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ニットの袖や首元のよれを元に戻したい!自宅でできる方法

2018.6.18

ニット製品は、着ているうちにどうしても伸びやよれが気になります。

お気に入りのニットで着る頻度が高ければ高いほど、よれが起きやすくなってしまいますよね。

伸びてしまったニットは、もう諦めるしかないのでしょうか…。

ニットの首元の伸びやよれは自宅でも直す方法があります。

処分してしまう前に、一度試してみて下さい。

また、ニット製品の正しい洗濯方法もご紹介します。

気になる首元のよれ…ニットが伸びる原因は?

ニットは伸びるというのが魅力である反面、ある一定の方向に力が加わり続けると、その方向に伸びてしまいます。

よくあるパターンは、ニットを洗濯して乾かす時にハンガーに掛けて伸びてしまったという失敗です。
全体的に下に伸びてしまい、袖も同時に伸びてしまいます。
そして、その伸びた状態のまま乾き、実際に着てみると、以前とはちょっとシルエットが変わってしまいます。

ですので、ニットを干す際には。ニットの網目が偏らないように、重さが一点に掛からないようにして干すと型崩れを防ぐことができます。

また、ニットの縮みやすさは、素材とも関係があります。
ウール系の繊維は、アクリル系の繊維よりも縮みやすい性質を持つので、注意が必要です。
ウール系の繊維は、水分を含むとキューティクルが開き洗濯機で繊維が絡み合い、動かくなってしまうのです。これが縮みの原因なのです。

ニットの首元や袖口のよれや伸びの改善方法

一度伸びてしまったニットを家で直す方法はあるのでしょうか。

【高温のお湯につける】
ニットの素材であるウールやアクリル繊維の一部には、水や熱で縮む性質を持ちます。ニット製品の洗濯表示に「水洗い不可」とあるのは、このことが原因です。
これを逆手に取って、ニットをわざと縮めるという方法で元に戻してみます。
伸びてしまった部分をお湯に浸して縮めてみましょう。お湯の中で形を整えたらタオルで挟んで水分を取り、ドライヤーで乾かします。
お湯の温度は高い方が効果があります。

【スチームアイロンをかける】
この方法は伸びたニットの対処法として有名な方法です。ニットの様子を見ながら、スチームの熱を当てていきましょう。伸びてしまった部分に蒸気を当てたら、ニットを手で縮めるようにぎゅっと握りアイロンを掛けて形を整えます。

100%ウールのニットの首元のよれを戻す方法

100ウールのセーターというのは、もともとあまり伸びて困るというのは少ないのですが、それでも多少の伸びや縮みというのはあります。

少しだけ縮めたいという場合には、水洗いをしてみましょう。
お気に入りのおしゃれ着のセーターでしたら、冷たい水や40℃位上のお湯を使うと、毛がダメージを受けてしまうことも考えれます。
大切なニットには、洗いもすすぎもぬるま湯で行って下さい。

おしゃれ着洗いやウール用の洗剤を入れたぬるま湯で、セーターを優しく押し洗いします。そして15分くらい漬け置きして、2回くらい優しくすすぎましょう。形を整えて洗濯ネットに入れたら洗濯機の脱水を短時間かけます。

脱水後には、ニットを平置きにして陰干しします。ウールは水に濡れると繊維が元に戻ろうとする働きがあるので、伸びたセーターも本来の形に戻ろうとします。

伸びたニットや首元がよれたニットなど、優しく押し洗いしてみましょう。

ニット製品を自宅で洗濯したい場合にはまずは洗濯表示を確認

ニット製品をご家庭で洗濯したいという場合には、まずは洗濯表示を確認してみましょう。
水洗いができるのかどうか、チェックすることが必要です。洗濯表示を確認しないまま洗濯してしまうと、生地の縮みやゆがみを引き起こしてしまいます。

洗濯表示が、家庭での洗濯が不可なタイプや、ニットにスパンコールなどの装飾品が付いているものや、皮が使われているニットなどは家庭で洗濯することは難しいので。プロのクリーニング屋さんにお願いしましょう。

そして、家庭で洗う時に気を付けたいのが、縮み以外にも毛玉にも注意が必要です。
雑な洗い方をしてしまうと、服が傷んで毛玉になってしまうこともあるので、優しく洗うことが大切です。

ニット製品を家で洗う時の注意点

ご家庭にニットを洗う時の注意点をご紹介します。
洗濯機の手洗いコースやおしゃれ着コースを使った洗濯方法です。

【洗剤を選ぶ】
洗剤は普段使っている洗剤ではなくて、「おしゃれ着洗い用」や「ニット洗い用」のタイプを選びましょう。
色あせや型崩れを防ぎ、デリケートな衣類向けの洗剤です。

【目立つ汚れがある場合には前もって落としておく】
汚れの付きやすい襟や袖口などに汚れがある場合には、おしゃれ着洗いの原液を付けて汚れと馴染ませます。強くこすらずに軽くたたくようにして馴染ませることが大切です。

【たたんで洗濯ネットに入れる】
衣類同士が絡んでしまうと、型崩れや毛玉の原因になります。特にモヘアなどの毛足の長いタイプは注意が必要です。ネットに入れるときには、1枚のネットに入れるのは1枚だけにしてニット同士の絡まりを防ぎましょう。

【洗濯機で洗濯】
洗濯機のコースは必ず手洗いコースや、おしゃれ着コース、ドライ対応コースなどのコースを選びます。洗濯でのダメージを最小限に抑えます。

【すぐに干す】
脱水が終わったら、すぐに取り出し両手でたたき、シワを伸ばします。干すときには平らな場所や平干しネットの上で陰干しして、型崩れを防ぎましょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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