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会社の同期入社は心強いメンバー。ただし馴れ合いには弊害も

2018.1.24

同期入社した仲間とは、その後も会社や仕事について話をする機会も多いことでしょう。
年齢も近く、話しやすい一方で馴れ合いに陥りやすいというマイナス面もあるのが事実。
一緒に仕事をする上で、必要以上に馴れ合わないための同期との距離感や付き合い方を考えてみましょう。

会社の同期とは馴れ合いよりも適度な距離感とバランス

ベンチャー企業といえば、新しくて挑戦心に溢れた会社。社員同士の距離感も近くて中が良いことも多いと言います。

これはチームワークを考えたときにも必要なことです。

しかし、その反面で馴れ合いになってしまいやすいというマイナスもあるのが事実。

職場の仲間は、その「距離感」と「バランス」が重要です。

「距離感」と言っても、あまりよそよそしいのも雰囲気としては良くありません。客観的に見て「親しい印象」はあるものの、一定の距離からは踏み込まない。

それでいて、お互いの意見は言える「風通しの良さ」を感じる。

この微妙な立ち位置が実際には難しいのです。

周囲とのコミュニケーションは重要ですが「先輩や上司に取り入ろうと必死に取り入る社員」では、その人が持つ本当の力や個性が発揮できなくなる可能性があります。

できるビジネスマンやサラリーマンは、孤独を恐れ馴れ合うよりも「孤独でも自分のすべきことをやり通す」という姿勢が重要なのです。

「嫌われる勇気」と「己のアイデンティティの確立」を持った上で繋がれる人間関係はとても強固なものになるでしょう。

会社の同期社員との関係。「馴れ合い」にならないために

◆同期入社の仲間と親睦を深めるのは必要

入社から研修でともに過ごす同期の仲間たち。まずは、お互いを知るために飲み会などでコミュニケーションを取り合い、深めることは必須でしょう。

慣れない仕事でのストレスを発散する場にもなりますし「同期」という繋がりが、今後人脈として大きな力になる可能性もあるのです。

◆切磋琢磨するライバルにもなる同期

同期入社というと、初めは学生のように「横並び」のイメージがあるかもしれません。しかし、学生と違うのはそれぞれが結果を出し、競い合っていくことで会社に貢献し自分にもメリットが生まれます。

違う部署であっても、その功績を耳にすることで自分の仕事の刺激にもなり競い合う「ライバル」としても意味のある存在です。

◆同期ゆえに複雑な想いに囚われることも

初めは等しく「新人」であった同期の仲間たちも、徐々にその能力や成績に違いが生じていくでしょう。

中には大きなプロジェクトに抜擢されたり、大きな出世をする人が出てくることだってあります。

本人の能力や努力以外にも、運やチャンスを上手に生かした結果の成功者も誕生します。
そんなとき素直に「おめでとう!やったな!」とは言えない、妬みや劣等感を感じることも出てくるでしょう。

それは人間として当然のこと。そこからネガティブな感情に支配されず、自分の力に変えていけるかが分かれ道です。

会社の同期と馴れ合いになる危険。今の時代SNSの使い方に注意を

大企業の場合、新入社員といっても人数が多すぎて横の繋がりには限界があります。

それでも今の時代はSNSやメールでグループなどを作ることで、同期のメンバーで繋がることは難しくないかもしれませんね。

人数が集まると、幹事になるタイプというのが出てくるもので率先して声をかけて回るタイプの人も存在します。

SNSがあれば、社内でも機会があれば声をかけやすくなるでしょう。

ただし、ここで学生時代のノリを持ち込んで個人情報を載せすぎたり、はしゃぎ過ぎたプロフィールを作ったりするのはNG。

社内メンバーのみのグループなどを作った場合には、書き込むメッセージや記事にも配慮が必要です。

学生のような軽口や、上司や先輩に対する愚痴や中傷はあとあとトラブルのもと。

「多くの人が見る可能性がある」「文字として残る」ということは常々意識することが必要になります。

会社の同期・同僚とはビジネスライクな付き合いがベスト?

新人として、また転職などで新しい職場に入ったとき、やはり重要になるのは人間関係です。

もちろん「良い人間関係を保つ」のはいいのですが「友達のような仲良しこよし」的な関係が仕事にはマイナスに働く危険性があります。

同僚や上司と友達のように何でも話せる関係になってしまうと、親しいがゆえに感情をぶつけあったり、甘えが生じてしまう可能性が生まれるからです。

理性的にふるまうのが苦手なタイプは、プライベートでのいさかいを仕事に持ち込むこともあるでしょう。

職場の同期や同僚とは、

・プライベートの話は極力避ける
・話が合わなくても聞き流す
・仕事で必要なことはきちんと話せる関係は築く

といった気持ちの距離感を保つことが必要です。

ビジネスライクな距離感こそが、理性的に仕事を進めるのには適しているといえるでしょう。

同期入社から○年…。中堅となった今だから話せる会社の将来

◆気持ちを新たに、目標の確認や再設定

新人として入社したころ、会社に対して、仕事に対して、自分の働き方などに多くの夢や希望があったことでしょう。

しかし、現実の中ではうまくいかないことも多く、その気持ちは薄れてしまいがち。

そんなときに同じ気持ちで新入社員研修を受けていたメンバーで集まってコミュニケーションを取ると、新人のときの記憶や感情が蘇ります。

今の自分がどんなモチベーションで仕事に臨むべきか、同じスタートラインに立っていた仲間たちとの交流で「初心」を呼び覚まし、もう一度新たな気持ちで仕事に取り組みましょう。

◆経験を積んだからこそ今がある

新人のときの気持ちが薄れてしまう。それは誰しもあることで、さまざまなことを経験してきたという証明でもあるります。

役職や責任を持つ立場になり、自分の判断が会社の成績にも影響してくるようになります。

今だからこそ考えらえれる会社の未来像やあり方を同期の仲間と話してみてはどうでしょうか。

それぞれに積まれた経験から、違う視点の考え方を聞いて新たな視界が開けることもあるのです。

同期という信頼感も手伝って率直な意見のやり取りがなされることでしょう。

この記事の編集者

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