木にニスを塗る効果とは?今流行のステインとの違いについて
2018.1.23
木にニスを塗ると、どんな効果があるのかご存知ですか?
仕上りの違いだけではなくニスを塗る事で得られる効果がありますよ!
ニスの効果や上手く塗装するコツ、ステインとの違いについてもご紹介いたします。
この記事の目次
ズバリ!木にニスを塗る効果とは
大人になってから使った事がない方でも、小学校の図工の時間に使った記憶ありませんか?
木にニスを塗ると表面に光沢が出てキレイに見えますよね!まずコレがニスの効果です。ニスを塗らなくても木そのものの味わいを楽しむことは出来ますが、やはりニスを塗るとツヤが出て見た目も良く、また手触りもツルツルしていて触った感じにも違いが出ます。作品の仕上げとして使う方が多いですよね。
その他にも防水の為にニスを塗る事も。木は水分を含みやすいので湿気が多い場所に置いておくとカビが発生してしまう事も少なくはありません。ニスを塗る事でカビ予防になり長く使用する事ができます。
このようにニスは仕上がりをキレイに見せるためだけではなく、木を守ってくれる役割も果たしてくれるんです。
木に塗装するニス、種類によっても効果が異なります
ニスと一言で言っても、使う場所などによって違いがあります。
油性ニス、水性ニス、水性ウレタンニスのそれぞれの特徴をご紹介していきます。
・油性ニス
耐久性に優れているので屋外などに使用する場合が多い。金属などにも塗りやすく下塗りをしなくてもいい場合もあります。
また水性に比べ塗った時に密着する感じが強いです。
しかし揮発性有機溶剤が使われているので臭いが強く換気に注意をしなければいけません。その他にも保管しておく場所などにも注意が必要です。燃えやすいので火の気があるような場所は保管場所としてNGです。
・水性ニス
乾きが早く、臭いが少ないので屋内でも使う事ができます。水で洗い流す事ができるので刷毛やバケツなどの処理が楽です。
また価格が安いという事も購入しやすいですよね。
しかし油性ニスよりも耐久性は劣ります。熱にも弱いため変色したり、濡れたものに長い間付着していたりすると塗装にダメージが起こるでしょう。
・水性ウレタンニス
こちらは水性と油性のいい所を併せ持ったニスと言えるでしょう。耐久性と安全性両方を兼ね備えています。
また後処理も水で行えるので使い勝手も問題ありません。また熱などのダメージに強いのも魅力です。
ネックは価格、やはり水性などと比べると高価になります。
道具次第で木にニスを効果的に塗装する事ができます
ニスを塗る時に必要な道具は、刷毛、新聞紙、薄め液、マスキングテープ、サンドペーパー、ニスを入れる容器などが必要です。
塗装するものに合わせて刷毛の大きさを変えて下さい。
そして何よりもニスを塗り終わった時の出来に関係してくるのが研磨。木材をサンドペーパーなどでキレイに磨く事により、仕上げがより美しくなるでしょう。
サンドペーパーは200~400番を使用して、ザラザラ感が残らないように丁寧に行ってください。
またニスが他の場所にも塗装されないように、細かな場所の塗る時はマスキングテープを利用すると便利です。
油性ニスなどを使用する場合は特に他の場所につくと、後処理が面倒なのでマスキングテープや新聞紙などを利用して塗り移りがないように注意をしましょう。
まだあった!木にニスを塗る時の注意点
ニスをキレイに塗るためには研磨が大切だと上記しましたが、仕上げをキレイに仕上げるためにはまだ注意点があります。
それは気泡!大きな面を塗る時はペンキなどの塗装と同じようにローラーを使いたくなってしまいますが、刷毛を利用するよりも気泡が入りやすくなります。
気泡が入ってしまうと、仕上がりがキレイではなくなってしまいます。小さな気泡もたくさん入ると表面がザラザラに!注意をして下さいね。
またホコリにも注意が必要です。
部屋をキレイにしているつもりでも歩くだけでもホコリは宙を舞います。なるべくホコリを付けないようにまずは部屋の中を片付けてからニス塗りを行いましょう。
必要な物は手元に用意し、バタバタと歩き回らないような工夫も必要です。
目には見えないホコリもニスを塗った時にはハッキリと浮き上がり、こちらもザラザラとした感触になってしまいます。
仕上がりをキレイにしたいのなら、こちらにも注意をして下さい!
今はステインを利用する場合も!ニスとの違いは?
日曜大工はお父さんの仕事だった少し前とは違い、今は若い女性もDIYを楽しんでいます。
そしてよく耳にするのはステイン!ニスのように出来上がった木製品に使用しますが、ニスとはどのような違いがあるのでしょうか?
まず一番の違いはステインは浸透する塗料だという事。これにより木が呼吸をする事ができるんです。
このステインの浸透に対してニスは膜を作るタイプの塗料です。しっかりと木材に塗装する事で木を保護する事ができる為、屋外で使用しても雨や日光からのダメージに対しても効果があります。
またステインは木目を生かし着色が出来ます。色の種類も豊富で好みに合わせて色を選ぶことが来ます。重ねて塗る事により色を濃くする事も可能です。
しかし色合いをそのままにしたい場合、色落ちを防ぐためにはニスを上から塗装しなければいけませんので気を付けて下さいね。
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