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猫と人間の赤ちゃんが一緒に暮らす時に注意したいこと

2018.4.14

猫を飼っている家庭に赤ちゃんが生まれると衛生面や安全など他の家庭よりも気になることは多いでしょう。

猫と仲良く遊ぶ姿を想像してみてください。猫が教えてくれることも多いのです。

しかし、やっぱり気になるので猫は人間の赤ちゃんに対して攻撃したりしないのか?という疑問などについて調べてみました。

家に人間の赤ちゃんがやってきたら飼い猫は襲わない?

猫は知らない人や物に対しての警戒心がとても強いため、猫から襲い掛かることはほとんどないと思われます。しかし、猫と初めて赤ちゃんを対面させるときは、猫に無理やり近づけたりすることはやめましょう。

生まれて間もない赤ちゃんだと、相手を正しく認識するのは不可能で、顔合わせさせられても理解出来ないでしょう。しかし、猫はいきなり現れた小さな生き物に驚いてしまいます。

猫は人間の赤ちゃんでも小さく弱い存在分かるのだと思います。実際、我が家は猫を数匹飼っていますが、赤ちゃんにたいして威嚇したり攻撃しようとした猫はいませんでした。

猫と赤ちゃんと一緒に暮らし始めて3ヶ月近くたちますが、未だに赤ちゃんの事を不思議な生き物だと思っているのか、近寄ってはいけないと思っているのか、猫から近づくこともしません。人間が赤ちゃんの近くに猫を置いても離れて行ったり、遠くから見守っています。

家の猫は赤ちゃんに近寄ろうとしませんが、赤ちゃんと一緒に寝たりしている猫の写真や画像がネットなどに出回っています。赤ちゃんの上に乗って寝てしまうこともあると思いますが猫に悪気は無いはずなので、猫が責められるような状況にはならないように注意すべきだと思います。

多くの猫が人間の赤ちゃんに寛容な理由とは?

私自身、赤ちゃんの時から猫と一緒に暮らし、赤ちゃんの時は猫にあやしてもらっていたようです。

ある程度成長し始めると人間の赤ちゃんも猫と一緒に遊ぼうとしますが、赤ちゃんはまだ上手に遊べないため猫じゃらしを振ってもビシバシ猫に当たって鞭のようになってしまいます。

この時、猫はずっと我慢していましたが堪り兼ねたのか、赤ちゃんの私に向かって猫パンチを繰り出しましたが、私に当たる前にグッと止めて堪えたそうです。

人間を含め動物には、赤ちゃんの特徴である顔のパーツが中心に集まっている顔立ちに反応して守ろうとする本能が備わっていると学者が言っていました。

子犬や子猫だけでなく、人間の赤ちゃんも大人の動物は可愛がる傾向があるそうです。また、子供は自分が可愛がられるような声やしぐさが備わっているらしいです。本当かどうか分かりませんが、オオカミの群れの中に赤ちゃんを入れても襲ったりせずにかわいがると、昔何かの本で読んだこともあります。

猫も人間の赤ちゃんは「赤ちゃん」と認識をしているように見えます。猫同士でも、新入りが子猫なら避けることはあっても攻撃したりすることはありません。

猫と人間の赤ちゃんが暮らす時は猫アレルギーに注意しよう

猫を飼っている家に赤ちゃんを連れて帰るときは、心配な事もありますが、その中の1つが、赤ちゃんが猫アレルギーを発症しないかどうか?ではないでしょうか。

アレルゲンと呼ばれる猫の毛やフケの抗原物質にアレルギー反応を起こしてしまう事が原因で猫アレルギーになります。

人間の体は病気にならないように免疫機能が働いて、病原菌や異物を排除しようとするのですが、免疫機能が猫に対して過剰反応してしまうことで猫アレルギーとなり、猫に接したときや猫がいる空間にいるとき、酷いと猫を飼っている人と接しただけでも症状が出てしまいます。

赤ちゃんは様々なアレルギー反応に気を付けなければいけませんが、猫と人間の赤ちゃんが一緒に暮らす時には猫アレルギーにも注意が必要です。

猫に対してアレルギーを起こすかどうかは人それぞれ体質によって違いますし、猫アレルギーのアレルゲンが何かも人それぞれ違います。

また、猫アレルギーに限らずどんなアレルゲンに反応してアレルギーを起こすかも人それぞれ違うので、赤ちゃんのアレルギー反応には注意しなければいけません。

なお、猫アレルギーは、抜け毛・フケ・唾液。猫のホルモン物質・猫についてる埃などが主なアレルゲンとなります。

抜け毛は、長いのと短いのなら短毛の方が飛びやすいです。また、自分の体を舐めて毛づくろいするため、唾液が猫の体全体に付着しています。猫が直接人の手などを舐める事もあるので、注意しましょう。

生まれた赤ちゃんだけでなく妊娠中も猫には注意が必要です!

妊娠中にかかってしまうと胎児に影響がある病気などはありますが、その中にトキソプラズマがあります。猫から人間にうつる感染症で、妊娠中に初めて感染してしまうと胎児に重篤な障害がでたり、流産の危険があります。

猫を飼っていても感染を予防することや抗体があるかどうか確認することが出来ますので、必要以上に怖がることはありません。

トキソプラズマに感染しないための予防として、猫に生肉を食べさせない・庭やベランダを含め猫を外には出さない・他の猫と接触させないというのがルールです。

また、猫のトイレ掃除をするときは必ず手袋をして、猫とキスしたりなどのコミュニケーションはしない方が良いでしょう。

しっかりと予防を行えていれば、人間にトキソプラズマが感染することは稀ですので、神経質に考えなくても大丈夫でしょう。

なお、猫のトキソプラズマに対して抗体があるかどうかは、動物病院で調べてもらうことが可能です。飼い主が妊娠している時や妊娠を希望している場合は、一度検査してもらうと安心でしょう。

人間の赤ちゃんと猫が一緒に暮らすことで得られること

猫や犬を撫でると心拍数や血圧が安定する効果があるとしられ、アニマルセラピーも有名になってきました。

妊娠中につわりが酷くて苦しい時に猫が傍に寄り添ってくれるだけで、安らぎや安心感を感じることが出来るかもしれません。子供が産まれた後も、夜泣きで睡眠不足になったり疲れている時も、猫に癒されるでしょう。

赤ちゃんが成長して物心つき始める事には、人間だけでは教える事の出来ない優しさや他者への労わりなどを猫が教えてくれることになります。命の存在も実際に触れ合って感じさせることも出来るでしょう。

また、悲しい現実ですが、猫は人間よりも寿命が短いためいつかは旅立ってしまいます。どんな命にも終わりがある事やその瞬間まで一生懸命生きる姿などを教えてくれます。

子供にとって、人間よりも弱い動物の存在を知る機会になるだけでなく、守るべき存在を知り弱い物への優しくすることや面倒を見る事などを知り、責任感などを養うことにもつながります。

赤ちゃんがいると安全や衛生面など神経質になってしまいやすいですが、妊娠中や出産後は猫が家にいることをマイナスと捉えないでください。衛生面や安全は常識の範囲で気を付けて生活をしていれば問題ないはずです。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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