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革製品、オイルの塗りすぎには注意して!カビの原因になります!

2018.3.9

長く愛用した革製品。愛着があるあまり、オイルやクリームを塗りすぎていませんか?

革のしなやかさや艶のためには適度な油分は必要ですが、塗り過ぎは返って皮を傷めてしまいます。

日本の多湿な気候もあいまって、大切な革製品がカビまみれになる原因にも!正しい革製品のお手入れを考えましょう。

革靴にオイルを塗りすぎると逆に光沢が出せなくなる!

皮革製品のメンテナンスに使用する皮革用オイルは、皮に油分を補給することでしなやかさを保ちます。

これにより、革靴の履き皺を目立たなくすることができます。

定期的な手入れの際に、適量を塗ることで柔軟性が増してしなやかになるので、欠かせないものです。

オイルは「布に付けて塗布した後、余分なオイルは乾いた布で拭き取ってください」と説明書きがされています。

余分なオイルは、放置すると革に染み込んでしまいます。しかも、その部分は油分が多いヌメッとしたオイルレザーのような状態に。

適量で塗っていても、塗り重ね過ぎてもこのような状態になることがあります。

革靴に油分を含ませすぎると、次に靴クリームを使っても美しい光沢が出なくなります。

油分が多いことで、クリームの成分が浸透できずに表面に残ってしまい、ブラシなどを使って磨いても艶が出なくなってしまいます。

革製品には適量のオイルで手入れ。塗りすぎはシミやカビの原因に!

お気に入りの革製品。こまめな手入れは必要ですが、間違えた方法で行うと逆にカビが生える原因になってしまいます。

クリームやオイルを使ったメンテナンスは、革を美しく長く愛用するために必要なことなのですが、塗り過ぎると逆にトラブルの原因になってしまうのです。

適量を超えて塗布することでシミになり、その部分からカビが発生する可能性があります。

革ジャンの手入れで使うには、ミンクオイルが知られています。動物性のミンクオイルは油分が強いのも特徴で、塗り過ぎはカビの原因になってしまいます。

たとえオイルの量や扱いが適切であったとしても、保管場所の湿度が高ければ、やはりカビが生えてしまうことになるかもしれません。

適切な手入れ。オイルやクリームは適量で。加えて、温度や湿度の管理された保管場所も大切です。

長く使うほどに味わいのでる皮革製品ですから、手入れはきちんとしておきたいものです。

靴革はオイルを塗りすぎると逆効果。適度な刺激も必要です

手入れした直後に一日履いた革靴にブラシをかけ、乾拭きするとポロポロと黒いものが落ちてくることがあります。

これは余分に塗り過ぎたクリームが原因。

革には適量のオイルやクリームが必要ですが、必要な量はさほど多くありません。

ブラシをかけて埃などを落としつつ、適度な刺激を与えることで革に含まれるオイル分が引き出されます。

そして乾拭きで革表面を引き締めるのです。革が持つ本来の力を引き出す感じですね。

そして、革靴に愛着があるのであれば必要以上に多くコレクションするのではなく、きちんと手入れできる数だけに留めることも必要だと思います。

お気に入りの数足をきちんと手入れし、且つ積極的に履くことです。

ピカピカに磨き上げた靴を眺めて満足し、履かずに放置している人がいますが適度に履いて馴染んでいく姿が持つ美しさもあります。

靴は履かれるために生まれて来たのであって、飾っておくのはかわいそうだと思いませんか?

革靴はオイルを塗らないと乾燥、塗りすぎると酸化する

革靴がひび割れてしまう大きな原因は次の3つ。

・手入れ不足で革が乾燥する
・使い過ぎによる劣化や硬化
・クリームの塗り過ぎが原因の酸化

乾燥を防ごうと手入れはしたものの、その方法を間違うと逆に乾燥を招いたリ劣化させてしまうことがあります。

一般的な手入れ方法の手順は次の通り。

1.豚毛のブラシを使ってブラッシング
2.クリーナーや専用のクリームで汚れの除去
3.乳化性の靴クリームで革に栄養を与える
4.(1)とは別の豚毛ブラシを使い再びブラッシングする。これによりクリームをより浸透させる
5.乾拭き
6.馬毛のブラシや鏡面クリーナーで艶出しをする

クリームに含まれる油分は、塗り過ぎると酸化を招きます。もちろん逆の乾燥も大敵。

人間が化粧をするときのことをイメージしてみてください。

化粧水と乳液を「塗ればいい」というものではありませんよね?

履いていない靴も、表面を一度きれいにしてからクリームなどを塗る。「落とす」と「補給する」ことが重要です。

革の手入れにミンクオイルを使うのは日本では適さない

ブーツや革ジャンの手入れ用として売られているミンクオイル。

しかし、専門店などでも、実はあまりオススメしないという意見もあります。

実は、革製品にミンクオイルを使うのはアメリカでの話。空気か乾燥しているアメリカでは、乾燥防止のために油分の多いミンクオイルが適しています。

しかし、高温多湿になりやすい日本の気候・風土にミンクオイルは合っていないのです。
革のブーツにミンクオイルを多めに含ませて下駄箱に仕舞い込むと、かなりの高確率でカビが発生してしまうことに。

油分の多いミンクオイルを栄養にしたカビが、多湿な気候とあいまって活発に繁殖してしまう可能性があるのです。

「革製品にはミンクオイルが最高!」という思い込みは一旦捨ててしまいましょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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