猫の便秘が1週間も続くような場合の対処方法をご紹介
2018.5.4
猫の便秘が1週間も続くような場は、猫も苦しそうにしていますよね。
飼い主が便秘を解消させるためには、どんな方法があるのでしょうか?
食事療法などの便秘解消法、またその原因についてもご紹介いたします。
この記事の目次
1週間も便が出ていない?猫が便秘の時にとる行動
・トイレの前をウロウロ
便をしたいのに、出ない。そのような時は人間と同じようにトイレに行ったり出て来たりそんな行動を繰り返します。
・お尻をなめる
猫も便を出したい!そんな時はお尻に刺激を与えるためにお尻をなめる場合もありますよ。
・動きが悪くなる
猫もお腹の調子が悪いと、いつもよりもゴロゴロしていたり、全然遊びに乗ってこなかったと、いつもより動きが悪くなることも。
・長時間トイレで踏ん張る
トイレで踏ん張るけど便が出ない、そのような時は完全に便秘です。苦しくて鳴き声を上げるような時は相当便が溜まっているかもしれません。
その他にもお腹がパンパンなため食が進まなくなったり、食べた後にもどしてしまうような場合も便秘が原因かもしれません。
また便が出ていてもいつもより量が少なかったり、コロコロとした小さな便が出ているような場合も注意が必要です。
猫の1週間の便秘、自宅での対処方法は?
猫の便が一週間も出ていない、便秘で辛そう!そんな場合、自宅で出来る対処方法はないのでしょうか?
一般的な方法は、と言うとお腹のマッサージです。猫のお腹を優しくのの字を書くようになでてあげて下さい。
またオリーブオイルやワセリンを付けた綿棒を肛門の中に入れて刺激を与え、便を出すような方法もあるようです。
しかし素人の浣腸はかえって脱水症状を招き危険な場合もあるとの事。
一週間も続くような、ひどい便秘の場合はお医者さんに連れて行くのが一番のようです。
また急に病院へ行くような場合は、どこへ行ったらいいのか迷ってしまう事も。普段からかかりつけの動物病院を作っておくことも必要です。
病院は病気になってからではなく、定期的に健康診断をしてもらうなどして猫の普段の様子を知ってもらうために行く事も必要です。
猫が1週間も便秘!その原因はナニ?
病院へ行って便を出してもらっても、原因がわからなけばまた便秘になってしまうかもしれません。
では猫の便秘にはどのような原因が考えられるのでしょうか?
それは意外にも人間が便秘になる時の原因とほぼ変わりません。環境が変わったりしてストレスを感じた場合、食事のバランスが便秘につながったり、もちろん水分不足も原因となります。
また便秘は何らかの痛みにより便を出す事が出来なくなってしまってる場合も・・・。
注意が必要なのは、その便秘が病気に関係している場合です。消化器やホルモンのバランスによって便秘が続くならお医者さんの治療が必要となってきます。
その他にも誤飲が原因で便秘になってしまった場合も手術などの治療が必要となります。猫に無駄な痛みを感じさせない為にも、誤飲しそうなものは猫の手の届く場所に置かないように注意しましょう。
まだまだ便秘の原因はいろいろとあります。例えば年を取った猫なら排便時に必要な筋肉が衰えてしまったり、運動不足が原因となる事も。また排便自体が困難になってしまう病気になっている事も中にはあるようです。
自分のうちの猫に当てはまるような事柄があれば、一つずつ原因を取り除き便秘を解消してあげて下さいね。
猫の便秘改善に役立つ食べ物をご紹介!
やはり便秘には水分補給が重要!食事をウェットフードに変えてみると初期の便秘には効果が期待できます。しかし水分が多いのは嬉しいのですが、食物繊維が足りなくなってしまうという場合も・・・。便が出るようになったら食物繊維をたっぷりと含んだ野菜を一緒にあげるようにすると、栄養のバランスが良くなり腸の運動も活発に。便秘改善に役立つと思いますよ。
ちなみにサツマイモやキャベツは食物繊維をたっぷり含んでいる野菜です。でもあげすぎには注意を!逆に便秘になってしまう事もありますので。
また油をとる事も便をスムーズ出すために大切です。バターやオリーブオイルなどを少量で良いので毎回の食事に混ぜてあげて下さい。
こちらもあげ過ぎには注意が必要ですよ。
極度の便秘になってしまった場合は水分をより多くとるために食事もスープにすると良いでしょう。
その他にはヨーグルトも便秘解消に役立ちます。
便秘の時だけではなく、便秘にならないように普段の食事にも気を付けてあげて下さい。
猫の便秘、放っておかないで!巨大結腸症という病気かもしれません
長く便秘に悩まされているような場合は、その便秘には病気が隠れているかもしれません。
巨大結腸症という病気の主な症状は、度重なる便秘。また食欲がなかったり嘔吐をしたりと普通の便秘と間違ってしまうような症状が出ます。
気になる原因ですが、生まれつきの先天性である場合や、事故などで自律神経などに傷がついてしまったり、骨盤骨折と共に他の周りの組織にも損傷が出てしまった場合などです。
他には病気や事故が原因で便の通り道を塞いでしまうような場合も、この病気になってしまう事があります。
対症療法や食事療法、または手術などを行って治すことが出来ますので、長年にわたる便秘など気になる症状がある場合は、お医者さんに相談してみて下さいね。
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