言葉の意味からニュアンスそして解決策まで

言葉の意味からニュアンスそして解決策まで│イミペディア

犬が散歩中に興奮するようなら他の犬との接触は避けるべし

2018.5.7

犬の散歩中に興奮してリードを引っ張る犬は、しつけに失敗しているのかも。

散歩のときの飼い主の指示に従って歩くことができなければ、ほかの犬とのトラブルにもなりかねません。

散歩中に他の犬とすれ違うのは、犬が興奮しやすい場面なので要注意。犬の気持ちを考えてみましょう。

散歩中の犬が興奮してグイグイリードを引っ張って進むのはなぜ?

◆飼い主がリーダーになり切れていない

散歩中の犬がリードをグイグイと引っ張りながら歩くのは、自分に決定権があると思っているから。

本来は散歩をリードする権限は、飼い主にあるべきです。しかし、普段から犬が行きたい方向を決めて飼い主を引っ張っていると、それが当たり前になってしまいます。

飼い犬によるトラブルを避けるためにも、もう一度きちんとした「しつけ」を見直した方がいいかもしれません。

まずは、犬が強く引っ張ってきたら、逆に立ち止まってみましょう。

◆溜まったストレスの解消のため

室内飼いやケージで過ごす犬は、外をのびのびと走り回りたくてストレスを溜め込んでいます。

狭い場所から外に出られた喜びでついつい興奮してしまい、先に行きたくてしかたないためリードを引っ張る結果になるのです。

犬種や性格に合わせて、散歩の頻度や距離を見直してストレスを溜めないように気を配ってあげましょう。

犬が散歩で興奮や座り込み。原因はどちらも主従関係の失敗?

きちんとしつけているはずなのに、散歩に出られるとなると興奮して暴れてしまうことがあります。

厳しい態度で「待て」や「おすわり」をさせて、一旦犬が落ち着くのを待ちましょう。

指示通りの態勢で落ちついて来たら、きちんと「褒める」のを忘れずに。

「興奮したのは悪いこと」で「指示をきいて落ち着いたのは良いこと」と理解させるのは飼い主の役目です。

散歩中に他の犬や、珍しい物を見つけて興奮してしまった時も、前述のように一度落ち着かせます。

犬の中には興奮とは逆に、散歩の途中で動かなくなることもあります。

行動は真逆ですが、興奮するときと同様、飼い主との主従関係やしつけが正しく定着していないことが原因。

基本的、指示を破る・指示以外のことをした場合は無視して、飼い主が先頭に立って散歩を続行します。

散歩に出るときに、これらのような状態がたびたび見られるようなら、しつけの基本から見直して再教育が必要かもしれません。

犬が散歩に出たときに興奮するのは本能的な欲求から

人間でも食欲や睡眠欲がきちんと満たされないと、メンタルに影響を及ぼします。

犬も同様で、主な欲求が満たされない状態では、興奮しやすくなるなど影響があるのです。

犬の欲求には主に4つがあります。。

・食欲

・性欲

・睡眠欲

・作業欲

食欲は満足するだけ食べられているか、であり睡眠欲は眠りたいときに眠れているかです。

性欲=発情などが原因で攻撃性が増すことがありますが、去勢・避妊手術をするとその点は抑えられる傾向があります。

一番馴染みのない言葉が「作業欲」でしょう。

これは、犬が広い場所を「駆け回りたい」と思ったり、「獲物を追い回して捕まえたい」といった行動への欲求です。

人間に飼われて暮らす前の犬たちは、毎日を欲求の従うままに生きていたのです。

健康で元気な犬ほど、これらの欲求が強いことがありますので、愛犬が欲求不満にならないよう毎日フォローしてあげることが大切です。

散歩中に他の犬と出会うと興奮しやすい。接触には充分注意して

犬を散歩させていると、反対側から同じように犬を連れた人とすれ違う場面に遭遇します。

たとえ人なつこい犬で、その犬や飼い主に興味を示したとしてもお互いにスルーするのが暗黙の了解。

飼い主同士が知り合いや近所の人であれば、会釈程度はするでしょうが、犬同士はあまり近づくとトラブルの原因になる可能性があります。

おとなしい性格の犬だから……と安心していても、どちらかが吠えたり噛んだりしてしまうと互いに興奮してしまうかもしれません。

もし、近づくのなら飼い主同士で「近づいても大丈夫ですか?」と確認しましょう。

普段の態度と比較して、吠えそうな素振りが見られたら先手を打って「待て」「おすわり」などの指示を出しておきましょう。

複数の犬が一緒にいると、一頭が吠え始めたことで他の犬にも興奮が伝播することがあるのです。

飼い主の指示で正しい行動ができるよう、普段からしつけをきちんとすることが必要です。

犬が吠える理由とは。警告? 喜び? 犬の気持ちを汲み取ろう

犬は理由もなく吠えたりしません。

家庭で飼育されている犬が吠える場合には、次のような理由が考えられます。

1.警戒心

犬には自分の縄張りがあり、そこに立ち入る存在には吠えて警告を発します。

2.恐怖心

犬にとって未知の存在や、過去に嫌な経験・恐ろしい経験をした相手に感じた恐怖心から吠えることがあります。

3.興奮

留守にしていて帰宅したときに、犬が吠えてはしゃぎながら出迎えてくれる経験はあるでしょう。吠える原因が喜びによる興奮の場合もあるのです。

4.要求

遊んで欲しい、かまってもらいたいといった要求がある場合に、吠えてアピールすることがあります。

5.ストレス

運動や遊びが足りない。コミュニケーションが足りないことが原因で吠えることがあります。

これは飼い主の責任ですので、犬との触れ合いや好きな遊びで犬を満足させてあげましょう。

ただし、吠えたことによって欲求が満たされたと思わせると、次回以降も吠えることになってしまうので、根本的に正しくしつけることが重要です。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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