ハムスターの目が閉じたまま…開かない原因を調査
2018.3.2
ハムスターの目が開かないので心配しています。
これは何かの病気なのでしょうか、それとも他に何か原因が?
小さな生き物なのでちょっとした体調の変化や環境の変化に注意して接してあげてくださいところですよね。
ハムスターの目が開かない件について調べてみました。
この記事の目次
ハムスターのしぐさ。目が閉じたままで開かない時の原因は?
ハムスターに何か異変が起きている時の見分け方
ハムスターが目を開けられないでいる時には何か原因があるものです。
普段から観察しているとわかりますが、目を開ける事が出来ないことに気づくと思います。
片目だけ開かなかったり、両目を開ける事があできなかったり、うっすら開けているけれどそれ以上は開かないなど症状はバラバラです。
目の症状の他に何か異変はありませんか?
食欲がなかったり、元気がなく寝込んでいたり・・・。
目が開けられないといった時には目の病気の結膜炎や角膜炎になっている可能性も考えられます。
その他には「マイボーム腺腫」の可能性もあります。これは目を潤している分泌物が出てこなくなってしまう病気で瞼の毛が抜けている症状も出ます。
また目だけの疾患ではなく内臓の病気や髄膜炎に感染した時も目開かずふらつきながら動いている様子も見られます。
ハムスターの目が開かない時に考えられる病気
もし結膜炎や角膜炎で目が開かなかったり目やにがでるのであれば、今度は今の飼育環境を見直す必要があります。
結膜炎などは、小さなほこりや細菌、ごみや砂が目の近くで刺激になり炎症を起こす病気です。
ハムスターのケージ内を清潔に保つように注意しなければいけません。
目の病気の発症中は、特にチリやほこりが厳禁ですので細かいチリが舞いそうな床材を取り除き、一時的でも新聞紙やペットシートに交換すると良いでしょう。
また目やにが出ている時はどこか悪いところがあるので原因を知るためにも動物病院へ連れて行って下さい。
ハムスターの眼球が飛び出ている時は、「緑内障」や「眼球突出」が疑われます。この場合にはすぐに病院へ行くようにしてください。
状態が悪くなると目を取らなくてはいけなくなる場合もあります。
動物病院へ行く間、眼球が乾ききってしまわないように目薬や生理食塩水で眼球を潤しましょう。
ハムスターの目が開かない・・・そんな時は触らない!
ハムスターの飼育経験者です。結論から言うと、ハムスターの目に異常を感じた時は目を触らないようにしてください。
もしかしたらゴミが入っているのかも?目ヤニでくっついている?と思いつい触れたくなりますが、少し様子を見て目が開かないままなら、そのまま動物病院へ連れていく事が一番安全です。
もし人間の手で瞼を開いた拍子に、デリケートな眼球に傷でもついた場合眼球自体が腫れを引き起こすことになるかもしれません。
眼球が腫れるという事は、瞼が閉まらなくなる可能性も高いです。
瞼が閉まらないと眼球が乾ききってしまい眼球そのもの自体がダメになってしまうのです。
それは絶対に避けたいことですよね。
ハムスターが目も開けずにじっとしている時は?
ハムスターが動かずに目を閉じたままの状態が続いている時は室温が寒いのかもしれません。
ハムスターは室温が15度以下になると冬眠しようとしてこのように目を閉じたまま動かなくなります。
10度よりも冷え込んだ時にはハムスターの体が冷たくなり疑似冬眠する事もあります。
これは仮死状態と呼ばれ神経が弱った時に起こりまるで深い眠りに落ちたかのように体が動かなくなってしまうのです。ですから死んでしまったのでは?と飼い主が勘違いしてしまうケースも多いです。
もし目を閉じたまま動かなくなってしまったら、ハムスターを温めて様子を見ます。
回復せず判断に迷う時は動物病院で診てもらうようにしましょう。
またハムスターを疑似冬眠させないために室温は20度~25度を保ち環境を整える必要があります。
小さくて体調の異変にも気づきにくいところはありますが、少しでも長く生きていて欲しいと思いますよね。
愛情をもって毎日よく観察するように飼育しましょう。
ハムスターの目が赤い?目が開けずらそうで心配
目にゴミが入ったときなどに目が赤く充血してしまう事があります。
そんな時はいつも動物病院に行って点眼薬をもらいます。
充血だけではなく目をかゆがっている時もすぐに獣医師に診てもらいましょう。
点眼薬だけではなく注射で症状を抑えることができる場合もあります。
また、軟膏もあるのですが正直ハムスターにはお勧めできません。
やはり軟膏なのでかなりべたつきが気になりますし、ハムスターも嫌がってかきむしり症状が悪くなってしまったことがあります。
目やにがひどく上下の瞼がくっついてしまう事があります。思わず人間の手で開いてあげたくなりますが、眼球に傷がつくと大変なことになるので、その場合には目ヤニの上から点眼薬をたらすようにしてください。
少し時間が経つと目ヤニに浸透し柔らかくなるので自然と目を開ける事ができるようになります。
また人間用の点眼薬は成分が合わないので使ってはいけません。特に疲れ目用のものやクールでひんやりするタイプのものも絶対にやめて下さい。
どうしてもハムスター用の点眼薬がない時には生理食塩水で目に水分を与えても良いでしょう。
ハムスターは言葉を話せない分、様子がおかしいことを飼い主さんが気づいてあげなければいけません。
普段からコミニュケーションを取り、たくさん可愛がってあげて下さいね。
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