言葉の意味からニュアンスそして解決策まで

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入試に落ちたと聞いた時、掛ける言葉より、寄り添う気持ちを

2018.5.21

入試に落ちたと友達から報告を受けた時、親戚や近所のお子さんの結果を聞いた時、自分の子供が不合格だった時、いったいどんな言葉を掛けてあげればいいのかと、悩んでしまいますよね?

そんな時は、言葉を掛けるのではなく、努力を認め、共感し、一緒に居てあげましょう。
まずは、本人が不合格であるという現実を認めるまで、見守ってあげることが大切です。
つらい気持ちを共感し、受け入れてあげることが何よりも重要なのではないのでしょうか?

入試に落ちたと聞かされた時にかけるべき言葉はありません。

受験に失敗した。
志望校、不合格だった。

このような言葉を聞かされた時に、掛ける言葉って難しいですよね?
実際に、どのような言葉を掛ければよいのでしょうか?

「大丈夫だよ!」

なんて言葉は、絶対にかけてはいけません。

大丈夫な訳ありません。

全身全霊で取り組み、頑張ってきたことが報われなかったのですから、どんな言葉を聞いても受け入れられる訳はありません。

受験に失敗して悔しい気持ちや、腹立たしい気持ち、惨めな気持ちや、残念な気持ちを共感して欲しいのです。

気持ちが落ち着いたら励ましの言葉を掛けてあげてください。

でも、受験に失敗をしてショックを受けているときには、言葉ではなく、寄り添い共感してあげることが大切なのです。

「うん、そうだね」と話を聞いてあげてください。
相手が「残念だった」と言うなら、「残念だったね」と反復しましょう。
「頑張ったのに悔しい」と言うなら、「そうだよね、悔しいよね」と共感してあげましょう。

入試に落ちた時に必要なのは、励ましの言葉ではなく、共感する気持ち

入試は必ず明暗を分けるもの。
点数が良ければ全員合格と言うような、資格試験とは違います。

ご近所さん、親戚、お友達の子ども、自分の子ども…。

毎年必ず誰か彼かが、受験生ではありませんか?

受験の合否が気になっても、相手からの報告を受ける前に絶対に結果を聞いてはいけません。

これが大人の対応と言うものです。

もしも、不合格の報告を受けたら、あなたはどうしますか?
間違っても励ましたり、慰めたりしないようにしましょう。

言葉短めに、相槌を打つにとどめるようにしましょう。

そして「落ち着いたらお茶でもしましょう」と言って、手短にその場を離れるようにするのが最善です。

入試に落ちた瞬間、こんな風に感じています。励ましの言葉は罵倒にしか感じない

長い時間、取り組んで頑張ってきたことの成果が出ない。

これほどショックなことはありませんよね?

ものすごく思い入れがあったとしても、入れたらうれしいなーくらいに思って受験したとしても「不合格」の知らせを聞けばショックを受けない人間はいないでしょう。

不合格の知らせを受けると、学校から拒否された気持ちになります。
自分は行きたいと思って頑張って勉強してきたのに、「ウチの学校にきたらダメ」と言われたら、ショック、ショック、ショックですよね。

大人になったら、志望校に不合格した意味を感じることもあるかもしれません。
でも思春期の子どもには、そんな余裕はないでしょう。

とにかく、共感し、寄り添い気持ちを吐露させてあげてください。

志望校不合格は『失敗』ではない。

受験。
特に、中学受験は落ちることが前提です。

ですから、受験に向けて頑張って努力することが目標であり、結果はご褒美だという心構えが必要です。

よく受験に落ちたことを失敗と言いますが、失敗なんかじゃありません。
高みを目指しチャレンジしたのですから、結果が不合格でも失敗なんかじゃないんです。

受験勉強に取組んだのですから、知らない間に、学力はかなり向上したのではないのでしょうか?

友達と遊んだり、ゲームをしたり、テレビを観ることを我慢して、勉強に取組み続けたのではないのでしょうか?

少し頑張ることは誰にでもできます。
でも、頑張り続けること、努力をし続けることは、なかなかできることではありません。

不合格でも「こんなにも立派に受験勉強に取組んだあなたを誇りに思う」と、子どもに伝えてあげましょう。

子どもは、親に喜んで欲しくて頑張るのですから。

最高の笑顔で、子どもの努力と頑張りを認めてあげられる親に自分も成長しましょう。

入試に落ちた子供に親としてかけてあげるべき言葉とは?

何ごとにも、過程が大事ですよね。

受験に失敗してしまったら、子どもの気持ちより自分の評価を気にして、子どものことを怒ったり、責めたりしていませんか?

表には出さないかもしれませんが、子どもは親が思う以上に傷ついているはずです。

挫折のない人生はありません。
挫折をした時、乗り越えられる力を与えてあげられるのは親だけです。

努力を認め、次の目標を一緒に考えてあげましょう。

今回は残念だったけど、これだけ頑張れるって自分でわかったはずだよ。次の目標に向かっても頑張れるはずだよ。と声を掛けてあげてください。

ショックですぐに気持ちが前に向かないかもしれませんが、仕方ありません。

休息をとり、たっぷり寝て、元気に遊び、ゲームをして、楽しんだら、また次の目標に向かう力が湧いてくるはずです。

一度、努力をした経験のある子は、また次の目標をクリアしたいと感じるはずです。

親としては心配なことが多いと思いますが、子どもの持つ力を信じて見守ってあげましょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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