子猫が風邪をひくと目ヤニがでる?対処方法をご紹介
2018.3.30
子猫が風邪をひいたときにでるクシャミや鼻水、目やに・・。
クシャミや鼻水、目やにがひどいときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
子猫は免疫が低いので、風邪を引くと大変なことになりかねない?!原因と対処方法を紹介します。
この記事の目次
子猫が風邪をひくと目ヤニがでやすい?目ヤニの原因
猫風邪の症状は、ウイルスの種類によって変わってきます。
ヘルペスウイルスによる猫風邪の場合、目が開かなくなるほどの大量の目やにが目元にこびりついてしまうことがあります。他に、鼻水、くしゃみ、食欲がない、角膜炎、結膜炎、熱がでるなどの症状がでます。
カリシウイルスによる猫風邪の場合は、目ヤニの症状よりも口臭がきつくなったり、痛みからよだれが多くなったりします。他に、鼻水、くしゃみ、食欲がない、熱がでるなどの症状や口内炎、舌に炎症ができることがあります。
クラミジアによる猫風邪の場合は、鼻水、くしゃみ、食欲がない、角膜炎、結膜炎、熱がでるなどの症状、口内炎、肺炎、多発性関節炎になることがあります。
子猫がクラミジアによる猫風邪を引いた場合は、免疫力が低いので脱水症状を起こすこともあります。また、肺炎にもなりやすいのですぐに動物病院へ連れて行きましょう。
子猫は免疫力が低いから風邪をひきやすい!目やにが出やすいのはなぜ?
子猫は免疫が低いうえに体力がありません。風邪であっても、軽くみてはいけません。風邪の症状を見逃すことなく早期治療するようにしましょう。
体全体が熱くてぐったりしている場合は、熱がある可能性があります。通常、耳やしっぽの先はひんやりしています。この部分を触って確認しましょう。猫は普通、暖かい場所を好みます。あきらかに寒いのに、涼しい場所や冷たい床などに寝ているときは熱があると言えるでしょう。
子猫に熱がある場合、他に鼻水やくしゃみのほか、目やに、ヨダレ、涙、下痢といったさまざまな症状があることが多いです。食欲もなく、うずくまってじっとしているようであれば、すぐに病院に行きましょう。
とても危険な状態となるのが、低体温です。子猫の鼻水が水っぽく、くしゃみをしていたり鼻水に粘りけがある、目やにやヨダレをたらしているのは猫風邪です。
猫風邪の大半は、猫ウイルス性鼻気管炎となります。猫風邪は治療が遅れると慢性化しやすいので気をつけましょう。
子猫が風邪をひいて目ヤニが出るときの対処方法や予防方法
猫が目ヤニをつけているときには、涙やけしないように注意しましょう。
目やにが増えたりして目に炎症がおきたときやウイルスが入ったときには、涙やけとなりやすいです。涙が過剰に分泌されることにより、鼻涙管に炎症が起こります。結膜炎や角膜炎などの病気のときにみられる症状です。
では、目やにを予防するのはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、毎日猫の顔を見て早期発見することです。こまめに拭いてあげましょう。目やにを見つけたら、すぐにとりましょう。一番の予防策はキレイにしてあげることです。
ティッシュを濡らして目の周りを軽く拭きましょう。目の周りを清潔に保つことが予防となります。あまり時間をかけずにさっとしましょう。
また、ウイルス感染させないことも大切です。ワクチンを接種することはもちろん、体調管理もきちんとしましょう。
目やにのついた子猫を拾ったらまずは病院へ
猫の目ヤニの原因はいくつかあります。原因を知るには、獣医さんに診てもらうのが一番です。子猫の目の疾患を甘くみては大変なことになりかねません。
拾った子猫に眼やにはつきものと、放っておいたことが原因で失明してしまうこともあるのです。猫風邪等による病状をそのままにしておくことも危険です。失明や一生鼻が効かなくなる原因にもなりうるのです。
体力のない子猫は、命を落とす危険さえあります。きちんと、獣医さんに診てもらいましょう。
拾った子猫は、目だけでなく寄生虫や耳ダニ等がいることも考えられます。猫を拾って一緒に暮らすのであれば、動物病院に行きましょう。
病院から出してもらった目薬ですぐに治してあげてください。また、一通り診察してもらって予防接種をするなど新しい家族として避妊手術の相談などもしとくといいですね。
このときの費用は、約8000円~15000円ほどとなります。動物病院代の内訳は初診料1000~3000円ほど、ノミやダニの駆除2000円ほど、検査などで5000~10000円ほどになり、動物病院によって費用は変わるので前もって電話で聞いてみるなどするといいでしょう。
子猫が風邪をひいたときの目やにや鼻水の取り方の手順とは?
子猫が風邪をひいたときでる目ヤニ。これを取るときには、ぬるま湯でガーゼまたはコットンを、濡らしましょう。眼球を傷つけないようにしてください。
水ではなく、ぬるま湯で行う理由は目やにが取りやすくなるからです。また、ぬるま湯にすることで刺激を和らげてくれます。
目やにの取り方の手順は、人差し指にガーゼをかぶせ猫を抱きかかえてください。あごを軽く押さえ、動かないように、固定しましょう。目頭から目尻に向かって、人差し指に巻いたガーゼでひと拭きします。
一度で取り切れないときには、数回にわけて取り除きましょう。固くこびりついているときには、ガーゼを当てたままにしてふやかしましょう。
綿棒を濡らして取ってあげるのもおすすめです。人用のウェットティッシュはアルコール成分が入っていることがあるのでペット用のものやアルコール成分が入っていないものを使いましょう。
普段、目を痛がったり気にするそぶりがなければそこまで気にする必要はありませんが風邪気味であればこまめに拭いてあげましょう。
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