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レーヨンの洗濯を自宅でするときのポイントやコツを紹介します

2018.3.3

お気に入りの洋服だったのに、洗濯をしたら縮んでしまった・・・。そんな経験ないですか?

レーヨンの素材のものは自宅で洗濯できない?どのように洗濯したら縮まらないの?

レーヨンの素材の特徴や自宅で洗濯するときの注意点を紹介します。

レーヨンの洗濯を自宅でするには?洗濯をするときのポイント

レーヨンの洗濯をするときは、まず洗濯表示をチェックしましょう。洗えるものかどうかを確認してください。洗濯表示に洗えるマークがついていなければ水で洗濯はできません。この場合は、クリーニング店でドライクリーニングとなります。

洗えるマークがついている場合は、手早く洗う必要があります。のんびり洗濯していると縮むことがあるので2分以内に洗いましょう。

レーヨンは水に濡れると縮みます。このため、洗濯機では洗えません。水に濡れた時間が短い場合は、縮んだとしても形を整えれば元に戻せる可能性があります。

洗面器などに水を入れ、おしゃれ着用の洗剤で洗いましょう。手早く押し洗いし、きれいな水で2回すすぎましょう。

それから、洗濯機で30秒ほど脱水してください。

どのレーヨンの服も縮むとは限りません。運悪く縮んでしまうものもあれば多少の型崩れだけで済むものもあり、中には全然大丈夫なものもあるそうです。

大切な洋服の場合は、クリーニングに出しましょう。

自宅でレーヨンを洗濯するならどんな素材が知っておこう!

レーヨンの特徴は、化学繊維の中の再生繊維の一種となります。シルクに似た光沢や手触りとなるため、裏地として使われたり下着、カーテンなどに使われることが多い素材です。

レーヨンは、多くの染料との相性が良いため美しい発色をつけることができます。

レーヨンの素材は、酸に弱いことがあげられます。酸性の液体や熱に触れると穴が開く原因となります。

身の回りのものでは、トイレ用洗剤やドレッシング、マヨネーズなどをつけないように注意しましょう。

また、レーヨンは水を吸いやすくシワになりやすいので洗濯をするときも注意が必要となります。レーヨンの断面は通常、角ばっていますが吸水すると丸くなります。このため、乾くとシワになりやすいのです。

大人サイズのレーヨンのシャツが、たった一度の洗濯で子供サイズになってしまうのはこのためです。

水に弱いため、スチームアイロンも適していません。アイロンをするときには、必ず当て布をしてスチームは使わずにかけましょう。

自宅でレーヨンを洗濯するのは難しい!できるだけ洗濯をしないように着まわそう!

自宅でレーヨンを洗濯するのが難しいときには、クリーニングとなりますが毎回毎回クリーニングに出すのは大変ですよね。

こんな場合は、できるだけ洗濯しなくとも済むようにレーヨン素材の服を着るといいでしょう。

肌着を着用した上にレーヨンの洋服を着たり、激しく動くときには着ないようにすることで洗濯の回数を減らすことができるでしょう。

水で洗うことのできないレーヨンをクリーニングではどのように洗っているのでしょうか?

クリーニングのドライクリーニングは、水を使わずに特殊な溶剤で汚れを落とすことができます。このため、繊維へのダメージや型くずれが少なくすむのです。

なかなか頻繁に洗うことのできない洋服は、消臭や除菌をしてくれるスプレーをするといいでしょう。

洋服を着る前に、消臭スプレーをすることで匂いがつきにくくなるものもあるので前もって対策しておくのもいいでしょう。

洋服の匂いをとるには、20センチほど離れた場所からドライヤーの冷風をあてたりビニール袋に洋服と脱臭剤を入れひと晩置いておくといいですよ。

洗濯で縮んでしまったレーヨン・・・対処方法とは?

レーヨンの縮みは繊維のヨレによるものとなります。伸ばすことが出来れば多少の修正は可能なので、ひっぱりながらアイロンをかけるといいでしょう。

破れない程度に強くひっぱり、低温度のアイロンをかけましょう。

また、シリコン入りのヘアリンスやコンディショナーで繊維のヨレを伸ばせるかもしれません。ノンシリコンではないものを使ってください。

シリコン成分で繊維をコーティングすれば、ヨレてしまった繊維をまっすぐにすることができます。

水を張った容器にリンスやコンディショナーを7回くらいプッシュしてよく溶かしましょう。30分ほど縮んだレーヨン素材を漬け込んでください。

すでに縮んでしまっている場合の方法となります。アイロンにしてもリンスにしても、修正出来るのは1cm程度になります。

レーヨンを洗濯するときの心構え とにかく時間勝負!

レーヨンを自宅で洗濯するときは、シッカリ洗おうと思わず縮みきる前に洗うことがポイントとなります。

衣類についた汗を濯ぎ落とすぐらいのイメージで洗いましょう。短時間で洗えれば、衣類が縮みきっていないので干すときに少し引っ張るだけで縮むのを防止できます。

主原料が木材パルプとなり、木材の中にある繊維素であるセルロースを取り出して糸としているので吸水性が高いのはしかたありません。

水に濡れることで、強度が半分ぐらいに低下するので短時間で洗うことはもちろんのことゴシゴシ洗ってはいけないことがわかります。

摩擦に弱く、水ジミもできやすいので着るときにも注意が必要ですね。

レーヨンは他の繊維と比べ、電気抵抗値が小さいため制電効果が期待出来ますが冬場のような乾燥時に繊維中の水分率が低下すると静電気を帯びやすい繊維に変わります。

天然に産出される木材から再生したセルロースとなるので、土中に放置した場合土に還ります。微生物の作用による分解となるので地球環境に優しい繊維と言えるでしょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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