という国の名前がそのままデザインされた旗だといえます。

日の丸が日本国旗と定められたのはいつ?紅白に込められた意味

日本では聖徳太子が遣隋使を遣わしたとき以来、「日出ずる国」として太陽を象徴とすることがありました。

加えて、紅白は日本が伝統的におめでたい色の組み合わせとして使われていまいした。

赤は「博愛」や「活力」。白は「神聖」と「純潔」を表すとされています。

その後近代になって、国旗として使われるようになった日の丸ですが、長い間法的な定めはなく、あくまでも慣習として扱われていました。

明治3年に制定された「商船規則」に船舶を識別するための識別機としての定めは行われましたが、「国旗である」とは明記されなかったのです。

日の丸が法的に「日本の国旗である」と定められたのは、意外なことについ最近の平成11年8月13日のこと。

「国旗及び国家に関する法律」で、公に日本の国旗として定められたのです。

日本の国旗に込められた意味とデザインを欲しがった国々

日の丸に描かれる赤い丸は「太陽」を象ったもので、その赤い色は博愛と活力を、地の白は神聖と純血を意味します。

日本ははるか昔から太陽進行があり、多くの神々があるなかで最も尊いとされる天照大御神(あまてらすおおみかみ)は太陽の神様です。

また、この天照大御神は日本の皇室の皇祖神で、日本人にとっては総氏神ということになります。

日本の古い言葉「大和言葉」では、「日」はひのかみ、「本」ははじまりの意味を持ち、「日本」とは、すなわち天照大御神のことであるという意味なのです。

明治時代、日の丸のシンプルで洗練されたデザインが素晴らしいと、フランスやイギリス、オランダなどの国々から「日の丸のデザインを売って欲しい」とまで言われたというのです。

提示された金額は当時の500万円。今の価値にするとおよそ200億円ほどになります。

しかし、明治政府は、国旗を売り渡すのは、国家を売り渡すのと同じだとして、これを断ったのだそうです。

日本の国旗、日の丸のデザインは法制定で細かな規定ができた

源平合戦の時代から白地に赤丸のデザインが使われていた「日の丸」。

しかし、正式に国旗として決まったのは1999(平成11)年の「国旗及び国家に関する法律」が公布されてからのことです。

それまでは、白地に赤の丸という大まかな設定はあったものの、詳細までは決まっていなかったといいます。

法律制定以後は、旗の縦横比を「2:3」、日の丸部分の直径は縦の長さの3分の5であり、丸の中心は旗の中心に置くことと定められました。

歴史の中で長く使われてきた日の丸ですが、源平合戦の結果が変わっていたら、今の国旗とは違うものになっていたかもしれないんですね。

シンプルでありながら、歴史のなかで微妙に姿を変え今の形になった日本の国旗。

他にはない単純でありながら、印象に残りやすい国のシンボルをこれからも大切にしていきたいですね。

世界各国が国旗に込めた国の歴史や理想

世界各国の国旗には、さまざまなデザインがありますが、そこには国が掲げる理想や歴史を表したデザインになっているのをご存知ですか?

フランスやイタリア、ドイツやスペインは使われる色に、その理想を込めています。

例えばフランスは白、赤、藍色の3色ですが、白には「平等」赤には「博愛」、そして藍色には「自由」の意味があるのです。

日本の太陽のように、月や星をかたどったものも多くあります。

日本の国旗は太陽をデザイン化しており、一般的には「日の丸」と呼ばれます。赤丸の周りに光の線を象ったものを加えた「日章旗」というものもあります。

白地に太陽を表した日の丸は、1870(明治3)年以後、当時の幕府などで使われ、以後長く日本の国旗として定着しました。

アメリカや中国では星、トルコは月などが描かれていますね。

ノルウェーなどのヨーロッパのキリスト教を信仰する国々では、十字架をモチーフにした国旗も使われています。

何気なく見ている国旗ですが、その国の歴史や国民の想いが反映されたデザインになっていることを意識して見ると、違った見方ができそうですね。

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意味ペディア編集部

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