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子供の歯が茶色く見える原因…子供の茶渋汚れのケア方法

2018.3.29

子供の歯に茶色いものが見えたら、まず虫歯を疑うお母さんが多いでしょう。

しかし、それは茶渋による汚れかもしれません。

茶渋汚れは大人だけではありません、子供にも表れることがあります。

子供の歯の茶渋汚れのケアについてご紹介します。

子供の歯が茶色いのは虫歯ではなく、茶渋が原因!?

歯が茶色くなる茶渋とはどのようなものなのでしょうか?

茶渋の原因は、お茶などに含まれる『タンニン』や『カテキン』という成分です。
これらは、コーヒーや紅茶、ウーロン茶、赤ワインなどにも含まれます。
また、カレーやミートソースなど色の濃い食べ物なども歯に着色してしまうことがあります。

カテキンもタンニンも体にとってはとても良い成分です。
これらを飲んだり食べたりしない、というのは不可能なので、着色を防ぐためには、食後にすぐ歯磨きをしたり、うがいをするということが予防につながります。

ある程度の着色汚れならば、歯磨きで落とすことはできます。
しかし、取りきれなかった汚れは、歯の表面に蓄積され残ってしまいます。

子供の歯は、大人の歯に比べ柔らかくて傷が付きやすいのです。
研磨剤の入った歯磨きでゴシゴシ力を入れてこすると、細かい傷が付きやすく、その傷に色素が入り込むこともあるので、注意が必要です。

子供の歯の茶渋汚れに自宅でできるケア

子供の歯の茶渋汚れに、「クエン酸ナトリウム」を使っているという方がいました。

クエン酸は食品添加物の指定もされているし、天然由来の製法で作れているものが多いそうです。
ただ、そのまま水に溶かすと、pH3くらいになり、これは歯が溶けるくらいの酸性度になってしまうで、中和されたクエン酸ナトリウムを使うと言う方法です。
クエン酸ナトリウムなら、弱アルカリ性で歯が溶ける心配もありませんし、食品添加物なので安心です。

クエン酸ナトリウムは、ドラッグストアにもありますし、ネットで購入することもできます。

使い方は、水で濡らした歯ブラシに、クエン酸ナトリウムを一つまみくらいを付けます。そして、お子様の歯に塗ります。
この場合は、ブラッシングは意識しなくても、塗る感覚で構いません。
少し時間をおき、水ですすいだ歯ブラシで優しく磨きましょう。

そうすると、歯ブラシが薄く茶色にそまり、茶渋が取れたのを実感できるでしょう。
ただし、1回で全て落とせる訳ではありません。
一日おきくらいに、数回続けることによって、歯がどんどんと白くなっていきます。

子供の歯の茶渋汚れは歯医者さんでクリーニング

歯の色はもともと真っ白ではありません。
また、色味の濃い食べ物や温かい物を食べると黄色味が強くなるとも言われます。

歯科医師に子供の茶渋について聞いてみました。

茶渋と言うと悪いことだけではなく、目には見えないような歯のでこぼこを茶渋が埋めていて虫歯になりにくいそうです。
そのまま放っておいても良いですよ、ということでした。
どうしても気になるようでしたら、歯磨き粉を付けて磨いてみましょう。

乳歯はエナメル層が薄いので、歯磨き粉はいらないそうですが、茶渋が気になる時だけ使うという方法なら良いでしょう。

また、安心してキレイな歯にするには、歯医者さんにお願いするのが一番です。
フッ素塗布などで定期的に通っているお子さんも多いと思います。
フッ素のついでなどに、先生に相談して、気になるようでしたら歯のクリーニングをしてもらいましょう。
回転するブラシで汚れを落とし、本来の歯の色に戻ります。

歯の色はもともと黄色いのが普通

歯の色というのは、表面のエナメル層から透けて見える象牙質の色によって決まります。
黄色人種の象牙質は、生まれつきクリームイエローと言われます。
ですので、歯が黄色く見えるというのは当たり前の事なのです。

真っ白い歯に憧れるという方も多いと思いますが、歯が黄色いのはもともとの色で、歯が真っ白な芸能人などはホワイトニングをして白く見せているのだと思います。

歯が茶色いといのは、食べ物や飲み物による着色というのがほとんどです。
中でも、お茶やコーヒーによるものが多いと思います。

日常出来るケアとしては、歯磨きをこまめに行うという基本的なことです。

また、即効性を求めるなら、歯医者さんでのクリーニングです。
自宅でのケアよりも効果が高く、見た目の変化はもちろん、歯の表面のなめらかさも変わります。

歯のホワイトニングのために絶対にやってはいけないこと

歯を白くしたいと思う時に、絶対にやってはいけないことがあります。

歯の汚れを取れやすくしそうな研磨剤入りの歯磨き粉ですが、研磨剤が粗いものはおすすめできません。
研磨剤の入った歯磨き粉は、一時的にはきれいに見えますが、知らないうちに歯の表面を傷つけてしまいます。
その細かい傷に汚れが付きやすくなってしまうのです。
海外の研磨剤入りの歯磨き粉の中には、研磨剤が粗いものもあるので、注意が必要です。
また、歯の消しゴムと紹介されている商品があります。
この成分は、シリコンゴムで研磨剤が含まれているものもあります。
軽い力で使う分には良いですが、力を入れてゴシゴシとこすると歯の表面を傷つけます。ほどほどに使うようにして下さい。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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