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教員採用試験に合格?不合格?その後にするべき過ごし方

2018.5.29

教員採用試験に晴れて合格することができたら、その後はどのように過ごしたらいいのでしょうか?

また、例え教員採用試験に不合格したとしても、その後の努力によってなりたかった教師になれることもありますよ。

そこで、教員採用試験に合格後の過ごし方や教員採用試験の流れ、教員採用試験に不合格になる人の特徴などについてもまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。

教員採用試験に合格!その後にするべきこと

【現場にボランティアで参加する】

新卒採用になった場合、教育現場は教育実習でしか知りません。それでも、教員として採用になれば、一人の教師として見られることになります。

実際は、3週間程度の実習しか経験がなく、圧倒的に経験不足ですが、現場では一人前扱いです。そんな経験の浅さで、いきなり一人で授業をして上手くできる人は少ないでしょう。

実際に働きだす前に少しでも教育現場での経験を積むことが大切です。そのためには、支援ボランティアに参加しましょう。

大学の掲示板などを見ると、意外と簡単に見つかると思います。支援ボランティアを通して現場に慣れる事や学ぶことが出来るでしょう。

支援ボランティアの仕事の内容はそれぞれ違います。授業の補助や特別な支援が必要な生徒の補助など様々です。

自分の希望する仕事内容に応募することも出来ると思いますが、自分の担当教科に関係する仕事があるとは限りません。関係なくても、現場を体験をして経験を積むということが大切です。

ボランティアに採用されたら、空き時間などは他の授業の見学などをしても良いか確認して見せてもらうと良いでしょう。

なお、ボランティアでも生徒からすると先生として見られますので、その自覚をもって生徒と接するようにしてください。

教員採用試験に合格したら、その後はどう過ごしたらいい?

基本中の基本ですが、大学を卒業しましょう。勉強はもちろん、勉強以外の大学生じゃないとできない経験も楽しみましょう。

新しく単位を取るのは無理だと思いますが、色々な講義に参加して色々な知識を吸収していきましょう。聴講生でなければ、どの講義にどれだけ出ても授業料が上乗せされることはないはずです。

ですから、実際の現場での心配をするよりも、卒業する事と知識を広める事をおすすめします。現場での知識は、現場に入ればいやでも付いて行きます。

それに、あなたが教師になった時、実習の授業で身に付けた技術は実際に一人で授業を行う時にはほとんど役立たないと思います。実習の時と教科書が変わっている可能性もあります。

どうしても、何かしておかなければ落ち着かないと思う人は、新学習指導要領は読んでおくのがおすすめです。文部科学省のホームページや大きな書店で取り扱っています。少しは実際に働きだしてからのイメージをしやすくなると思います。

他には、例えば国語なら、音読の練習や暗唱できるレベルにまで教科書を読み込むのも良いと思います。一通りの辞典を揃えておくのもおすすめです。

教員採用試験に不合格でも、その後に教師になれることも!

私は大学卒業後1年間は非常勤教師をして2年目に教員採用試験に合格して働き始めました。仕事内容的にも非常勤講師との違いを実感しています。

私が採用試験に落ちてから合格するまでの経験をもとに、採用試験に落ちても教師を目指す人におすすめの方法をご紹介します。

私は、採用試験に落ちた後、非常勤講師として働きました。期間限定の臨時採用の教員には非常勤講師と臨時的任用教員の2種類あります。

まずは、非常勤講師を説明します。非常勤講師は、契約した授業の身を担当するため、時間的な余裕が作りやすいので、次回の採用試験のための勉強時間を確保しやすいです。しかし、ボーナスもなく、授業1コマいくらというように給与が決まるため、経済的にゆとりはありません。学校の長期的な取り組みへの参画や学校行事などにも関われません。

次に、臨時的任用教員ですが、常勤講師とも言います。1~3年と契約期間が決まっていて、正規教員を正社員とするならば、契約社員と言ったところです。月給制でボーナスがある学校もあります。生徒指導や学校行事にも関わることになります。

どちらの臨時講師を選んだとしても、教育の現場で経験を積むことは、次回の試験でプラスに働くと思います。地域によっては経験者への特別選考措置もあるそうです。

教員採用試験の流れについて

ほとんどの都道府県では教員採用試験は1次と2次があります。1次試験は筆記試験が中心で、受験者数の絞り込みを行います。

1次試験から面接をする自治体も多いものの、どちらにしても筆記試験が一定の基準に満たなければ1次試験を通過することは出来ません。

1次試験は、北海道、東北、関東甲信越などのブロックごとの統一日に実施されます。試験の日は全国統一ではないため、この試験の日程が重なっていなければ他の地域の採用試験も受験できます。1次試験は7月上旬~下旬に行われ、結果発表は7月下旬~9月上旬です。

1次~2次試験の主な内容は以下の通りです。

・筆記試験
・論作文
・面接
・実技
・適性検査

2次試験は、論作文や実技、適性などを見られます。面接は集団、個人、模擬授業など数回実施されます。音楽や英語などでは実技試験もあります。自治体によっては、全員に体力テストを行う場合もあります。

2次試験は8月下旬~9月下旬に行われ、結果発表は9月中旬~10月下旬です。2次試験に合格しても即採用とはならず、採用候補者として名簿に載ります。

この名簿の上位から順に採用がきまり、最終面接にて赴任する学校が決められます。

教員採用試験に不合格になる人の特徴とは

教員採用試験に不合格になる人の特徴とは?

・悩むだけで行動力がない
・能力と適性の区別がつかない
・添削をして最終的な文章がつぎはぎになっている
・人を信じることが出来ない
・コミュニケーション能力が足りない
・不合格になった教員採用試験の成績開示請求をしない

上の5つは不合格になる理由もわかると思いますので、最後の「前年度不合格になった教員採用試験の成績を開示しない」人がどうして不合格になる可能性が高いのかご説明します。

自治体によっては、自分の試験結果を開示請求により確認出来る場合があります。成績開示請求をすると、何がダメだったのか知ることが出来ます。

不合格になるのは辛いですが、その理由を知って改善しなければ、次も同じ失敗をする可能性があります。自分の不得意な部分や弱みを知って改善することで次の合格に繋がるのです。

そのため、成績開示請求をしないということは、成長のチャンスを自分で潰してしまっているのも同然です。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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