看護実習でつらいと感じる理由や原因は?乗り切る方法もご紹介!
2018.2.2
看護実習でようやく看護の現場に触れることが出来ると思ったら、つらくて辞めてしまう学生もいるという看護実習。
看護実習はいったい何がそんなにつらいのでしょうか?
看護実習でつらいことは何なのか、つらい看護実習を乗り切る方法などをまとめてみました。
この記事の目次
看護実習で一番つらいのは何?
看護実習がつらいと聞くと、患者さんに尽くすことが辛そうだと思うかもしれませんが、一番辛いのはそこではありません。
実習生は看護師とのコミュニケーションの難しさが実習がつらいと感じる原因になっています。実習中に嫌な経験をしていない学生はいないであろうくらい、ほとんどの学生が指導看護師を嫌いになります。
看護師は医者の診療の補助と患者の療養の世話をするのが仕事です。そのため、勝手に診断したり利用を行うことは出来ず、医師の指示のもとに動いています。
朝は患者さんの体をふいたり血圧や体温測定をするのがルーティンで、これは難しくありません。今は機械が自動で血圧を測ってくれるし体温計も脇に挟むだけです。しかし、やり方は簡単でも必ずエビデンスに基づいて行う必要があるのです。
つまり、科学的根拠に基づいて行動しなければならないので、そのためにどうするかレポートを書いて学ばなければいけません。
看護学校では実習以外にもつらいことがある!?
・上下関係に厳しい
学生でも先輩後輩の上下関係は存在していて、いきなりタメ口で話す人はあまりいないでしょうが、タメ口で話しても許されるケースも多々あります。
しかし、特に歴史のある看護の学校では上下関係がはっきりしていて、実年齢にかかわらず上級生には敬語が必須です。
・規則にうるさい
上下関係に厳しいにもつながりますが、病院付属の看護学校や比較的小規模で歴史のある学校は特に規則にうるさい傾向があります。
中には最近の学生に合わないような古い考えが根付いている学校もあります。しかし、看護の世界は甘いものではないので規則にうるさいのも納得できます。
・教員の意見がバラバラ
看護の学校の大体の教員は臨床経験があります。経験豊富な教員からは学ぶことが多い分、それぞれの看護観というものがあります。この看護観は教員同士が同じとは限らず、教員の指導に従った方法でやっていると別の教員には注意されるということも起こります。どちらのやり方が良いのか迷ってしまうでしょう。
看護実習でつらいのはレポート!その対策とは?
毎日ハードな看護実習を終えて家に帰ってものんびりしていられません。毎日レポートを書かなければいけないからです。
レポートは毎日書くとなると、段々何を書いたらいいのか分からなくなってきます。同じような事をやっている場合、毎日同じような内容だけど言い方を変えたりして書いているだけになってしまいます。
言い方などを変えても同じ内容が連続で書かれていると、指導看している人に「実習で何も学べていないのでは?」と思われてしまいます。
実習は、実際の医療現場を経験することが出来て、本物の患者さんや医師などに触れ合える機会があるということです。つまり、今まで学んできたことを活かすチャンスでもあるのです。
そこで、今日は○○をやってみたいなど1日1つでもいいので、自分の中で目標を考えてみましょう。その結果、気付いたことや反省点、そこから生まれた課題などがでてくると思います。
また、どうしても困った時は友達の意見を参考にするのも良いでしょう。
看護実習がつらくてやめる学生も多い!?その理由とは?
看護実習では、シーツの交換・血圧測定・洗髪・清拭など看護師が患者さんにケアとしてやっている事を学ぶのが基本です。
看護学校の先生というのは医療現場で看護師の経験があります。つまり、看護学校の先生は看護師として先輩です。
そんな看護師の先輩である先生は、実践で恥をかかないように厳しく指導してくれますが、実習で通用するかどうかは別問題のようです。実際、せっかく看護学校で学んでいても実習が辛くて学校を辞める人も多いです。
実習をするとどうして学校をやめる生徒が増えるのかと言うと、学校の先生と現場の実習指導者の指導の熱量に違いがあるからだと思います。
学校の先生は現場でも通用するように指導しているつもりですが、現場では本物の患者さんに迷惑が掛からないように指導するため、どうしても学校よりも実習の方が厳しくなってしまうためでしょう。
つらい看護実習を乗り切るコツとは?
・担当患者について知ること
看護実習に臨む前に、待ち受ける患者さんの疾患について勉強しましょう。実習前にはある程度、疾患について勉強していますが、学校で勉強する知識量と患者さんを担当するときに必要な知識量は格段に違います。
担当する患者さんの疾患についての専門書で勉強し、メモやコピーを取っておきましょう。何かあれば実習中でも見られるようにしておきます。
また、今の疾患だけでなく合併しやすい疾患などについても勉強し頭にいれておきます。そして。どの検査値データがその疾患に関わるか、基準値を外れるとどんな兆候が表れるのか勉強しておくようにしましょう。
・必要なケアは個人個人違うという事
基本の治療方法が同じ疾患の患者でも個人個人必要なケアは異なります。例えば、家族のサポートがあるかどうかによっても出来る事や必要な事が変わってきます。
つまり、学校で勉強してケア方法をそのまますべての患者さんに施せるとは限りません。実習ではその患者さんにあったケア方法があるということも勉強しましょう。
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