朝、仕事に行けない気持ちになってしまうのは心が発するSOS
2018.1.21
朝起きると体がだるい・重い。もう仕事に行きたくない…行けない。気持ちがどんどんネガティブに。
そんな毎朝を送っているのなら、もしかしてうつ病の入り口にいるのかもしれませんよ。
頑張ってきたあなたが仕事をしたくない・会社に行きたくないと思うのは、ただの怠け癖なんかではないはず!
この記事の目次
朝起きても仕事に行けない・行きたくないのはうつ病かも?
体がだるい・疲れが取れないなどの、いわゆる「倦怠感」が2週間以上続き、落ち込んだ気持ちが続く。こんな状態は、うつ病である可能性があります。
これまで普通にできていた仕事が、なぜかできなくなってしまう。それは、ストレスによって脳が普段通りに活動できていないかもしれません。
不眠や食欲不振などの症状も出始めると、普段の生活にも支障が生じてしまいます。
単なる怠け心から仕事に行きたくないと思うのではなく、原因がうつ病にある場合は適切に対処する必要があります。
・「死んだ方が良い」「死にたい」と思う。
・会社に行きたくない。行くのが怖い。
・ミスや物忘れが多くなった。
・正直イヤイヤ仕事をしている。
・叱られたり、注意を受けるとひどく落ち込む
これらのことに当てはまる場合、ストレスによるうつ病の可能性があります。
朝起きられない、仕事に行けない…原因は嫌味な上司
さまざまなことが短いスパンで流れ通り過ぎていく現代。
特に仕事では、スピード感が求められ重視されます。
しかし、だれしもその速さについていけるわけではなく、どこかで心が折れ「引きこもり」のような状態になってしまうことも。
今、こうした社会人による「大人の引きこもり」が社会問題として深刻になっています。
ある30代の後半の男性。いわゆる「働き盛り」の年代です。しかし、すでに1年半以上、会社を休職した状態が続いています。
初めは「寝付けない、眠れない」ことから始まり、そのために朝、起きることができなくなってしまいました。
つまり、会社に出勤することもできなくなったのです。
勤める会社の健康相談室が話を聞くと、口うるさい上司に辟易していたと言います。
細かいところまでネチネチと攻撃してくる、感情的になってすぐに起こる。
そんな上司に抱いた嫌悪感が、この男性を仕事ができなくなるほど心を追い詰める原因になっていたのでした。
朝になって「仕事に行けない…」と思ってしまった時の対処法
とにかく、まずは「あと3日間、何も考えずに頑張る」と決めてしまいましょう。
会社に行きたくないと感じ始めると、つい次の休日を心待ちにしてしまうものです。
しかし、休みが明けてすぐに次の休みを目指そうと思うと、その道のりはとても遠く感じてしまいます。
これでは憂鬱な気分を助長してしまうようなもの。
ですから、とにかく「3日間」と期間を決めて、その間はとにかく頑張ることにしてしまうのです。
今から3日のうちに休みがあるなら、心に決めた「3日」よりも早く休みがあることにホッとできます。
3日経っても休みではない人は、3日後から数えたら休日はすぐそこまで来ているはず。
次の休日までよりも、その間に目標を置くことで休日までの時間がいくらか短く感じることができるはずです。
仕事に行けない「出社拒否症」になる人の特徴とは?
出社拒否症になってしまう人は、外見は人付き合いが上手で、周囲の人たちとも良い関係を築けているように見えることが多いものです。
仕事に対しても真面目に取り組み、きちんとした作業ができるといったタイプです。
そんなタイプの人は、自覚の有無に関わらず大きなストレスがかかってしまっていることが珍しくありません。
円滑な人間関係を作ろうとするあまり、自分自身の考えや感情を抑えつけてしまい、精神的に疲れてしまうのです。
知らず知らず蓄積した精神的な疲労が、肉体にも影響を及ぼして体調を崩してしまうことにも繋がります。
出社拒否症になるきっかけは人それぞれであり、また、ほんのちょっとした出来事が引き金になることもあります。
心身の疲労の蓄積から来る慢性的な体調不良は、心と身体が連動しているために単なる怠けとは違いとても厄介なものです。
仕事に行きたくない。そう感じてしまったのには意味があるのかも
仕事に行きたくないと思うだけなら、多くの人が毎朝感じていることでしょう。
しかし、ほとんどの人は「行きたくない」と思いつつも「行かなければいけない」という常識と理想を選択します。
真面目に、正直にルールを順守する必要性を理解しているからです。
多くの人がルールを守っている。だから自分もそうしなければ。
そうやってベッドから起き出して身支度を整えて玄関を出るのです。
これは、正しいことです。
しかし、同時に自分の気持ちを抑えつけ、押し殺しているというストレスを感じているはずです。
だからといって「いいよいいよ、休んじゃえよ!」なんて軽く言うことはできません。
ただ、「行きたくない」と感じてしまったからには、何か意味があるのではないでしょうか。
自分の中の何かが変化した、変化することを求められている、そんな時期に来ているのかもしれません。
義務感だけで仕事に行くのではなく、自分から動いて職場での環境や人間関係を積極的に変革する時期が来ていると捉えると、見える世界が変わってきませんか?
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