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犬の歯石除去には麻酔が必要?その方法や歯石対策を調査

2018.1.30

うちの犬は歯磨きをしていますが、奥の方に歯石がついてきてしまいました。
以前ちらっと獣医師に聞いたところ犬の歯石取りには全身麻酔をする必要があると聞きました。
歯周病も気になるのでそろそろ歯石もとらなくてはと考えています。
そこで犬の歯石取りの麻酔や方法、費用について調べてみました。

犬の歯石を取る方法は?麻酔は全身麻酔なの?

犬の歯石を取る費用は動物病院によって差があります。
相場ではおよそ3万~5万円と言われていますが、田舎に住んでいる私がの犬が通う動物病院では1万円くらいだと話を聞きました。

ですから、歯石取りを考えている飼い主さんは電話で事前に聞いておくと安心でしょう。
費用が数万円かかるのは全身麻酔が必要になるからです。主に麻酔にお金が掛かるのですね。

犬の麻酔の量は体重によって違うので費用も犬種により違いが出る場合もあります。
獣医師の判断で麻酔を使わずに歯石を取ることが稀にある場合に、費用はおよそ3000円程度だという事です。

動物病院は自由診療なので病院によって費用に違いがあります。ですからかかりつけの病院の費用が高すぎる場合には他の病院も検討してみると良いでしょう。

犬の場合、人間の歯石取りのように気軽なものではありません。歯石取りをしたい場合はまず動物病院で問診や血液検査などが必要になってきます。

また当日は食事を控えることになるでしょう。

歯石除去日には予約を入れ、全身麻酔下にて行います。
超音波スケーラーで歯石を砕き仕上げに歯にポリッシャーでコーティングを行っていきます。

犬の歯石取りで麻酔を使わないこともある?

老犬や太りすぎている犬、持病があり麻酔を控えたいなどの理由がある犬に対しては麻酔を使わずに歯石取りを行う事もあります。

体に負担のかかる全身麻酔をしないので安心な方法ですがいずれも獣医師の判断によります。
この場合は機械を使わずに歯石を取るハンドスケーラーで歯石をとり、犬にストレスがかからないよう休憩を挟みながら進めていきますのである程度時間もかかります。

犬はそれほど長い時間集中力を保つことができませんので、終わらない場合には数回に分けて行う可能性もあります。

健康な歯の場合は歯石取りに痛みを感じることはないのでご安心ください。
動物病院によって違いますが通常は飼い主さんからお預かりして静かな個室で歯石取りを行う事が多いです。

犬の歯石は全身麻酔してまでやった方が良い?

麻酔のリスクばかりが気になり歯石除去に踏み切れないでいた飼い主さんを知っています。
その飼い主さんのワンちゃんはミニチュアダックスなのですが、歯周病が進み歯茎も腫れて歯がぐらぐらになってしまったのか、唇から歯が見えるようになっていました。

もともととても可愛い顔をしていたのに、残念でなりません。
そして気になるのが口臭です。せっかく懐いてそばに来てくれても口臭がきつくて長い時間撫でてあげることも辛いです。
早い段階で歯石取りをして歯周病を予防しておけばここまでひどくならずに済んだはずです。

その子はまだ5歳です。これからのワンちゃんの健康の事を考えたら歯石除去はするべきだと思います。
うちの犬も去年歯石取りをしました。歯磨きをしているので今でも健康な歯を保つことができています。

全身麻酔ではリスクがあると耳にしますので心配ですが麻酔で亡くなる可能性というのは低いです。

もしかしたら亡くなってしまった子は、麻酔だけではなく他の何かが重なって起きてしまったことなのかもしれません。

歯肉炎と歯周炎、歯石ができるまでについて

・歯肉炎とは?

健康なお口の中は、引き締まったピンク色の歯茎をしています。
ですが歯肉炎になると、赤みを帯びたり歯磨きをすると出血したりします。

軽度の場合は、毎日丁寧に歯磨きする事で状態は良くなりますが、そのまま放置していくとどんどん悪化していきます。歯肉炎はを放っておくと歯周病の始まりとなるのです。

歯肉炎は歯垢が残ったままだとおよそ6時間から8時間で炎症を起こします。

・歯石はどうやってできる?

歯石は唾液の中に含まれているカルシウムなどの影響で残った歯垢が石のように固くなるもの。
表面がざらざらしているので、さらにそこに歯垢が残りやすく悪循環になっていきます。
一度固く付着してしまうと歯ブラシで取ることはできませんので歯科医院へ行き、超音波スケーラーの振動で細かく砕いて取りのぞいてもらわなければいけません。

・歯周炎が進行すると深刻な状態に

歯肉炎が起こり歯石がついても放置していると歯周炎へと症状が悪化します。
ひどくなると歯の根の部分が露出し、ぐらぐらになり最悪の場合歯が抜け落ちることになるでしょう。

全身麻酔で歯石除去をしたくないなら日々のケアが大切

先ほどもお話したように歯石が一度ついてしまうと歯ブラシでは取ることができません。
ですから麻酔を行いたくないのであれば何としても「歯石がつかない」ように毎日歯磨きをしてあげると良いでしょう。

犬も子犬の頃から歯磨きを習慣にしていくと自然と大人しくさせるようになるでしょう。
今はペットショップなどで、歯磨きジェルや歯ブラシも種類豊富に揃っています。
犬種のお口の形に合うように開発された歯ブラシもあるので子犬を迎えたら、歯ブラシ習慣も身に着けるようにしましょう。

ちなみにうちの犬は5歳ですが、歯石がつくようになって慌てて歯磨きをするようになりました。
今まで口の中に歯ブラシを入れたことがなかったので最初は激しく抵抗してとても大変でした。
今でも歯ブラシを見るといやそうに耳を下げてしまいます。
小さいころからやっておけばよかったと後悔しています。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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