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居酒屋で出されるお通しを「いらない」と断ることはできるのか

2018.6.13

居酒屋に行くと最初にお通しが出されますが、正直食べれないものが出てくる時のありますよね。

ましてはお酒を飲まず食事をするために行っている人だと「いらない」と断りたくなると言います。

このお通しにはどんな意味があるのでしょうか?もしお通しを断ると法律違反となってしまうのでしょうか?

疑問に感じることが多い居酒屋のお通しについて詳しく説明します。

居酒屋で出てくるお通しを「いらない」と拒否することはできる?

居酒屋さんに行ってアルコールを注文すると頼んでもいないのに勝手にお通しが出てきますよね。

頼んでもいないのに出てきて、しかもそれが自分の好きではないものだったりすると、「別にお通しはいらないな」と思うこともありますよね。

居酒屋のお通しはお酒を頼んだ人にだけ出てきます。

お通しを食べない人は店員さんに「お通しはいりません」と言えば運ばれてくることはないでしょう。

運ばれてきたとしても、食べない事に問題はありません。

お店によってはお通しをいらないと言っても料金を取られることもありますし、そもそもお通しの料金がかかっていなお店もあります。

お通しの料金が無料であっても、席に座っただけで席料を取られているお店もありますので、「楽しくお酒を飲むために払っているお金なんだ」と思えば少しは気が楽になるでしょう。

居酒屋のお通し・・・いらない場合は料金を支払う必要はない?

■法律上は支払わなくても良い

お通しの値段てわからないことが多いですよね。法律上では、お店のサービスや格式に見合った席代としてお店側が請求することはできます。

単純に料理の代金として請求をされたとしても、前もって料理の値段がわからない場合は支払いをしなくても問題はありません。

■食べたら契約が成立する

料金を支払わなくても良いのは「お通しを食べる前」の話です。
お通しの代金を支払うのが嫌であれば、お通しを出される前にお断りをしましょう。

お店によっては断れないとこともありますが、席代を支払うことが嫌であれば別のお店を探しましょう。

■お通しがないお店

最近ではお通しを出さないお店も増えてきています。

また、お通しには代金が発生することや、いくつかの種類の中からお通しを選べるお店も増えてきています。

お通しに料金を支払いたくないのであれば、そういったお店を利用すると良いですね。

「お通しはいらない!」居酒屋の中には対応してくれるお店も

居酒屋の多くではお酒を注文したときにお通しが出てきます。

この「お通し」を巡って、巷では色々な議論が巻き起こることもしばしば・・・。

・「頼んでもいない料理にお金を支払うなんで変じゃない?」
・「苦手なものが出たら食べれない。それでもお金を払うのはちょっと・・・・。」
・「お通しは席料についているサービスだと思えばいいんじゃない?」
・「え?お通しってサービスじゃないの?」

ネットの反応を見てみても、お通しに関する意見は賛否両論。

別にいいんじゃない?という人もいればお通しはいらないという人もいて、その意見は様々です。

個人経営の居酒屋さんからチェーン展開している居酒屋さんまで、色々な居酒屋さんに「お通しを断ることはできるのか」という質問を投げかけてみたところ、お客様の要望に答えるためにお通しをカットすることはできるという回答や、好きなお通しを選べるサービスをしているという回答を得られました。

そのお店によってもお通しに対する対応は違うようです。

こだわりのあるお通しを提供するお店もあります!

居酒屋さんの中には、お通しを使ってお店のPRをしているところもあります。

私達が持っているお通しのイメージというものは、「お酒を頼んだらついてくるもの」とか「食べないのに提供される料理」というイメージが多いですよね。

ですが、こういったイメージを覆すようなお通しを提供している居酒屋さんも、日本各地にはあります。

最近ではSNSに投稿されることも多いので、それを狙って斬新なお通しや、お通しに見えないようなクオリティの高い物を提供しているのです。

お客さんにSNSに投稿してもらえばお店側としても宣伝効果が期待できるため、注目を浴びる機会の少なかったお通しにスポットを当てているのです。

例えば、ボイルしたズワイガニをお通しとしてたっぷりの量で提供する居酒屋さんや、「料理を注文する必要がないのでは?」と思うほどたくさんの品数が出てくる居酒屋さん、お店の看板メニューをお通しにしている居酒屋さんもあります。

お通しはいらないというお客さんもいる中で、お通しを使ってお店のPRをしている居酒屋さんもあります。

居酒屋のお通しは日本独自の慣習!

「お通し」という習慣は、日本独自の習慣と言ってもいいです。

明治の前はお客側がお店に対して「こんなものが食べたい」といい、お店側はお客の身なりなどから判断して品物を提供するというのは通常でした。

今のように、あらかじめ料金がわかっていて、お客さんがそれをみて購入するというシステムではなかったのです。

飲食店でお店側が勝手に提供する「お通し」というものは、その頃の名残がある文化になります。

お通しは席料の一種と捉えることができます。料亭など、席料を取っている高級なお店であればお通しの料金を支払うのは当然でしょう。

ですが、チェーン展開しているような居酒屋さんであれば、その店に席料を支払うのが妥当かどうかで判断すると良いです。

頼んでもいないのに勝手に提供して代金を取るのは、いささか違和感を感じることもありますよね。

裁判になった場合も、「その店が席料を取っても妥当な店なのか」で判断するでしょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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