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猫は病院の臭いで威嚇?知らない臭いには全て警戒する

2018.1.24

同居猫が病院から帰って来ると、それまで仲良しだったのに急に威嚇するように。

猫は知らない臭いに強く警戒します。外の知らない臭い、ことのほか病院の独特の臭いに警戒を示すことは珍しくありません。

猫が威嚇する行動を取った時、対処する方法はあるのでしょうか。

病院の待合室では他の動物と距離を取って。近いと威嚇合戦も

猫は動物病院でなくとも知らない場所に連れて行かれたらとても警戒します。

普段、家で見る愛らしい姿とのギャップに驚く飼い主も多いでしょう。

耳を倒して歯をむき出しに「シャー!」とか「フゥー!」と威嚇する荒々しい姿は、家では、ほとんど見られないはず。

本来猫は、非常に警戒心が強い動物です。人見知りなのは当然のこと。

そんな猫をできるだけ興奮させずに、猫がより良い状態で診察を受けられるよう常に準備している病院を「キャット フレンドリー クリニック」と言います。

待合室では、他の猫、猫い以外にも犬を始めさまざまな動物と遭遇する可能性もあります。

人間には慣れている猫であったとしても、他の動物には激しく威嚇する猫もいます。

できるだけ他の動物とは距離を取り、接触しないよう注意しましょう。

ペットキャリーに入れている場合は、カバーで目隠しをしていると安心です。

猫は病院の臭いが嫌い?よそ者の威嚇が兄弟にも向かって大混乱

猫を病院に連れて行くと、日常と違う環境を体験したせいか冷静さを欠いて軽い興奮状態に陥ることもあります。

病院の独特な臭いにも原因があるかもしれません。

2匹の兄弟猫がいる家庭で新たに保護した病院帰りの猫を迎えた時のこと、新顔の登場に恐怖心を抱いた兄猫が大興奮。

仲良かったはずの兄弟までが大喧嘩で、巻き込まれて飼い主家族までケガをするハメに。
猫に噛みつかれた傷は、化膿止めのために点滴してしばらく通院することになりました。

獣医さんの助言では、「猫はお互いにうまく距離を取りますよ」とのことで、しばらく様子を見ることに。

新顔が入ると、それぞれが新しい環境になれるまで威嚇合戦になってしまうこともありまうが、徐々に仲良くなったり、互いの存在に慣れることでしょう。

気がつけば一緒に丸まって眠っている姿が見られるようになりますよ。

病院帰りの猫が他の猫から威嚇されるのは「臭い」のせい

病院に預けていた猫が帰ってきたら、それまで仲が良かったもう一匹が威嚇して喧嘩するようになってしまうことがあります。

猫は仲間や人間を主に臭いで判別します。

見た目は変わっていなくても、明らかに病院という知らない場所の臭いをプンプンさせた猫が現れたら警戒して威嚇するのは不思議ではありませんよね。

避妊・去勢、その他の病気による手術など、長い時間病院にいた場合は、病院の臭いや薬剤の臭いなど、知らない臭いのオンパレード。

病院にかかるのは、必要なことですので臭いが薄れて猫が落ち着くのを待つしかありません。

防止策としては、病院に連れて行くときのキャリーの中に、いつも使っているタオルや敷物のような「家の臭いが強く染みついたもの」を入れておきましょう。

病院から帰る間だけでも、それらに包まってくれば幾分病院の臭いは弱まる可能性があります。

威嚇する猫には不用意に手を出さず放っておくのが一番

猫は自分の「縄張り」の中で行動することで安心感を得ています。

飼い主が外から帰宅したときに頭や体を摺り寄せてくるのは、甘えている以外にも外の知らない臭いを消して自分の臭いをつけようとしているのです。

しかし、自分がスリスリしただけでは消えない強い臭いや、他の猫や動物の臭いを感じると「縄張りを荒らさせた」と感じてしまうことがあります。

その結果、飼い主に向かって威嚇する行動をとってしまいます。

落ち着いて欲しくて近づこうとする飼い主に、さらに「シャー!!」と、より激しく威嚇することも。

気が立ってしまった猫は、安易に手を出すとケガをするハメになることも。

威嚇する行動が見られたら、それ以上はかまわずに、しばらく放っておきましょう。

狭い場所など、猫がお気に入りの隠れ場所に引っ込み、しばらくしたら落ち着いてくるはずです。

こんな猫には要注意。無理に触ろうとすると威嚇することも

【猫が警戒しているときの行動】

◆目を合わせない

怒っている相手には目線をそらして「敵意は無いよ」と伝えようとします。

◆姿勢は低く、耳や尻尾も垂れ下がり

恐怖や警戒心を抱いているときの姿勢です。家で飼っている猫が、こんなポーズを続けているようならストレスを感じ続けている可能性があります。

原因を探して取り除くようにしましょう。

◆逃げる・隠れる

もともと警戒心が強かったり、怖がりな性格の猫は狭い物陰に隠れようとします。

そんなときは、無理やり連れ出そうとせずに静かに見守りましょう。

【猫が怒っているときの行動】

◆唸り声や毛の逆立ち

強い恐怖心や怒りを感じると、猫の背中の毛が逆立ちます。

そして尻尾の毛もふくらみ、驚くほど太くなります。

唸り声を上げるなど興奮状態にある時は、目を合わせないようにして離れ、そっとしておきましょう。

◆尻尾を大きく振る

犬の尻尾が大きく振られるのは喜んでいる証拠ですが、猫の場合は逆です。

猫が大きなアクションで尻尾を振っているのはイライラして機嫌の悪い証拠。

無理になだめたりしようとせずに、静かに見守りましょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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