産後に実家に帰りたくない人は意外と多かった!その理由とは
2018.2.2
産後に実家に帰って産後の肥立ちを過ごすという人がいる一方、実家に帰りたくないと思う人もいるようです。
産後には実家に帰った方が楽なように感じますが、帰りたくないと思うのにはどんな理由があるのでしょうか?
実家に帰らずに産後を過ごすことの理由についてまとめました。
この記事の目次
産後に実家に帰りたくないのはデメリットがあるから
産後に実家に帰らないのには、帰ることでのデメリットを考慮した理由が挙げられます。
実家が遠い場合は赤ちゃんを連れて長距離の移動をしなくてはなりませんし、実家の両親との子育ての方針について意見が違うこともあります。
そうすると、産後で体も心も疲れているのに口論になってしまうこともあります。
また、パパと過ごすことが出来なくなってしまうのも大きなデメリットになります。
産後に夫婦の愛情が冷めてしまう「産後クライシス」というものも最近では問題になってきていますし、一緒に過ごす時間がもてないと、パパの父親としての自覚も芽生えるのが遅くなってしまいます。
産後に実家に帰る場合は、このようなことを防ぐためにも、パパの仕事が休みの日は実家に足を運ぶ、こまめに連絡を取り合うなどして、危険を回避できるようにしましょう。
産後に実家へ帰りたくないのは実家が嫌いだから~体験談~
実家が嫌いで産後に実家で過ごさないという女性の体験談をご紹介します。
「思春期の頃に両親に自分の意見を伝えられなかったことでストレスを感じ、うつ病と過食症になってしまったことがあります。
大学進学をきっかけに実家から逃げるように出ました。
今でも人に嫌だということは苦手ですが、両親に対してが最もひどいです。
両親は、私が病気になったことをダイエットのせいにし、自己管理が出来ていないことや私の意志が弱いせいにしていますが、私にしてみれば親のせいだという思いでしかありません。
言いたいことがあっても言えないのは、両親のせいだと思ってしまいます。
現在も病気の治療中ですが、主人と出会って結婚したことで、気持ちが楽になりました。
自宅から実家までは車で1時間ほどですが、実家に帰ることは年に1、2度程度です。」
産後に実家へ帰りたくない!自宅で過ごす場合は夫がサポートを
産後に実家へ帰らない場合、夫婦で協力しあって床上げまでの日数過ごすことが大切になります。
一般的に、床上げまでは3週間程度と考えられています。
病院で過ごすのが約1週間程度ですから、自宅に帰ってきてから2週間は夫のサポートが必要になります。
出産を終えた女性の体はボロボロの状態です。
出来れば産休を取ってサポートするのが良いのですが、それが無理な場合は会社に話をして、出張や残業が無いようにしてもらいましょう。
家事や育児のサポートをして、床上げまで協力しあって過ごしましょう。
シンプルな和食は母乳の出を良くしますので、食事を用意する時はこういったことを意識して用意してあげてください。
床上げまで、夫は色々なサポートをしなくてはならない為に大変な事も多いと思います。
ですが、夫婦で力を合わせて、この時期を乗り越えていくようにしましょう。
実家で過ごすことのメリットは?
産後に実家で過ごすことには色々なメリットもあります。
■出産経験がある人が近くにいる
出産や子育てを経験している先輩が近くにいることは大きなメリットになります。
出産が近づき、陣痛が来た時も、経験者がそばにいることで安心して過ごすことが出来ます。
■家事を頑張らなくても良い
自宅に戻ると、家族の食事や家の掃除、洗濯など、家事をしなくては!という気持ちになります。大きなお腹で動くことは大変ですし、産後は身体をゆっくり休める必要もありますので、実家にいれば家事の心配をすることなく体を休めることが出来ます。
■身体を休めることが出来る
産後は体がボロボロになっています。
自分では気が付かなくても、疲れがたくさん溜まっていますので、実家にいればゆっくり休んで、産褥期をゆったりと過ごすことが出来ます。
実家に頼らないと決めたら夫婦の協力が大切!
実家に頼らずに出産をしようと考えた場合、以下のことが大切になります。
■初産の場合
初産の場合は妊婦さんもパパも出産に対する知識がありません。不安なことはパパに打ち明けるなどして、二人で不安を共有して過ごしましょう。
不安を解消する為にはどうしたらよいか、二人で計画を立てて過ごすようにしましょう。
■経産婦の場合
出産を経験している人は出産のパターンなどもわかってきます。
陣痛や破水が起きたときにどうするかをあらかじめ夫婦で話し合っておき、急な場合でも対応できるようにしましょう。
地域によっては父親学級などもありますから、そういった教室に参加して知識を深めておくのも良いですよ!
■出産について理解を深める
パパにとって、妊娠や出産は経験することが出来ないものです。
ですが、妊婦である奥さんに寄り添って考えることで、労わりの気持ちや思いやりを持つことが出来るようになります。
家族を支える大黒柱であるということを自覚して、無理のない範囲で検診に付き合うなどしてあげましょう。
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