車に間違えて灯油を入れた時の対処法!そのまま走行は危険です!
2018.6.1
最近ではセルフ負のガソリンスタンドも増えているため車に自分でガソリンを給油する人も多いですよね。自分で給油をする時、うっかり間違えて車に灯油を入れてしまうこともあるかもしれません。
間違えて車に灯油を入れた場合、一体どうしたら良いのでしょうか。そのまま走行しても大丈夫?正しい対処法って何?
そこで今回は、車にガソリンと間違えて灯油を入れてしまった時の対処法についてお伝えします!
この記事の目次
間違えて車に灯油を入れたときは
本来であればガソリンを給油しなくてはならないのに、間違えて灯油を入れてしまった場合、それに気がつた時点ですぐにエンジンを停止させてください。
エンジンを動かさないのが一番良いことなのですが、エンジンを始動してしまった場合はすぐにロードサービスなどに電話をしましょう。
間違えて入れてしまった燃料を廃棄して燃料タンクの洗浄を行う必要があります。
エンジンを動かしてしまった場合は、燃料ポンプの中や内部のガソリンが回ってしまう部分の洗浄や交換もしてください。
そうしないとエンジンを始動させて走らせることは出来ません。
分解整備を行うにせよ、部品の交換を行うにせよ、多額の費用が掛かってしまうことになりますので、廃車にすることも視野に入れると良いでしょう。
間違えてもそのままの状態で運転はしないでくださいね。車がいつ動かなくなってもおかしくない状況です。
車に間違えて灯油を入れた時の対処法
車に間違えて灯油を入れてしまうことは、絶対にやって欲しくはないことです。
ですが、万が一間違えてしまった場合は以下の対処法を行いましょう。
【灯油を入れてしまった時は】
・ガソリンタンク内の灯油をすべて抜く
・ガソリンを入れ直す
・燃料管内の空気を抜く
とても面倒な作業ですし、知識のない人が行ってしまうとさらに症状を悪化させてしまうことにもなりかねません。
ですから、間違えて灯油をいれてしまった時は専門業者にお任せするのが一番良い方法です。
最近ではセルフのガソリンスタンドで自分で給油する人が増えていますので、間違えて給油してしまうことも有り得ます。
ですが、普通のガソリンスタンドでも起きてしまう間違いでもあります。人間は間違える生き物と理解して、ミスが起きないように気を付けましょう。
灯油以外にも気を付けて!車に軽油を入れたときは
ガソリンのタンクの中に間違えて軽油を給油してしまったら、間違えに気が付いた時点ですぐにタンクの中から軽油を抜き取りましょう。
タンクを洗浄してガソリンを補給するだけで大丈夫なことも多いです。
この対処を行った後に問題なくエンジンが始動すれば大丈夫と言えます。この時の費用は2~3万円程度になります。
ディーゼル車にガソリンを給油してしまった場合は、走行する前に気が付けばまだ良いのですが、気が付かずに走行してしまった時はかなり高額な修理費用を請求されてしまうこともあります。
どのような場合でも、
・時間の経過はどのくらいか
・エンジンはかけたか
・どのくらい走行したか
によってその後の状況が変わってきますので、間違えが起きないように気を付けて給油しましょう。
ガソリンに関する素朴な疑問にお答えします!
Q:ハイオクの車に間違えてガソリンを入れてしまった場合はどうなりますか?
A:間違えてレギュラーガソリンを給油してしまった場合は、エンジン本来の性能を発揮することが出来なくなってしまいます。
エンジンに支障を与えることは無いと思いますが、間違えた場合はディーラーに連絡して問い合わせてみましょう。
Q:レギュラーガソリンの車にハイオクを入れた場合はどうなりますか?
A:この場合は特に問題はありません。ハイオクガソリンには、エンジンの吸気系を綺麗に保つ効果もあります。
Q:ディーゼル車で冬道を走行する時は普通の経由でも問題ありませんか?
A:寒冷地に行く場合は、寒冷地のステーションで給油をする方が良いです。低温流動性に優れた軽油を給油することをお勧めします。
ガソリン・軽油・灯油は何からできているの?
ガソリン・灯油・軽油といった石油製品は原油から作られているってご存知ですか?
産油国から原油が運ばれて製油所の加熱炉で約350度に加熱され、その後蒸気(石油蒸気)となって蒸留塔に送られていきます。
この蒸留塔の仕組みは上に行くほど温度が低くなるように造られていて、上記が入ってきた後に沸点の低い物から順番に仕分けできるようになっています。
・沸点30度~180度・・・ガソリンなど
・沸点170度~250度・・・灯油
・沸点240度~350度・・・軽油
蒸留塔に残ったものは重油やアスファルトになります。また、ガソリンはオレンジ色をしていますが、元々は灯油とガソリンは無色透明の液体です。
軽油は淡い黄色をしていますが、ほかの物と見分けがつくようにガソリンをオレンジ色に着色しています。
ガソリンは自動車に使われるのが主な使い道で99.5%の割合になります。
ガソリンにはレギュラーとハイオクの2種類があります。
軽油はバスやトラックに使われることが多く、自動車のディーゼルエンジン車にも燃料として使われています。
自動車の種類によって、ガソリン・ハイオク・軽油を使い分けて使用します。
- 知識・雑学