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耳から黄色い液体が!?そんなときの対処方法

2018.3.31

耳掃除をしていたら、耳から黄色い液体が出てきた!?こんな経験はありませんか?

耳から黄色い液体が出てきた時は○○かもしれません・・。

病気のサインかもしれない黄色い液体。こんな症状がある場合は病院に行きましょう。

もしかして病気?耳から黄色い液体・・の正体

耳から黄色い液体が出たときにはどんなことが起きているのでしょうか?

考えられるのは、外耳道炎です。耳かきや綿棒で耳掃除をやりすぎると耳の皮膚に湿疹や痒みがでます。かゆいからとさらにめん棒や指などでかいてしまうと炎症を起こしてしまいます。それが、耳だれである黄色い液体の原因となります。

口を動かしたり耳たぶをひっぱると痛みがあるのが特徴です。

また、風邪などで細菌やウイルスが耳管を通り中耳に入り炎症を起こすと黄色の液体が出る原因となり急性中耳炎になります。中耳に膿がたまってしまい、鼓膜が圧迫されます。このため痛みもともないます。

急性中耳炎がひどくなると、慢性化膿性中耳炎になってしまいます。中耳炎を繰り返したり、治り方が不十分であると慢性中耳炎になってしまいます。急性中耳炎になった場合は、最後まできちんと治すことが重要となります。

真珠腫性中耳炎は鼓膜の一部が奥に入り込んでしまっている状態となります。正常な鼓膜は太鼓のように膜がぴんと張っています。

耳から黄色の液体が流れ出る滲出性中耳炎

子供と年配の人に多くみられる滲出性中耳炎。鼻アレルギーのある人やアデノイドの肥大している人はかかりやすいので注意が必要となります。滲出性中耳炎になる前に、急性中耳炎となるケースが多いようです。しかし、急性中耳炎と気がつかないで滲出性中耳炎になる人もいます。

は最近増加傾向にあると言われている、滲出性中耳炎ですがもともと滲出性中耳炎である人はいたのではないかと考えられます。

学校検診が定期的に行われるようになった事、抗生物質により急性中耳炎の時に鼓膜切開をする必要がなくなったこと、アデノイド切除をあまりしないなどが滲出性中耳炎の増えた原因となります。

滲出性中耳炎の症状は、耳閉感や難聴となります。自分の声だけ大きく響くような感じがするのが耳閉感です。子供の場合は、この耳閉感に気がつかないこともあるでしょう。
音や声が聞こえにくいのような聴力低下に親や周りの人が気づいて耳鼻科に連れて来ることが多いようです。

耳から黄色の液がでたときの対処方法や耳鼻科での治療法

耳から黄色の液がでたときの耳鼻科での治療法は、点耳薬の治療となります。耳垂れによる耳の詰まりなどの症状がある場合、点耳薬を使います。耳掃除であったり耳垢を除去する為にも点耳薬は使われています。

点耳薬はタリビットと言い、使い方は耳に直接触れないよう滴下します。滴下する耳を上に向けて、横向きの状態で寝ておこないましょう。

約10分程度その状態のままでいます。その後、清潔なティシュやガーゼなどを耳に当ててから起き上がり、耳から流れてくる液を拭きましょう。

他に、リンデロンVG軟膏があります。痒みがある時に処方されることが多いです。効き目が高く、ほとんどの耳垂れが治ります。痒くなったところをかいてしまうと耳垂れが再発するので気をつけましょう。

清潔な綿棒で、耳の中にほどよい量を塗りましょう。両耳に塗るときには、新しい綿棒を使うようにしてください。使い回しはやめましょう。

耳から黄色い液体が出てくるのは病気?何科に行けばいい?

耳から黄色い液体が出てくるなど、滲出性中耳炎の恐れがあるときには耳鼻咽喉科を受診しましょう。

滲出性中耳炎は鼓膜の奥に液体が溜まってしまう中耳炎です。さらさらしたものから粘りのある液体は滲出液や貯留液と言います。中耳腔に、滲出液や貯留液が溜まってしまうと鼓膜や耳小骨の動きが悪くなります。

外耳道を伝わってきた音は、鼓膜から耳小骨そして内耳へと伝わりますが鼓膜や耳小骨の動きがわるくと聞こえにくくなります。

滲出性中耳炎の治療は、状態をよく把握することが大切です。滲出性中耳炎は耳の治療だけでなく、鼻やのどの治療も必要となります。滲出性中耳炎をおこしている人は、慢性副鼻腔炎(ちく膿症)、アレルギ-性鼻炎、咽頭炎、ぜん息、などの病気をもっていることが多く風邪をひきやすい傾向があります。

このような病気は、鼻の奥の耳管に影響したり菌が耳管を通って中耳へ行きやすくなっってしまいます。

細菌やウイルスに負けないように免疫力や抵抗力を下げないように過ごすことが大切です。

耳から黄色い液体が出た場合、治療期間は?どのくらい

滲出性中耳炎にかかると、治療期間が長くなることが考えられます。また、滲出性中耳炎は繰り返しやすく10歳くらいまでの子供や年配の方は滲出性中耳炎にかかりやすいと言えます。

子供の場合は、耳管の構造上の問題により滲出性中耳炎にかかりやすく年配の方は年齢的に耳管の機能が低下していることが原因だそうです。

子供の場合は、10歳前後で自然に治ることが多いのですが繰り返しなってしまうときには定期的に病院に行くことが大切です。分泌液が溜まった時には、その都度排除してもらいましょう。

滲出性中耳炎はきちんと治すことが重要です。滲出性中耳炎を何度も繰り返す場合や副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎など他に鼻の疾患があるときには鼓膜切開やチュービングをしたほうがいい可能性もあるので医師に相談しましょう。

耳の症状は、わかりにくく本人の痛みや聞こえにくいなどの症状となるので周りの人が気づいてあげることが早期治療に繋がります。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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