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先生の異動はいつ、どのようにわかるもの?誰から告げられるのか

2018.6.15

学校の先生の異動発表は、いつどのように決まるのでしょうか?それは誰から伝えられるものなのでしょうか?

また、正式に発表されるまでにいち早く情報を知る方法はあるのでしょうか?
今回はそんな気になる疑問について調べ、まとめてみました。

また異動する場合には、本人の希望を聞いてもらえるのかどうかについても合わせてご紹介します。

先生の異動はいつ決まるの?口外は絶対にNG!

基本的に異動の内示を口外することは禁止されています。
それは、その時点でどこの学校へ異動するかが決定されていないからです。

もし口外して噂が広まってしまうと、異動校が変更した場合などに問題になるからです。
一般企業でも言えることですが、口外したことで昇進が消える可能性もありますので、行きたい学校にいけるかどうか分からないうちは口外しないほうが良いでしょう。

家族がいて引越しをせざる負えない場合は、内示を受けた段階で家族にだけは伝えてもいいかもしれませんが、あくまでも内示でそういう話があるとだけとどめておくべきです。
ただ余程のことがない限りは、異動の内示が覆ることはありません。そのまま異動が現実化することがほとんどです。

異動を拒否することもできませんので、どうしても拒否したい場合は退職するしかないかもしれません。

異動が考慮されることもあります。
それは、本人の妊娠、もしくは親の介護などによる場合です。これらの場合は異動の候補から外れる可能性はあります。

先生の異動が発表される時期はだいたい、いつ頃?

異動の発表は自治体によって多少の違いがあります。

一般的に内示がでる時期は、早くて2月中旬、遅くても3月の初旬には内示が発表されます。ということは、本人への通達は、2月中旬から大体3週間前後に行われるということになります。

異動自体ができるかどうかについては、11月~12月くらいともっと早くに分かりますが、実際どこに赴任するかがわかるのは、2月~3月の間というわけです。

ただ管理職の場合は別で、3月の中旬~下旬ともっと遅くなります。これは、一般の教員の移動が確定してから内示となるためです。

都道府県によってはFA制度の希望もあり、これは11月くらいに行われます。また、他府県移動の希望にいたっては、市町村外勤務は11月、市町村内異動は12月までに希望を出すことになっています。

具体的にどこに異動するかは修了式の後になり、そこから異動先に学校と連絡して準備に入ることになります。

異動対象かどうかはある程度推測できますし、実際に異動となることもあり本人にも伝わっていますが、最終内示までに口外や公表してはいけないため、気苦労があるのは確かです。

先生の異動はいつ、誰がどのように伝えているの?

教員によっては、と同じ学校にずっと何年も勤めている人もいれば、数年で異動してしまう人もいます。
教員の異動は、誰がどのように決定しているのか気になるところです。

結論から言えば、教員の異動は校長が異動を決めて辞令を出しているのがほとんどです。決定権は校長にあるのです。
となれば、校長にたてついたりトラブルを起こした場合は、勤務年数に関わらず異動辞令が出てしまうこともあるということかもしれません。

校長の考えと真逆の教員がいたとしたら、会議で衝突してその結果翌年異動となることのあるのではないでしょうか。
恐らくほとんどは個人的感情で異動させることはないとは思いますが・・・。

ただ校長といえども所詮人間なので、自分にたてつくような嫌な奴は異動させたいという気持ちもゼロではないと思います。

学校でもどこでも、上司と仲良くやっていた方が身のためだということかもしれません。
ただ言えることは、1つの学校にずっといる教員は、あまり出世しないようです。それか、よほどその学校を愛しているかのどちらかかもしれません。

先生の異動はいつから始まる?希望は聞いてもらえるの?

先生の異動に関しては、正式な様式の調書で個人希望がとられます。いわばアンケートのようなものですが、この異動希望調書によって、異動するかしないかが問われることになります。

留年を希望する場合もありますが、その希望が通るとは限りません。
各都道府県にはルールがありますので、そのルールに照らし合わせた結果、本人の希望を無視して異動させられる可能性もあります。

そのルールは「勤務年数の長さ」です。

その学校の勤務年数が3年経過すると異動対象となるルールがあるのです。
ただし対象となるだけで、必ずしも異動するとは限りません。

3年経過していれば異動希望をだすことで優先的に異動となりますが、異動対象とはなっても、どこに異動するかは希望がほとんど通りません。

また、特に異動したい理由がないのに希望を出す場合は、「もうこの学校を出たい」と言っているようなものです。

3年ルールは、裏を返せば嫌でも3年は勤務しなければならないということです。
希望と違う学校に異動になったとしても、3年は我慢して勤務することになるのです。

先生の異動をいち早く知る方法はある?

先生はいつ異動するのか、もしかしてそろそろ異動?子供にとっても保護者にとっても気になってしまうものです。

先生の異動をいち早く知りたい気持ちもわかります。

ただそれはとても難しいことです。なぜなら正式な決定があるまで口外・公表してはいけないとされているからです。

3年経てば異動対象とはなりますが、移動対象になるだけのことです。

異動に関しては、行き先がどこかは別として、来年度はいないということは本人は分かっています。
口外はしないにしても、先生の行動を見れば何か気付くはずです。
職員室の机がいつもよりも整理されている、教室の中をやたらと掃除しているなど、雰囲気で何かつかめるかもしれません。

もし先生が部活の顧問をしているのであれば、春休みの活動予定などを聞いてみるのもいいかもしれません。異動先生は上手く答えられず曖昧な返事をするかもしれません。

異動の口外は絶対にしませんが、これらのことで推測はある程度できるでしょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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