人間の能力に限界はある?能力の限界とそれを超える方法
2018.1.27
「人間の能力に限界はあるのか」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?
勉強やスポーツ、仕事において、人間が出来ることはある程度決まっているような気もします。
でも、実は人間は自分の能力を自分で思い込み、抑えこんでいることもあるようです。人間の能力についてまとめました!
この記事の目次
人間の能力に限界はある?
「火事場の馬鹿力」という言葉を聞いたことはありませんか?
これは、自分の家が火事になった時に家具を運び出したという話から来ているようです。
いつもならできないようなことが、究極まで追いつめられた時には出来てしまうということです。
このことからも分かるように、人間には「潜在能力」が備わっていると考えられています。
普段の生活では、自分の能力をセーブして生活しているのです。
これはいつも100%の力を出してしまうと筋肉や心のバランスが崩れてしまうと考えられているためで、普段の生活では20%~30%ほどの力しか出さずに生活していると言われています。
ですが、何かの災害が起きたときや火事のような緊急事態に巻き込まれたときはセーブをすることをせず、自分の最大限の能力を発揮することが出来ると考えられています。
人間の能力の限界は自分で決めている?
一般的に言われる「常識」というものは、単なる平均値にすぎません。
「普通はこのくらいだよ」「常識的に考えたらこうだよ」という言葉を聞いたり、自分で言ったりしているうちに、自分の限界を作り出しているのです。
自分の限界がどれほどなのかを決めるのは「セルフイメージ」にすぎません。
この「セルフイメージ」は自分に対する信念の集まりだと言われています。
・私は紅茶が好き
・私は洋食より和食が好み
・このくらいの勉強ができる
・こうやって英語を勉強すればこれだけ上達する
・一日7時間睡眠がちょうどいい
・身長と体重のバランスはこれぐらいが良い
・異性にもモテる方だ
このように、日本人は自分にとってどれくらいがちょうどよいのかを考えながら生活しています。
ちょうどよい睡眠時間が7時間だと思っているのなら、5時間しか眠れなかった日は睡眠不足と思ってしまうのです。
自分を知って能力の限界を超える
「汝自身を知れ」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、デルフォイのアポロン神殿に残された古代ギリシャ人の言葉です。
仕事をするうえで何かアドバイスが欲しいという人がいれば、この言葉を贈ります。
人間は仕事において、自分自身のことを良く理解していない為に立ち止まってしまうことがあります。
自分のことを良く理解すれば、たいていのトラブルや問題は解決して、仕事も上手く進むようになります。
人間のほとんどは、自分の能力がどのくらいなのかを正しく理解できていません。
「何が得意ですか?」と聞かれて答えたことは自分が何を好きか答えただけにすぎないし、「何が苦手ですか?」という質問には、自分が何が嫌いかを答えただけにすぎません。
「誰でも自分の強みについてはよくわかっていると思っている。だが、たいてい間違っている。わかっているのはせいぜい弱みである。それさえ、間違っていることが多い」
というように述べたマネジメントのスペシャリストもいます。
自分のことを正しく理解して、自分の能力を引き出せるようにしましょう。
人間の能力を比較するから劣等感が産まれる
仕事の場において、能力が問われることは多々あります。
自分とほかの人を比べて能力の差を感じてしまうこともあるでしょう。
仕事に対する優越感や劣等感は、若い世代だけの問題ではありません。
中年以降の人たちも、自分と他人の能力の差を知って相手に嫉妬をすることがあります
劣等感を感じる理由は人と自分を比較してしまうからです。
比較をしなければ劣等感を感じることは無いでしょう。
ですが、人の気持ちという物は考えよりも先に働いてしまいますので、その結果劣等感を抱くようになってしまうのです。
もし、自分の心の中に否定的な感情が芽生えたら、そのままそれを受け止めてみましょう。そしてその感情を成り立たせているものが何なのかを考えてみるのです。
能力の差は人と比較することで発生したそしても、比較対象は限定されいているものの中にあります。
自分の感情を刺激しているものを考えると、意外にそれが小さいものだと感じることもあります。
小さいものの中だからこそ、感情的な問題が起きていることがあります。
人間の能力の限界を超える「サヴァン症候群」
私たち人間の脳は鍛えることで能力を高めることが出来ると考えられています。
以前、中国人大学院生の方が、6万7980桁もある円周率を暗記し、丸一日かけて最初から暗唱して世界記録を出したことがあります。
このような人たちのことを「サヴァン症候群」と言います。サヴァン症候群は知的障害、発達障害の人達の中に診られることが多く、特定の分野においてとても優れた能力を発揮することが出来るという特徴があります。
1回見ただけの風景を後からかなり正確に描くことが出来たり。日付と名前からその時の複雑な情景を描くことも出来ます。
このようあ超人的な能力を発揮することが出来る人たちのことを「サヴァン症候群」というのです。
サヴァン症候群のメカニズムはまだ解明されていません。
ですが、多くは先天性の物ではないかと考えられています。
今までは普通の人だったのに、ある時急にサヴァン症候群の症状を見せるという事例も存在しています。
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