汗の黄ばみや背中の汗染みに!目立たなく見せるポイント
2018.3.20
汗の黄ばみや背中にかいた大量の汗による汗染み。
夏は特に気になりますよね。
洗濯物に蓄積すると、なかなか取れにくくなります。
また、汗をかくのが嫌だからと下着を着ないというのは逆効果です。
汗染みの原因と対策についてご紹介します。
この記事の目次
背中の汗が多くて黄ばみが気なる…そんな方には
ワイシャツの汗染みが気になるという方はいませんか?
【下着を着る】
暑いからという理由で、素肌に直接ワイシャツを着ていませんか?
これは汗染みを作る、最も大きな原因です。
ワイシャツを着る前には、必ずTシャツなどを着ておくことをおすすめします。
Tシャツが汗を吸収して、蒸発させます。
そのことによって、ワイシャツへの汗染みを防ぐことができます。
また、シャツの素材にも抗菌・防臭効果のあるものを使用すると臭いも抑えることができます。
【汗染みが目立たない色】
シャツの色によっても汗染みが目立つものとそうでないものがあります。
水色や薄いグレーなどは、汗の水分を吸収すると色が濃くなり、人から見られた時にも汗染みに目が行きやすくなります。
その点、濡れても色味のほとんど変わらない色は汗染みも目立ちません。
白いTシャツなどは、濡れても色の変化がほとんどなく、多少汗をかいていてもわかりません。
汗染みが気になるという人は色選びにも気を付けてみましょう。
【着替えを準備】
前もって大量に汗をかくことがわかっている時には、着替えを準備しておくというのも安心です。
これならば、どんなに汗をかいても安心です。
背中の黄ばみや汗のシミは何が原因?
胸や背中、脇の下には多くの皮脂腺があります。
黄色い汗染みというとワキガの原因と言われるアポクリン腺のイメージがありますが、これとは別に皮脂の分泌も行われています。
皮脂腺からの汗をそのまま置いておくと、衣類が黄ばんだり、細菌の仕業で皮脂を分解するときに出る色素で色が付着することもあります。
これはワキガとは違うものです。
また、女性の衣類にファンデーションが付いていた場合、一緒に洗濯すると、ファンデーションが水に溶け出し、他の衣類へ着色してしまうこともあります。
この場合は、衣類全体に色が移ってしまいます。
これに対し、細菌による汚れは、皮脂腺が多い背中や胸、わきの下にシミが表れます。
体質なので、改善することは難しいですが、洗濯の時のこまめな漂白などでシミをしみ込みにくくさせましょう。
ただし、漂白剤を使う前には、必ず洗濯表示を確認しましょう。
生地によっては使用できないものもあるので、確認してから使用して下さい。
背中の汗や黄ばみが気になる人にこそ白Tシャツ
濃い色のTシャツなどを着ると、大量の汗をかいた後に、背中が白っぽく見えることがあります。
これは汗の性質により違うのです。
汗には「良い汗」と「悪い汗」があると言います。
【良い汗】
無力透明の汗で無臭です。
ほどんどは水分で構成されているので、汗が乾いた後も白く見えることはありません。
【悪い汗】
汗の中に塩分などのミネラル分が多く含まれています。
そのため、乾いた後に白っぽく汗染みが目立ちます。
背中に多く汗をかくという方は、濃い色や黒っぽいTシャツを避け、白い服を着ると目立ちません。
汗染みが目立つのではないかと心配すると、余計に汗が出るという悪循環につながることもあります。
始めから汗染みが目立たない服装でいると、それだけでも気が楽になりますよ。
衣類の汗染み解消に効果的な洗濯方法
●皮脂分解酵素入り洗濯洗剤を使う
洗剤を買う時に成分表記を見たことがありますか?
洗剤の箱や容器には界面活性剤と書かれている洗剤があります。
この界面活性剤には、繊維に水分がしみ込みやすくする効果や、油のを水に乳化させる働きを持っていたり、服の汚れを生地の外側に引き出す効果、取れた汚れが再び生地に再付着するのを防ぐ効果などがあります。
この界面活性剤に含まれている皮脂分解酵素がしつこい皮脂汚れを落とします。
洗剤の成分表記はあまり気にして見たことがない、という方も多いと思いますが、この界面活性剤の含有量は洗剤によって異なります。
界面活性剤というと、洗剤に使われているイメージですが、実は食品にも使われています。
チョコレートをなめらかにしたり、パンをふっくらとさせるなどの働きもあります。
化粧品にも使われることが多く、化粧品に含まれる油分を水と混ざりやすくするために使われています。
●固形石鹸で殺菌
体を洗う時に使う固形石鹼や、殺菌効果を期待できるデオドラント石鹸を使うのも有効です。
デオドラント石鹸は、菌の殺菌・除去をする働きがあり、皮脂を分解して体臭や菌の繁殖を防ぎます。
靴下の頑固な泥汚れに、固形石鹸を使うと言う方も多いと思いますが、脇や襟の黄ばみにも効果が期待できます。
汗染みや臭い対策に『重曹』を使う方法
重曹は、掃除に使ったり、パンを膨らませたたい時に使ったりしますが、実は重曹を臭い対策に使うことも出来るのです。
重曹は食品としても摂取できる安全な成分です。
使い方は簡単です。
重曹の粉を脇に直接塗布するか、服の脇部分の内側に軽く塗っておくという方法もあります。
粉だと扱いにくいという時には、重曹液を自分で作り、スプレー容器に入れておくこともできます。
重曹はアルカリ性ですので、汗に含まれている酢酸やイソ吉草酸などの酸性の臭いに対しても効果が期待されます。
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