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焼香の作法や順番、遺族の焼香のやり方をマスターしよう

2018.6.1

お通夜やお葬式に弔問客として行ったときは正しいマナーが分からずドキドキしてしまう人もいるでしょう。特に焼香の時は宗派によって作法が違うため、他の人やり方をさり気なくチェックしている人も多いのではないでしょうか?

弔問客として行くときにも正しい作法に気を付けなければいけませんが、遺族の場合はなおさら作法を間違えることは出来ません。

そこで、遺族の焼香の作法や弔問客が焼香中の対応についてまとめました。

焼香の作法にドキドキ!遺族の焼香順番は?

焼香には順番があり一番個人と関係性が深いところから行われるのが一般的です。

遺族が行って参列者が焼香をする事になるので、焼香の仕方がわからなくても一番最初に行うという事は弔問客の場合はありません。

そして遺族の中でも焼香には順番があり、喪主から行います。

喪主が終わるとそれに続いて遺族の方が焼香を行っていき、次に弔問客が焼香を行う事となります。

宗派によっても焼香の仕方が違ってくるので遺族の方の焼香の仕方を真似ると良いと思います。

また弔問客の方々は遺族に一礼をしてから焼香を行います。

その為、遺族でも焼香をする時には喪主に一礼をするべきか迷ってしまう場合があるようです。

しかし遺族の場合は、喪主や他の方に一礼をする必要はありませんので注意をしてください。

遺族は一番初め!焼香の作法は焼香の種類でもやり方が違う

葬儀に出掛けた時に、葬儀によっては焼香の仕方が違うと感じた事ありませんか?

最近一般的に通夜などで行われるのが立礼での焼香。

祭壇の前で立ったまま焼香を行うので、まずは喪主に一礼をしてから焼香台の前に行き次は遺影に一礼を行いましょう。

そして親指、人差し指、中指の三本の指で香をつまんで額に近づけるようにして持ち上げ香炉に落とします。

遺影を見て合掌を行い、戻る時も僧侶と喪主に一礼を行いましょう。

この時香の落とし方は宗派によって多少異なります。これは後程詳しく説明いたしますね。

また喪主が焼香を行う場合は弔問客に対して一礼を行います。

そしてお寺の本堂などで行われる際の多いのが座礼の焼香です。

この場合の注意点は立ち上がらずに膝をついたまま進んで焼香を行う点です。焼香の作法は立礼の場合と変わりません。

この他にも回し焼香があり、焼香台が自分の元に回ってくる焼香です。

一般の弔問客が焼香中の遺族の作法は?

焼香をする時弔問客は喪主や遺族に対して一礼を行います。

その際に喪主は目礼をして返礼をします。目礼とは相手と目を合わせて軽く会釈をする事です。そして焼香が済むともう一度弔問客は喪主に対して一礼をしますので、同じように目礼で返します。

弔問客の焼香が終わると僧侶が退席しますので、その時も頭を下げて礼をして見送ります。

このように足を運んでくれた弔問客の方々に対して失礼がないように振舞わなければいけない為、悲しみに暮れているヒマがないほど葬儀に追われるのが喪主や遺族の方々です。
また喪主の方は祭壇から離れずにいるので、目上の方や上司などが弔問に来てくれても祭壇わきで挨拶をします。

挨拶が長引くことも控えなければいけません。

弔問客の方々は喪主に対して挨拶をしてくるでしょうから、1人に方と長く挨拶をしてしまうと失礼になってしまうからです。

遺族は特に注意!焼香の作法は宗派によっても違いがある

先程もお話しした通り焼香の作法は宗派によって異なります。

大きな違いはありませんが、少しずつ異なっていますので自分の家の宗派の焼香の仕方くらいはしっかりと憶えておきましょう。

真言宗ではつまんだ香を額に近づけてから香炉に落とします。それを3回行います。

次に曹洞宗では1度は額まで近づけて落とし、その後の2回はつまんで落とすだけです。

浄土真宗は派によっても違いがあります。本願寺派なら1度つまんで香を香炉に落とすだけです。

大谷派なら、つまんだ香を香炉に落とすのを2度行います。

そして臨済宗の場合は1回つまんだ香を額まで持ち上げ香炉に落とします。

浄土宗、日蓮宗、天台宗は額まで持ち上げて香を香炉に落としますが、1回または3回の場合があります。

このように焼香は宗派によって、ちょっとした違いがあります。

自分の宗派の焼香の仕方は知っていても、弔問する葬儀の宗派の焼香の仕方は別という事が多いでしょう。

葬儀が行われる際には宗派がかかれていたり、お寺の名前が書かれている場合がありますので焼香の仕方を確認してから弔問をすると失礼がないと思いますよ。

一般的な焼香以外の焼香について

焼香の仕方について色々とご紹介してきましたが、最後に弔問客が多い葬儀で行う代表焼香と焼香順のトラブルを回避する為の止め焼香について簡単にお話をします。

一般的な個人焼香は一人ずつ焼香を行っていきますが、この代表焼香は会社や団体の方すべてが焼香をせずに代表して一人が行います。

親族が焼香を行った後に指名をして団体焼香が行われ、一般の弔問客はその後に焼香を行う流れになります。

このような場合には焼香をする際に名前を呼ぶので、その順番については葬儀社の方に相談をしてトラブルがないように決めていくのが良いでしょう。

しかし注意をしていても稀に順番によってトラブルが起こる場合もあります。

それを無くすためのご焼香が止め焼香。

これは焼香の順番は順不同で意味がないものとするために、親族の代表者が一人中間で焼香を行います。

止め焼香は喪主以外で選ばれます。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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