上司から放置され、仕事を教えてもらえないと悩んでいるキミへ
2018.6.21
上司から指示されることもなく、かと言って自分で仕事を見つけるほどの仕事に対しての経験も実績もなく…。
こんなふうに、放置プレーされている新人社員は多くいるんです。
仕事は見て覚えるものだ!なんて言われても、それが通じる職種とそうではない職種がありますよね?
仕事を教えてもらおうとするのではなく、まずは上司とコミニュケーションを図ろうとしてみては?
解決の糸口は必ずあるはずです!
だって、仕事を教えてもらえないなんて、子どもみたいなことしか言えない人は、仕事でトラブルを抱えたり、難題を突きつけられた時に解決できると思えませんからね。
この記事の目次
上司に放置された私。仕事は自分で作るものって…それが通用する職種じゃない!
世の中には、クリエイティブ系の職種など、先輩の背中を見て盗んで覚える仕事もありますが金融の世界はそうではないと言えます。
A美さんは大学卒業後、金融機関のバックオフィスで働き、5年ほど経験を積みました。その後、給料アップを狙い違う金融機関に転職しました。
金融機関は、会社によってシステムも違います。上司から、仕事のやり方を教わると思っていたA美さんですが仕事の忙しい上司はA美さんの面倒をまったくみませんでした。
上司から任される仕事は、書類整理ばかりで入社して1カ月、引き継ぎも何も行われませんでした。
この状況を不満に思ったA美さんは、上司に直訴しましたが、「仕事は自分で作るものだ」「仕事は盗んで覚えるもの」と言われたそうです。
上司に対しては絶望したA美さんでしたが、転職したこともありすぐに会社を辞めずに社内で人脈を増やし、自分の能力で何ができるかを考えました。
また、上司に自分がどんな仕事がやりたいかを伝えることで仕事もふられるようになりました。
上司に放置されて仕事を教えてもらえないなら、なぜこのような事になっているのか原因を探ろう
上司に放置されてしまう原因にはどんなものがあるのでしょうか?
・先輩が忙しい
・嫌われている
・勘違いされている
など、自分が原因ではないこともあるでしょう。
このようなときには、いくら上司や先輩であっても特定の人に期待しすぎないことが大切です。
仕事を教えて貰うときには、教育の担当者だけでなく同じ職場の色々な人を頼ってみてください。
ここで注意しなくてはいけないのが、担当となっている先輩のことを立てることです。
また、無理やり残業をしてはいけません。周りが残業しているからといってついつい残業をしてはいませんか?
仕事がないのに仕事があるふりをしていると、次の仕事を振ることができません。
仕事では、わからないこと、する仕事がみつからないときには自分から積極的に聞くようにしましょう。
わからないことを聞くときには、自分で調べることができることは自分で調べてから聞きましょう。
忙しい上司や先輩には、仕事を聞くことも難しいこともあるでしょう。しかし、聞かれなければ答えないタイプの人もいるのでタイミングを見計らい聞きましょう。
上司として『放置』しても、新人は仕事を自ら習得したりしない。
上司や先輩として、新人にはどのように仕事を覚えさせればいいのでしょうか?
新人にしてみると、何がわからないかすらわからないというようなことも考えられます。ですので、「困ったとき、疑問があるときには、声をかけて」と言いましょう。
また、仕事やわからないことについてはすべてを教えるのではなく解決の方法を教えてあげるといいでしょう。
どこまで本人ができるのか?できないところはどこかを一緒に考えてあげましょう。
ひとつの仕事が終わったらチェックしてあげるのもおすすめです。
新人に話しかけられたら答えるスタンスよりも、常に聞かれやすいように「オープン・マインド」でいることが重要です。
上司・先輩は適度に接することができるように放置することがないようにしてあげましょう。
社会人として「一人前」になるには3年から5年かかると言われています。長い目で見ることやきちんと育つように、着かず離れずの距離感を保ちましょう。
会社で新人を教育するカリキュラムが確立されていないことが多い
新入社員は知識も経験もなくゼロからスタートの人も多いでしょう。
電話の受け答えが必要なビジネスマナーも社会人としてこれから覚えていかなくてはいけません。
新入社員は電話応対などから、仕事をまかされることが多いのですがまずは業界知識や商品知識が必要です。
この仕事で一番大切な業界知識や商品知識ですが、上司や先輩に時間がなく余裕がなければ資料を渡して自分で覚えるように言われてしまいます。
新入社員は、先輩社員のもとにつき一緒に業務を学ぶことが理想となります。しかし、先輩社員が自分の仕事で忙しい場合は新入社員を放置してしまうといった状況が起きてしまうでしょう。
新人を教育するカリキュラムが確立されていない場合は、新人同士で助けあいましょう。また、先輩に聞ける時間があるなら覚えなくてはいけないこと、新人のときに苦労したことなどを聞いてみてください。
先輩に時間がないのであれば、なにか手伝えることはないのかも聞いてみるといいでしょう。
放置されている…。と言っていても解決しない!自分を一段高いところへ
放置されていると感じたときには、上司と1対1の対話ができる時間を見極めるといいでしょう。上司の行動パターンやスケジュールを調べておくと話しかけやすいタイミングが見えてきます。
忙しい上司と話すときには、長くならないようにアジェンダを作っておきましょう。
アジェンダの内容
・あなたが伝えるべきこと
・あなたが伝えたいこと
・業績のフィードバック
・業務遂行上必要とするリソース
上司が遠隔地にいるときには、ついついメールで済ませてしまいますが電話をすることで伝わりやすいこともあるでしょう。
今後の計画や業務に関してのことは、メールよりも電話、電話よりも直接伝えたほうがわかりやすいです。
仕事は、一人で行うものではありません。対人関係のもとにあるものなので意見や理解の食い違いがおきないように、上司であっても同意することを書き出しておくといいでしょう。
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