剣道の踏み込みのコツとは?踏み込みのポイントや方法について
2018.5.30
剣道の踏み込みをするときにはどんなことを意識して行うといいのでしょうか?
踏み込みのコツやポイントとは?初心者と上級者は踏み込みの音が違うってホント!?
踏み込みの練習方法や、基本を紹介します。何度も練習することも大切ですが、自分の体がどのように動いているのか確認することでさらに効果的な練習に繋がるはず!
この記事の目次
剣道の踏み込みで大切なのは?コツは左足?
剣道の踏み込みで大切なのは、右足の足の裏全体で着地することです。
左足で床を蹴って飛ぶと右足が先に着地しますが、かかとから着地すると全体重がかかってしまいます。このため、かかとを痛めてしまいます。右足の足の裏全体を同時に着地するよう意識しながら練習してください。
右足だけを大きく一歩前に出す練習では、跳躍中も右足を高く上げないようにしましょう。右足の裏を床と平行にして体重を移動するといいでしょう。
ポイントは、右足の膝を勢いよく伸ばすことです。左足付け根を支点に足を振るようにして素早く左足をひきつけましょう。
右足が着地した後、次の動作に入るためには左足をすばやくひきつけなくてはいけません。このとき右足の膝は折れている状態となります。
踏み込みを意識することは大切ですが、その後の動きや流れも意識する必要があります。踏み込みの練習に慣れてきたら、次の動作に入るための動きも続けてできるようになるといいでしょう。
剣道の踏み込みのコツは膝裏を意識すること
剣道の踏み込みのコツは膝裏や左足の引き付けを意識することが大切です。
踏み込む足と同じようにその後の引き付けもできるように練習をしましょう。上手に踏み込みができていても、そのあとの引き付けができていなければ次の動作に繋げにくくなってしまいます。
剣道を始めたら、まず練習するのが足さばきです。
足さばきの練習では右足送りのあとは左足の親指を右足の踵に付けると教わります。しかし、親指を踵に付けることが目的ではありません。それくらいの勢いで足を引き付けるといいというものになります。
左足で右足を蹴り飛ばすような感覚が近いでしょう。
また、踏み込みというと足の動きという意識が強いかもしれませんが実際は腰からの動きになります。
足だけの体重移動ではなく、腰からというよりかは体全体で体重移動するといったほうがいいかもしれません。
打突を打つときも、手だけで打つのではなく体全体で打つといいでしょう。腰の入った打突は勢いや当たりが強いと言えます。
剣道の踏み込みのコツは「ドンっ」ではなく「パーンッ」!
踏み込みには、前に踏み込むものと後ろに踏み込むものがあります。
前に踏み込むものは、左足で蹴りながら右足を踏み込むように前に出す動作となります。右足を踏み込み、左足をすぐにくっつけ初めの基本の形に戻しましょう。
すぐに踏み込めるような基本の形に戻すことが大切です。打突のときの動作になります。
後ろに踏み込むときには、左足を後ろに下げてそのあとに右足を後ろに下げながら踏み込むものとなります。
この動作は、初心者向きではありませんが試合で1本をとることに繋がります。
前に踏み込む練習と同じように、後ろに踏み込むも何度もしましょう。
踏み込みを練習するときは、踏み込みをしてそのあとににすり足をしたり少し右にすり足をしてから踏み込むなどいろいろな足の運び方を組み合わせて練習しましょう。
苦手な足の運びと組み合わせたり、得意なものと組み合わせたりしながら試合を意識した練習を行いましょう。
足の運びとなりますが、下半身の動きとして腰から動かすのがポイントとなります。
剣道の踏み込み練習で大切な足さばきについて
踏み込みの練習も大切ですが、「足さばき」の練習もおすすめとなります。
「足さばき」が上達すれば踏み込みの上達にも繋がります。
足さばきについて
歩み足は、素早く移動したいときに使います。左右の足を交互に出したり引いたりして前後に遠く素早く動けます。
送り足は、剣道の基本的足の運びとなり最も多く使われるものです。進む方向に近い足から移動し、他方の足を引き寄せるものとなりあらゆる方向へ素早く移動することができます。
開き足は、相手を左右から攻めるときや相手の打突に対してかわすときに使うものとなります。近い間合から技を出す場合に多く使います。
右に開くときは、右足を相手に正対させながら出します。左に開くときは、左足を相手に正対させながら出します。左足を大きく開く時は、左足が右足よりも前になるときもあります。
継ぎ足は、送り足や踏み込み足を使う前の補助的な足の使い方になります。
剣道の踏み込みを強化させるには?おすすめトレーニング
剣道の踏み込み練習を家ではなかなかできない・・という人におすすめなのが筋トレです!
とくに踏み込みを強化したいのであれば下半身の筋トレをしましょう。
この筋トレなら家でもできるし、暇な時間にはぜひ行ってほしい筋トレのひとつとなります。
それは、「ゆっくりスクワット」です。スクワットならいつもやっているという人もこのやり方でスクワットをしてみましょう。いつも以上に太ももに負荷がかかっているのがわかります。
そのスクワットのやり方は、動きをゆっくりにして行うものになります。五秒間ほど使ってゆっくりと腰を落としましょう。そして、五秒間ほど使ってゆっくりと立ち上がります。
腰は完全に落とさないようにしましょう。立ち上がるときもまっすぐにはしないようにします。持久力がある筋肉を作るのが目的となります。
もちろん、いつも通りのスクワットの後にこのゆっくりスクワットをするのもいいでしょう。ゆっくりスクワットは回数が目的ではありません。5回、10回をじっくり行いましょう。
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