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パーマとヘアカラー!仕組みから見る”痛みの原因”をご紹介!

2018.3.12

ヘアスタイルもオシャレをする人にとってはとっても重要なポイントですよね!

今はヘアカラーやパーマは普通になってきていますが、ヘアカラーとパーマってどっちが痛むの?なんて疑問を持ったことはありませんか?

そこでヘアカラー・パーマの仕組みから見る”痛みの原因”をご紹介していきたいと思います!

パーマとカラーはどちらが痛みやすいのか?比較はできる?

オシャレに気を遣う人は髪型にももちろんこだわりを持っていますよね!

洋服のようにちょこちょこ髪型を変えている人はとても羨ましいのですが、やはりカラーリングやパーマって何よりもダメージが大きいです。

そこで、オシャレに気を遣うすべての人が気になっていること。

【ヘアカラーとパーマってどちらが髪にダメージを与えてしまうのか?】

それは…どっちも同じくらい髪にダメージを与えている!

使う薬剤や放置時間で痛む度合いはそれぞれ違います。
しかしはっきりしていることと言えば、
ヘアカラーは髪の内部に効き、パーマは髪の外部に効くということ!

オシャレをすることは何かを犠牲にしなければならないのですね…。

ヘアカラーを常にしている人やパーマを常にかけている人は、自分の本来持っていた綺麗な髪の毛すら思い出せずにいるでしょう。

しかし、なぜヘアカラーが痛むのか?

パーマが痛むのか?

使っている薬剤を見ていきましょう!

パーマとカラーを同時にすると痛みはどうなる?メリットとデメリット

ヘアカラーをするとどうして痛むのでしょうか?

まずは髪の毛の仕組みを知りましょう。

髪の毛は、三層でできており、一本一本に”キューティクル”という層があります。

その【キューティクル】は一番外側の層でその次に【コルテックス】、中心に【メデュラ】という三層で髪の毛はできています。

キューティクルはつやを与えていて、根元から毛先に向かってうろこ状に重なっているんです。

一枚一枚うろこ状になっている細胞はとても薄く主成分は硬質タンパク質でできています。
このキューティクルと言われるそうは刺激に弱く、ちょっとの摩擦ではがれやすくなってしまうので注意が必要なんです。

そのキューティクルが剥がれてしまうとその他の層がむき出しになりなってしまい、内部のタンパク質などが流れ出してしまって、枝毛や切れ毛の原因になってしまいます。

そしてキューティクルの内側にあるコルテックスは毛の85%~90%占めています。

しなやかさを出す役割のあるこのコルテックスは髪の毛の色を決めている部分なんです。

髪の毛が茶色い人は、このコルテックスが茶色という事ですね!

コルテックスは太さ、硬さなどを決めています。

そして中心部のメデュラ!

髪の毛の芯と言われるところです。
空気を含んでいるので中は蜂の巣みたいで空洞になっています。

メデュラの形状は様々で産毛や赤ちゃんの髪の毛には存在していません。

一般的に言われているのは、このメデュラは太い髪の毛にメデュラが多く存在していると言われています。

ヘアカラーとパーマは仕組みが違う!痛みの原因は?

そこでヘアカラーは髪の毛のどんな所に影響を与えるのか見ていきましょう!

①1剤と2剤を合わせて使う薬剤でキューティクルを開きます。
一枚一枚重なっているキューティクルを開くなんて何だかむごすぎる…。と感じてしまいますよね!
ヘアカラーをする時はこのキューティクルを開き、そこに混合液をつけ、髪の毛の内部まで浸透させます。

②髪の毛の内部までに混合液を塗布したら、そこから2剤に含まれていた酸化剤が分解され、酸素を作り上げます。
酸化剤によって髪の毛の本来の色であるメラニン色素の色が抜け、塗料を発色させることができるのです。

③発色した塗料は分子同士が肥大し、肥大した塗料はキューティクルか出られなくなります。
そこで髪をの内部に色が定着するのです。
髪がもとの弱酸性に戻ることで、キューティクルが閉じ、色が付くという仕組みになっているのです。

ヘアカラーは髪の毛のキューティクルの内部にあるコルテックスに影響を与えているんですね!
そして、コルテックスのメラニン色素を破壊して新たに色を取り込んでいるという事がわかりました。

一度壊されたメラニン色素は再生することはありません。
それが痛みの原因になっているなんて…。
カラーリングしている私達は、故意的に髪の毛の組織を破壊しているんですね…・

パーマの仕組みとは?カラーとパーマで共通している事とは?

髪の毛の成分はたんぱく質からできているのですが、そのたんぱく質は18種類ものアミノ酸から構成されているんです。

パーマはそのアミノ酸の一つのシスチンという成分に反応してパーマをかけることができるのです。
シスチンはシスチン結合と呼ばれていて、このシスチン結合は切り離したり、くっつけたりできる成分なんです。

①パーマ液の1剤でシスチン結合を切り離します。
1剤にはアルカリ剤、還元剤が入っているのでその中のアルカリ剤によりキューティクルが開かされ、還元剤により、シスチン結合が切り離されます。
パーマ液のあの独特な匂いはシスチン結合が切断される時に水素が混じりあの匂いを放っているのです。

あの独特な匂いは薬剤が効いているという証拠にもなるのです。

②薬剤しっかり効いてシスチン結合が切り離された状態になったら1剤を洗い流します。

そこで2剤の登場です。2剤には酸化剤が入っています。この酸化剤はシスチン結合をまたくっつける作用があるのです。

シスチン結合が切り離された状態でロットを巻き、ロットを撒いた状態で切り離していたシスチン結合をくっつけると髪の毛はウェーブした状態で固定されるという仕組みなんです。

パーマをかける時に2剤を掛け過ぎなのではないか?というくらい、ダラダラ垂れても気にしないでふんだんにかける理由は、ウェーブしている状態でシスチン結合をしっかりくっつける為にあれだけ2剤をかけていたんだと気づきました!

やはりこのパーマの仕組みもカラー同様にキューティクルを開いていることは一緒でした。

キューティクルを開くと枝毛や切れ毛の原因になるんですよね…。

あなたのキューティクル、諦めるのはまだ早い!

カラーもパーマもキューティクルを開いて髪の毛の内部に影響を与えているという事がわかりました!

しかし、仕組みはわかったとしてもカラーやパーマはやめますか?

いいえ!ほどほどにします!

今は開いてしまったキューティクルを補修してくれるシャンプーやトリートメントがたくさん売られています!

その画期的な商品を使うことによって、失われた艶や潤いを再び手に入れることができるかもしれません!

髪の毛のケアに気をつけることとは?

◆摩擦に気を付ける!

◆熱をなるべく与えない!

◆紫外線はキューティクルを剥がしてしまいます!

オシャレもいいけど、やっぱり美しい髪の毛を保ちたい!と思ったらケアを怠らないことですね!

今回はヘアカラーとパーマの仕組み、痛みの原因についてご紹介してきました!

オシャレをしつつ、美しさも保てるように頑張りましょう♪

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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