正社員なのに給料が安い・・・正社員で働くことのメリット
2018.4.7
正社員なのに、派遣で働いていた時よりも給料が安い_02・・・なんてことがありますよね。
正社員で働くことに、どんなメリットがあるんだろう?と考える人も多いのでは。
お給料以外の面を見ると、正社員には様々なメリットがあるんですよ!早速ご紹介します。
この記事の目次
正社員なのに給料が安い・・・それでも働くメリットとは
正社員であるメリットとして昇給や賞与があることに加えて、長期休暇があったり、社会的信用があったり、人脈が広がったり、社会性が築かれたり・・・ということがあげられます。
しかし仕事によってはお盆や正月休みなどの長期休暇が取れなかったり、人脈が広がりにくい仕事もあるでしょう。ただ、それ以外の「社会的信用」と「社会性が築かれる」ことについては、正社員として働いていれば手に入るものです。
具体的に「社会的信用」とは、銀行からお金を借りることが出来たり、クレジットカードを作りやすいといったような経済的な信用があげられます。また、結婚相手のご家族や友人などからも安心されやすいという信用です。
「社会性が築かれる」ことに関しては一つの会社で長く働くことで、社内だけでなくお客様との付き合いも深まって、社会の中の一人であることを感じることが出来るという意味です。
いずれも、フリーターでは手に入れることが出来ません。しかし、正社員になれば簡単に手に入ることなのです。
経済的信用に関しては、正社員とアルバイトでは明らかに違いがあると言えます。
バイトを掛け持ちして一ヶ月で30万円稼ぐフリーターよりも、例え月の給料が15万円であったとしても正社員の方が経済的信用度は高いのです。
正社員で働くと、このようなメリットがあるのです。
給料は安いけれど、正社員は転職する時にも有利です!
会社の経営状態が悪いからといって、正社員を解雇することは容易ではありません。派遣社員や契約社員の場合は、期限付きで働いているので期間や状況で解雇されることはあります。
そんな状況ですから、正社員として働くことの価値は今後はもっと価値のあるものになるでしょう。いつかは資格を取って転職も考えているという人は職を転々とするよりも、例え給料が安くとも一つの会社に長く居た方が、面接の際に印象は良くなります。
生きていく中で、仕事をしている時間というのは多くを占めます。給料が高い・安いということだけで選ぶと、「給料は良いけど仕事が辛い・・・」と段々と追い込まれてしまう可能性もあるのです。
面接だけに限らずお見合いなども場面でも、「給料はあまり良くないけど、好きな仕事をやりがいを感じながらやっています」と言える人の方が、相手の印象は良いのです。
正社員で安い給料で働いた後、転職して大成功!
私の知り合いの話をご紹介します。
彼女は以前、正社員としてサービス業をしておりました。1ヶ月に2.3日ほどしか休みがないというとても大変な環境で働いていたにも関わらず、年収も300万円以下という状況でした。もちろん生活もきつかったということですが、奨学金返済の為に4年間も勤めたのです。
その後は1年間派遣社員として働いて、経理の経験を積んだようです。そして見事に、正社員として外資系の会社の事務職に転職しました。そこでは定時に帰ることができ、職場環境も良く働きやすいとのことです。
派遣会社として働いた1年の間は残業が無かったということで、会社帰りには英語を習いに行っていたというのです。そこでTOEIC800点を取得したのが、効果があったみたいです。
一方、彼女の同期だった派遣社員の子は契約終了で打ち切られたみたいです・・・。あのまま働いていたらと思うと、ゾッとすると彼女は言っていました。そして、派遣社員の場合は適当なところで辞めて、正社員として転職した方が良いと強く感じたそうです。
彼女のように派遣社員として働く場合でも、最終的な目標は「正社員として働くこと」と考えておいた方が良いのかもしれません。派遣社員は残業もあまり多くないので、空いた時間を自分のスキルアップの為に費やすと良いかもしれません。
派遣社員から正社員になったのに、今までよりも給料は安い・・・!?
派遣社員からやっと正社員になれたと思ったら、給料は下がってしまった!なんて話もよく聞きますよね。時給制と月給制という違いがある為、その結果このようなことが起こり得るのです。
正社員は月給制であるので、残業代が出ない会社の場合は給料が減ったように感じてしまうこともあるでしょう。また、異動や配置換えなどもあり思ってもみなかった業務につく羽目になることもあるでしょう。ただ、やはり雇用契約が安定しているというのは一番のメリットです。
そしてボーナスや昇給もある為、長い目で見ると収入が増えることが期待できます。その他、住宅手当や家族手当などの福利厚生があったり、クレジットカードを作りやすかったり住宅ローンの契約が出来たりというのもメリットと言えるでしょう。
その一方で派遣社員は契約期間が決まっているので、長く安定して働けるという約束はありません。働きぶりに問題があったり、企業の業績が悪化している場合などは、契約の更新がされずに打ち切られてしまう可能性もあるのです。
ただ、業務に関しては基本的に、契約していることだけに従えば大丈夫です。異動や違う業務に就くという心配は無いので、その点では安心して働くことが出来るでしょう。実際に働いた分だけお給料をもらうことが出来るので、手取りだけであれば正社員よりも多くなることもあるのです。
給与について、国全体として見てみると・・・
成長している国というのは、給料もますます高くなっていきます。ただ、その給与水準が他の国と比べた時に高くなると、その国の魅力はなくなり工場などの生産拠点を給料が安い国へと移してしまう「空洞化」が進んでいくのです。
景気が良い時は良いのです。しかし、そのようなことが続くはずもなく、企業の業績も徐々に悪化していきます。
最初は給料を安くして長く働いてもらい、会社に利益を与えようとしますが、やがて限界はきます。
中国に生産ポイントを移した方が人件費が安いと判断をし、中国に工場を持つようになりました。日本人を雇う利点が無いので解雇をして、次は外国人を雇うようになります。
こういった現象は、成長過程の国でよく見られます。
日本人はリストラで職を失い、そして工場が中国に移ることで日本の税収は減ります。それでも失業手当を支払わなくてはいけないので、日本の収入は減り、支出は増えて赤字になるのです。成長過程の国では、財政赤字が何よりも問題ということです。
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